近年は動画によるコンテンツが拡大していて、動画の制作件数も年々増加しています。
そのため、これまでは動画を活用していなかった企業が、動画制作を始めるケースも珍しくありません。
動画制作の経験がないと「どれくらいの費用なのか」「求めるクオリティのものができるのか」など不安に思う方もいます。
「代行してもらいたい…」と思っている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、動画制作の代行を依頼した場合の基礎知識について詳しく解説していきます。
また、依頼した後の流れや、費用相場についても分かりやすく紹介しているので、参考にしてくださいね。
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動画制作を代行に依頼するメリット
動画制作を代行に依頼する場合にはどのようなメリットがあるでしょうか。
プロに依頼することで得られるメリットについて、解説していきます。
プロのクオリティで動画を制作できる
一番のメリットは、クオリティの高さにあります。
最近では、動画編集ソフトも進化していて一般の方でもプロ顔負けの動画を制作できることもあります。
しかし、それはPC操作に慣れていないと難しかったり、誰にでもできるわけではありません。
また、動画を制作するときは、目的があるはずで、目的を達成できる動画にする必要があります。
動画の目的とは、例えば以下のようなことです。
- ブランディング、認知拡大
- 集客、売上アップ
- 採用活動
- 社内の情報共有(マニュアル、理念など)
それぞれの目的に応じた演出や効果を加えると、目的も達成しやすくなります。
プロには豊富な経験から得た、ノウハウと技術があり、視聴者の関心を引きつけるクオリティの高い動画が期待できます。
時間と労力を節約できる
自社で動画編集ソフトを使って、クオリティの高い動画が作れたとしても、時間と労力がかかることは避けられません。
制作時間は、一例ですが、10分の動画で8時間ほどの目安となります。
動画編集作業に慣れていなかったり、パソコンのスペックが低い場合はさらに多くの時間がかかります。
目的に応じた動画を作るスキルがないと、制作途中で迷いがでて余計に時間を使う場合も多いです。
自社の社員が通常の担当業務の合間に、動画制作も行う場合は、まとまった時間を捻出できず細切れの作業になり効率が下がってしまいます。
しかし、動画制作の代行に依頼すれば、そのような時間と労力を節約することができます。
マーケティング効果を高められる
マーケティングとは、企業が顧客に向けて行う販売促進活動のことです。
動画制作とマーケティングは密接に関連していて、動画制作会社はマーケティングに関する知識も持っていることが多いです。
マーケティングの知識を活かし、ターゲット層を分析することで、効果の高い動画を作ることができます。
具体的には、以下の通りです。
- ターゲット層に響きやすい動画の内容
- ターゲット層に合わせた配信媒体
- ターゲット層に合わせた配信時間帯
「いつ、どこで、どのような内容の動画を配信すれば、一番効果があるのか」最適な戦略を提案してくれます。
動画制作代行の種類と選び方
動画制作代行には、依頼先によって以下の3つに分けられます。
- 動画制作会社
- フリーランス
- クラウドソーシング
それぞれにメリット、デメリットがあるため、比較して希望に沿った依頼先を選びましょう。
動画制作会社
動画制作会社とは、クライアントからの依頼に基づいて動画を制作する会社です。
動画広告、テレビ番組、映画などさまざまな内容の動画を撮影、編集しています。
以下のような方におすすめです。
- 知識がなく不安だから何から何まで任せたい
- あまり手間をかけたくない
- クオリティの高さを優先している
- アフターサービスやマーケティングなど、動画の制作以外のことも求めている
動画制作会社に依頼する場合のメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
・高品質 ・すべて任せられ労力がかからない ・実績によるノウハウが豊富 ・マーケティングを任せられる会社もある | ・費用が高い ・納期が長め ・関わる人数が多いため、柔軟性が低かったり意思疎通に時間がかかったりする |
不安がある方は、多くの実績を持つ動画制作会社を選んで、依頼するのが安心といえます。
フリーランス
フリーランスへ依頼とは、知人や、SNS(XやInstagramなど)で出会った人などに、直接依頼する場合です。
以下のような方におすすめです。
- 知人で引き受けてくれる当てがある
- 世界観が気に入っているなど、依頼したいフリーランスの人がいる
フリーランスには、駆け出しのクリエイターから、元TVディレクターなど経験豊富なベテランまで、さまざまなレベルの方がいます。
フリーランスに依頼する場合のメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
・費用が安い ・コミュニケーションが取りやすい ・納期が早め ・会社の規定にとらわれず、柔軟 | ・クオリティ、費用にバラツキがある ・代わりの人がいないため、事情があれば途中で中止される恐れがある ・トラブル時は自力で解決しないといけない |
費用は、会社運営にかかる費用や間接費が余計にかからないため、基本的には安い傾向にありますが、中には動画制作会社より費用が高いフリーランスもいます。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、企業側とフリーランスをマッチングさせるためのサービスです。
前述の「フリーランス」の方で、「クラウドソーシングサイト」に登録している人も多くいるため、サービスを通して、フリーランスに依頼するイメージです。
代表的なサイトをご紹介します。
サイト名 | 特徴 |
---|---|
クラウドワークス | 業界最大手で登録者数が多い性別、評価などさまざまな条件で検索できる |
ランサーズ | クラウドワークスに次ぐ登録者数実名制を推奨していて信頼性を重視 |
ココナラ | ビジネスからプライベートまで内容が幅広いビジネスをサポートする「ココナラアシスト」がある |
クラウドソーシングサイトから動画制作を依頼する場合の、メリット、デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
・多くのクリエイターが登録している ・検索機能で条件にあった人を選べる ・「仮払い制」により、トラブル発生時は支払った料金が返金される ・困ったことがあれば事務局に相談できる | ・サイトによっては、手数料がかかる ・プロフィール情報だけで、依頼先を決めるため、選定が難しい ・フリーランスの場合と同様、1人で制作しているため、途中で中止されるリスクがある |
サイトが仲介してくれるため、フリーランスに直接依頼する場合と比べて、トラブルを防ぎ安心して利用することができます。
メリット、デメリットを比較しながら、希望に合った依頼先を検討してみましょう。
動画制作代行の依頼の流れ
動画制作代行に依頼した場合の流れは以下の通りです。
- ヒアリング・打合せ
- 企画・構成
- 撮影
- 編集
- 納品
一つずつ詳しく見ていきましょう。
ヒアリング・打ち合わせ
動画制作において、重要なのがヒアリング・打合せです。
打合せで決めておきたい項目は以下の通りで、さまざまなことを明確にする必要があります。
- 目的
- ターゲット
- 伝えたいメッセージ
- 配信媒体など、どのように使うか(YouTube広告、自社サイトに掲載、展示会で使うなど)
- 動画の長さ
- 編集方法(実写映像、アニメーション映像)
- 動画で使う素材は、どのくらい撮影の必要があるか(自社で用意できる素材があるか)
決めることが多いと感じるかもしれませんが、依頼主・依頼先とで初めに認識を共有しておくことが大事です。
イメージと違う動画になってしまい、大幅に修正を依頼して追加の費用が発生するというようなトラブルを防ぐことができます。
企画・構成
企画・構成の段階では、ヒアリングで決まった内容を基にして、実際にどのような動画にするか決めていきます。
依頼先から、以下のような提案をしてもらいます。
- ストーリーボードや絵コンテを使って、動画を視覚的に表現
- 台本や脚本を使って、動画を文章化して表現
- 完成までの詳細なスケジュール
この後の撮影や編集の工程では、ここで決まった構成案を軸にして作業するため、細かいところまで詳細に決定しておくことが大事です。
撮影
撮影の工程は、撮影が必要な場合と、不要な場合で異なります。
「撮影が不要」とは、例えば以下のような場合で、その代わりに動画で使うための素材(画像やイラスト)を用意します。
- アニメーション映像の場合
- 画像やイラストをつないで制作する動画の場合
- 実写映像でも、依頼主(クライアント)が社内で撮影するなどして映像が既にある場合
「撮影が必要」な場合は、以下の段取りが必要となります。
- カメラ、マイク、照明など撮影機材の準備
- 監督、プロデューサー、キャストの準備
- ロケーション場所の準備
- 衣装、小道具、メイクの準備
撮影をする場合は、撮影漏れによる追加のロケが発生しないように、事前準備が非常に重要です。
編集
編集の作業は、集められた映像、画像、イラストなどを使って、一つの動画を完成させることです。
具体的には、以下の流れで行います。
- 使う素材のピックアップ
- 素材をつなぐ
- 音声を入れる(BGM、ナレーション、効果音)
- エフェクトなど特殊効果を付ける
動画を完成させる重要な工程であり、効果的な動画にするためのスキルやノウハウが求められます。
納品
編集が完了し、依頼主(クライアント)からOKをもらったら、いよいよ納品となります。
納品するときは、指定の納品形式に合わせて出力します。
納品後に、依頼主の確認が取れたらプロジェクト完了です。
動画制作の相場
動画制作の費用はさまざまな要素が絡み合って決まるため、少しわかりづらくなっています。
動画制作費用の相場について詳しく見てみましょう。
動画の種類と相場
動画の種類には、大きく分けて実写映像とアニメーション映像があります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
種類 | 相場 | 特徴 |
---|---|---|
実写映像 | 30~150万円 | ・アニメーション映像より高い場合が多い ・ロケの規模が大きくなると費用も高くなる |
アニメーション映像 | 10~100万円 | ・実写映像より安いことが多い ・ただし、3DCGなど高度な技術を使うと、数百万円かかることもある |
ただ、こちらの金額はあくまで相場であり、TVCMのようなクオリティを希望する場合は、数百万円かかる場合もあります。
費用に影響する要素
動画制作の費用は、相場に開きがあるため「結局いくらなんだろう?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
費用に影響する要素は以下のようになっています。
依頼先による違い
種類 | 費用 |
---|---|
クラウドソーシングサイト | 下に行く程高くなる |
フリーランス | |
動画制作会社 |
動画の長さによる違い
種類 | 費用 |
---|---|
短い | 下に行く程高くなる |
長い |
動画の使用用途による違い
種類 | 費用 |
---|---|
社内マニュアル | 下に行く程高くなる |
インタビュー形式 | |
商品紹介 | |
企業紹介 | |
ブランディング | |
CM |
実写映像の違い
出演者 | ロケ場所 | スタッフの人数 | 費用 |
---|---|---|---|
社員 | 社内 | 少ない | 下に行く程高くなる |
プロの演者 | 近場 | 中 | |
有名タレント | 宿泊を伴う遠方 | 多い |
アニメーション映像の違い
種類 | 費用 |
---|---|
既存のイラストをつないだシンプルな構成 | 下に行く程高くなる |
プロのイラストレーターが制作したイラストを使用 | |
CGを使った滑らかな動き | |
TVCMのような高いクオリティ |
このように、さまざまな要素が複雑に絡み合って動画制作の費用が決まっています。
費用を抑えるポイント
費用を抑えるためのポイントは、できるだけ依頼先の工数や作業量を減らすことです。
具体的には以下のようなことが挙げられます。
- 動画の分数を短くする
- 実写の場合は、撮影日数を減らしたり、ロケ地を1ヶ所に絞って移動時間を減らす
- 素材は自社で用意する
- イラストや画像は無料や有料でダウンロードできる素材を用意する
- 高度な技術は高額なので、あまり使わない
- 「ナレーションだけ」「撮影だけ」など部分的にフリーランスに依頼する
しかし、あまり費用をおさえるための対策をしすぎて、動画のクオリティが低くなってしまっては本末転倒です。
お金をかける部分と、かけない部分にメリハリをつけるなどして、ちょうどよいバランスを探っていきましょう。
動画制作の依頼時に伝えるべきこと
依頼時のヒアリング、打合せが重要な工程であることは前述の通りです。
では具体的に、依頼時に何を伝えればよいかについて確認しましょう。
目的
動画の目的とは「なぜその動画が必要なのか」についてです。
動画制作の目的として、よくある例は以下の通りです。
目的 | 内容 |
---|---|
ブランディング | 企業のイメージを向上させ、販売促進につなげる |
認知度向上 | 企業の認知度を向上させる |
商品紹介 | 商品を紹介し動画を見た人にアクションを起こしてもらう |
社内向け | 業務マニュアル、研修などに使われる |
依頼主(クライアント)と依頼先とで、目的を共有しておきます。
そうすると、完成イメージがズレてしまうことを防げます。
ターゲット
ターゲットは、目的と並んで明確にしておきたい項目です。
動画を「誰に向けて作るのか」以下のようなことを設定して、依頼先に伝えます。
- 性別
- 年齢層
- 地域
- 家族構成
- 職業
- 興味関心
ターゲットと混同しやすい言葉に、「ペルソナ」というものがあります。
ペルソナとは「架空の顧客の人物像」という意味のマーケティング用語で、動画制作の場でも使われることがある考え方です。
ターゲットとペルソナの違いは以下の図の通りです。
ペルソナを設定すると、より具体的にターゲットを分析することができるため、動画の効果が高くなります。
イメージ
イメージを伝えるのに最も適しているのは、参考動画を提示することです。
参考動画を依頼先に伝えるのは、イメージを的確に共有できるため、必ず行うことをおすすめします。
また、参考動画だけではなく、重要度の高いことは、文章化して伝えることも食い違いを防ぐために必要です。
予算
予算金額を伝えることで、動画制作の依頼先は最適なプランを提案することができます。
提案が予算オーバーの場合、いくらまで追加できるか、いざという時のために検討しておきましょう。
納期
希望する納品日を、以下のように具体的に伝えます。
- 何月何日に商品が発売されるので、〇月〇日までに必要
- 何月何日にイベントがあり、それに間に合うようにしたい
納期がきちんと守られるか、途中経過を確認するような仕組みがあるかも確認しておきましょう。
動画制作の注意点
動画制作における注意点は、主に以下の3点です。
- 著作権・肖像権
- 契約内容
- コミュニケーション
それでは、詳しく見ていきましょう。
著作権・肖像権
動画制作において「著作権」と「肖像権」は、避けては通れない問題なので、しっかり把握する必要があります。
詳しくは以下の表をご確認ください。
著作権 | 肖像権 | |
---|---|---|
定義 | 著作物を創作した者に与えられる、自分が創作した物を無断利用されない権利 | 個人の顔などを許可なく他人に撮影・公表されないための権利 |
法的根拠 | 著作権法 | 憲法「幸福追求権」を根拠にした判例で確立されている |
対象の例 | イラスト、画像、BGMなどの音楽、キャラクター、ダウンロード素材 | すべての人物 |
注意点 | ・ダウンロード素材の場合、商用利用が不可の場合があるため規約をよく読むこと ・意図せずキャラクターなどが映りこんでいないか確認する | ・動画に登場する人の許可が必要 ・例え社員であっても許可がいる ・意図せず街頭の映像などに人の顔が映りこんでいないか確認する |
詳細確認 | 公益社団法人著作権情報センター | 東京都消費生活総合センター |
法的な問題に発展する恐れもありますので、動画制作に関わる場合は基礎知識として知っておきましょう。
契約内容
契約書には、以下の内容が明記されているか確認し、記載がなかったら追記してもらうようにします。
- 担当する業務の範囲
- 納期
- 費用
- 修正回数について
- アフターフォローなど、その他のサービスについて
口頭で話ができていれば、必要ないと思う方もいますが、トラブルを未然に防ぐために、契約は大事な作業となります。
コミュニケーション
依頼先が、動画制作会社の場合、営業担当、プロデューサーなど関わる人が何人かいます。
それぞれ、コミュニケーション力があり、信頼できる人物かは、重要な要素です。
コミュニケーション力が大事な理由は以下の通りです。
- 必要な情報をクライアントから聞き出す必要があるから
- 依頼内容をよく理解していないと、ピッタリ合うクリエイター(監督、編集者など)を割り当てられない
- 「クライアントの修正依頼を作業チームに伝える」など社外と社内の橋渡しをするから
フリーランスに依頼する場合と異なり、動画制作会社の場合は何人もの人が制作に関わります。
そのため、取りまとめてくれる人がコミュニケーション力があるかは、大事なチェックポイントです。
動画制作代行の活用事例
動画制作代行を依頼する場合、どのような活用事例があるのかをご紹介します。
実際に制作された動画もありますので、ぜひ再生してみて参考にしてください。
事例1:企業VPでブランドイメージ向上
「企業VP(ビデオパッケージ)」とは、企業が特定の目的のために制作する動画のことをいい、以下のものはすべて「企業VP」に当たります。
- 商品の紹介動画
- ブランディング動画
- 採用活動で使う動画
- 社内マニュアル動画
よく似ている言葉に「企業PV(プロモーションビデオ)」があり、こちらは企業が販売促進のために制作する動画のことで、企業VPよりも限定されます。
ご紹介する動画は、不動産関連事業を行う会社のブランドイメージ向上のために制作された動画です。
「100年つづく家を創るために」チーム一丸となってお客様の想いを形にする企業マインドをアニメーションで表現しました。(動画の説明文より引用) |
具体的な商品やサービスの説明をするのではなく、企業の取り組み姿勢を表現しています。
TVアニメのようなクオリティの高いアニメーション映像はストーリー性を感じさせ、見る人を惹きつけます。
ブランディング動画は尺の長い映像が多いですが、こちらは30秒とコンパクトにまとまっていて、疾走感のある音楽も相まって最後まで離脱せずに見てもらいやすいです。
見た後は、企業に好意的なイメージを持つ人を増やすことができる効果的な動画です。
事例2:商品紹介動画で売上アップ
商品紹介動画は、商品やサービスの特徴を瞬時に分かりやすく伝えることができるため、以前からTVCMなどで使われています。
最近では、SNSの動画広告が普及し、商品紹介動画を制作する企業も年々、増加傾向です。
商品紹介動画には以下のような特徴があります。
- 短時間で多くの情報を伝えられる
- 言葉で伝えるよりも分かりやすい
- 演者と自分自身を重ねることができ、商品を使いたくなる効果がある
- イメージが湧きにくい無形サービス(金融、IT業界など)も的確に伝えられる
ご紹介する動画は、ポータブル電源の商品紹介動画です。
充電速度という新しい比較軸を市場に生み出すために、充電速度の早さ=行きたい!と思ったらすぐに行ける。というコピーに変換し、インパクトのある演出にしています。(動画の説明文より引用) |
1時間で80%充電できるため、思い立ったらすぐキャンプに行けることを表すため、スタジオのように見せかけて実はキャンプ場だったという演出をしています。
演出のアイディアにより、強い印象を残すことに成功しています。
「商品の魅力を伝えて、購買意欲を高める」という目的を達成している効果的な動画です。
事例3:採用動画で応募者増加
最近では、スマートフォンで情報収集する人が多いため、SNSで採用動画の広告を配信する企業も増えてきています。
採用動画では「こちらで働きたい!」と、つい応募したくなるような動画が求められます。
また、ターゲットによって、以下のように動画の作り方を変えることが必要です。
ターゲット | 動画の内容 |
---|---|
新卒入社(大学生の男女) | ・トレンドに敏感な若い世代が好むもの ・初めて入社する会社となるので安心感を伝える |
中途入社(20代~30代の男女) | ・社会人経験が役立つなど、中途入社に合った内容 ・結婚、子育てなど30代でも安心して働けることを伝える |
パート子育てがひと段落した主婦(30代~50代の女性) | ・子育て中の女性でも働きやすいことを伝える ・昇給制度などやりがいを伝える ・活躍中の主婦などを紹介する |
また、すべてのターゲットに共通しているのが、ターゲットと同じような社員のインタビュー動画を入れるのも効果的です。
自分と同じような人が活躍していることがわかれば、安心感につながります。
ご紹介する動画は、電子計測器などを製造・販売している会社の採用動画です。
一人の女性社員が様々な部署の方と共に働いている様子を描いています。オフィスだけではなく、工場やオンライン会議など色々な環境で、女性社員が活躍していることが伝わってきます。(動画の説明文「ストーリー」より引用) |
具体的に、どのような方が活躍しているかを描くことでイメージが湧き親近感を感じることができます。
動画を制作する前に、コンセプトを明確にすることが、ターゲットに響く動画にするためのポイントです。
よくある質問
ここでは、動画制作代行に関するよくある質問をご紹介します。
動画制作代行を検討している方は、参考にしてみてください。
動画制作代行とは何ですか?
動画制作代行とは、プロのクリエイター(編集者)が動画の制作を代わりに行うサービスのことです。
動画制作代行を依頼する場合の、メリット、デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
・クオリティの高い動画が作れる ・社内の時間と労力がかからない編集ソフト、カメラなどの初期投資が不要 | ・費用が高い ・完成まで数ヶ月かかることもある ・社外とのやり取りになるので意思疎通が大変 |
最近では、動画編集ソフトも進化していて、一般の方でもクオリティの高い動画を作れる場合もあります。
状況に応じて、依頼するかどうかを検討してみましょう。
動画制作代行の費用はいくらですか?
動画制作にかかる費用は10万円〜200万円くらいと、開きがあります。
それには、制作したい動画の内容によって、料金が大きく異なるからです。
基本的には、動画制作会社の工数がかかればかかるほど、費用が高くなります。
人件費が発生することをイメージしてもらうと分かりやすいですよね。
具体的な費用が知りたい場合は、相談は無料の会社がほとんどなので、問い合わせをしてみましょう。
動画制作代行の依頼方法は?
動画制作代行を依頼する場合は、以下のような流れで進んでいきます。
- 問合せ
- ヒアリング
- 企画、構成の検討
- 見積に納得したら契約
事前に決めておくこと、準備しておくと良いことは以下の通りなので、動画制作をスムーズに進めるために検討しておきましょう。
- 予算、納期
- 参考動画の用意
- 目的、ターゲットを決める
- 動画の長さ
- 表現方法
- 伝えたいメッセージ
依頼先には、大きく分けて「動画制作会社」か「フリーランス」がありますが、依頼先を選ぶときの見極め方は以下の通りです。
- 実績の質や量は豊富か
- 自分が希望する内容の動画の実績があるか
- 修正に費用は必要か
- コミュニケーションをとれるか
なかでも、ヒアリングをしてくれる担当者との相性は重要です。
返信が早いか、コミュニケーション力はあるか、質問の回答が的確かなどを確認してみましょう。
動画のクオリティに影響することなので、信頼できる担当者がいる会社を選ぶのがおすすめです。
動画制作代行の納期はどれくらいですか?
動画制作の納期は、一般的には1ヶ月〜3ヶ月といわれています。
以下の図は、よくあるスケジュールを示したものです。
短い動画やシンプルな内容のものは1ヶ月未満で完成したり、長い動画や大規模なロケを行うものは3ヶ月以上かかる場合もあります。
もし、納期を早くしたい場合は以下のような対応を心がけます。
- 動画制作会社から提出を求められた資料(商品画像や会社のロゴなど)はすぐに提出する
- 途中経過で確認を求められたら、早めに返信する
- チェック体制をはっきりさせておく(意見が割れた場合などに何を優先させるか)
- 動画の目的とターゲットを明確にしておき、対応に迷わないようにしておく
大幅に早められるわけではありませんが「社内での確認に1,2週間かかってしまった」というようなことが起きると、納期がその分遅くなる場合もあります。
依頼主側の事情で納期が遅れてしまうことのないように、事前に準備をしておきましょう。
まとめ
動画制作代行に依頼する場合の基礎知識や相場について解説しました。
本記事をまとめると以下の通りです。
- プロに依頼するとクオリティの高い動画を効率的に制作できる
- 動画制作を依頼するときは、目的とターゲットを明確にすることが大事
- 動画制作の成功には、担当者との良好なコミュニケーションが欠かせない
- 動画制作の費用は、表現方法などにより大きな差がある
ぜひ、記事を参考にして、目的を達成できる効果的な動画を制作してくださいね。
お絵かきムービーではホワイトボード上で書いたり消えたりする動作を組み込むことで、視聴者を釘付けにする効果をもたらします。
その中で商品紹介や企業PRを行えば、より多くのユーザーにリーチできるため、短い動画でもインパクトを与えられます。
さらに、通常の動画制作よりもコストを抑えて制作依頼ができるのでおすすめです!
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