企業のPR動画とは？依頼先別の費用から安く抑えるコツまで解説！

ここ数年、動画コンテンツ市場の規模が拡大しており、PRのために動画コンテンツを活用する企業が増えています。

企業のPR動画を制作する際は、制作会社やフリーランスに依頼するのが主流ですが、依頼先によって費用がどのように変わるのか気になる人も多いでしょう。

本記事では、企業PR動画の制作費用相場を依頼先別に紹介します。

どの依頼先を選べばいいのか、それぞれのメリット・デメリットについてもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

依頼先によっては損をしてしまう可能性もあるので、これから動画制作を依頼しようと考えている企業は、本記事を参考に依頼先を選んでみましょう。

企業PR動画とは？

企業PR動画とは、企業のブランディングなどを目的として作られる動画のことです。

動画にすることで、Webサイトなどで見るよりも企業の魅力が伝わりやすくなり、知名度の向上や求職者への広報効果に繋がります。

以下で企業PR動画について、さらに詳しく確認していきましょう。

企業PR動画の目的と効果

企業PR動画には、主に以下のような目的があります。

• ブランドのイメージアップ
• 認知度のアップ
• 求職者に向けての採用支援

ブランドのイメージや認知度が上がれば、新しい顧客にも繋がり売上アップに繋がります。

また、求職者に向けてのアピールにもなるので、求人への応募者が増えたり、より優秀な人材が集まりやすくなったりするでしょう。

企業PR動画の種類

企業PR動画といっても、その中にはいくつか種類があります。

以下で企業PR動画の種類とその特徴について紹介します。

種類	特徴
ブランディング動画	・ブランドのイメージを上げる動画 ・何を行っている企業なのか認知度を上げるのが目的
商品紹介動画	・自社内の商品やサービスを紹介する動画 ・商品の魅力だけでなく使い方など詳しく解説することで購入率を上げるのが目的
事業紹介・IR動画	・事業内容や業績などを紹介する動画 ・株主や投資家へ情報を開示することが目的
リクルート動画	・会社の雰囲気や社員の働き方を紹介する動画 ・求職者に向けて会社のリアルな雰囲気を発信し就職後のギャップをなくすのが目的 ・優秀な人材をより多く集める目的もある

企業PR動画は、どの種類かによってターゲットや伝えるべき内容、目的が変わります。

全ての内容を詰め込んでしまうと、逆に何を伝えたいのかわかりづらくなるため、種類を絞って制作する必要があるでしょう。

成功する企業PR動画の事例

ここではお絵描きムービーで制作した、企業PR動画の事例を紹介します。

以下は株式会社THE DOG COMPANYのサービス紹介動画です。

上記のPR動画では移動型トリミングサロンという、新しい形態のトリミングサロンの魅力を手書きアニメーションで紹介。

アニメーションによる表現で、魅力や情報が伝わりやすく、認知度の向上に繋がる効果があります。

動画時間も3分程度で見やすく、伝えたい内容を厳選して分かりやすくまとめられているので、最後まで動画を見てもらえるような工夫が施されているのが分かりますね。

このように成功する企業PR動画には、以下のような特徴があります。

• 飽きのこない構成と演出で最後まで見やすい
• 伝えたい内容が明確にまとめられている
• 動画時間が長すぎず気軽に見れる

企業PR動画で成功するには、上記のようなポイントを意識すれば良いでしょう。

企業PR動画の制作費用相場

依頼先別の企業PR動画の制作費用相場は以下の通りです。

依頼先	費用相場
動画制作会社	20万円～100万円程度
フリーランス	10万円～100万程度

上記はあくまでも目安程度に留めておきましょう。

以下でさらに詳しく解説していきます。

動画制作会社に依頼する場合の費用相場

動画制作会社に依頼する場合の費用相場はおよそ、20万円～100万円程度です。

ランサーズで紹介されている、項目別の費用相場を以下で紹介します。

費用項目	費用の相場
簡易的なPR動画	20～35万円前後
インタビューや製品紹介込みのPR動画	40～80万円前後
特殊機材や3DCGなどの技術を取り入れたPR動画	60～100万円前後

費用相場は制作会社によっても変動するため、上記の相場はあくまで目安です。

制作会社に依頼する場合の特徴としては、フリーランスよりも人件費と機材費がかかりやすいことです。

ただし、制作会社によっては低価格での制作を売りにしている場合もあります。

良い制作会社に出会えれば、低予算で品質の高い動画が制作できるでしょう。

　<h3>フリーランスに依頼する場合の費用相場</h3>

フリーランスに依頼する場合の費用相場は、10万円～100万円程度です。

ランサーズで紹介されている、項目別の費用相場を以下で紹介します。

費用項目	費用の相場
簡易的なPR動画	15万円～
インタビューや製品紹介込みのPR動画	30万円～
特殊機材や3DCGなどの技術を取り入れたPR動画	20～50万円前後

フリーランスは基本的に全ての作業を1人で行うため、人件費がかかりづらく費用相場も低めです。

また、制作会社のような決まったルールが少なく、柔軟に対応できるため交渉次第では費用やスケジュールの相談もしやすいでしょう。

制作費用を抑えるコツ

制作費用を抑えるコツは以下の通りです。

• 複数の制作会社やフリーランスに見積もりを依頼する
• 動画制作の一部の工程だけを依頼する
• 尺を短くする
• 補助金を利用する
• 静止画やアニメーションをメインに動画制作する

動画制作には撮影や編集などさまざまな工程があり、工程ごとに費用がかかります。

撮影だけや編集だけなど一部の工程だけを依頼することで、費用を抑えられるでしょう。

また、依頼先によっても制作費用は変動します。

同じクオリティでも低コストで制作してくれる依頼先もあるので、複数の制作会社やフリーランスに見積もりを依頼するのもおすすめです。

動画の尺を変更したり、静止画やアニメーションをメインにするなど、制作内容でも費用を抑えられるでしょう。

動画制作会社に依頼するメリット・デメリット

動画制作会社に依頼するメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット	デメリット
・品質の高い動画が制作できる ・企画から納品、その後運用まで一貫してサポートしてくれる ・信頼できる	・費用が高くなりやすい ・完成までに時間がかかる場合がある

次から詳しく確認していきましょう。

メリット

制作会社に依頼するメリットは以下の通りです。

• 品質の高い動画が制作できる
• 企画から納品、その後運用まで一貫してサポートしてくれる
• 信頼できる

制作会社は高性能な機材を揃えており、さまざまな撮影・編集技術が使えます。

その分、高品質な動画が制作しやすいのが最大のメリットです。

また、企画から納品まで一貫してサポートしてくれるのも特徴的です。

動画制作をしたことがない企業でも、企画の時点からプロのアドバイスが貰えるので、マーケティングに効果的な動画が制作できるでしょう。

制作会社としての信用度があるので、初めて動画制作をする方は特に、制作会社に依頼する方が安心です。

デメリット

制作会社に依頼するデメリットは、以下の通りです。

• 費用が高くなりやすい
• 完成までに時間がかかる場合がある

高品質な動画を制作するために、性能の高い機材を使ったり、多くの人材を使ったりするので、費用は高くなってしまいます。

また、制作会社は色んなクライアントと並行して仕事をしていることも多く、スケジュール調整の難しさがデメリットです。

急なスケジュール変更などにも対応しづらいため、完成まで時間がかかることが多いでしょう。

フリーランスに依頼するメリット・デメリット

フリーランスに依頼するメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット	デメリット
・費用を抑えられる ・スケジュールや要望にも柔軟に答えてくれる ・コミュニケーションがスムーズに取れる	・スキルに差がある ・信頼しづらい

次から詳しく確認していきましょう。

メリット

フリーランスに依頼するメリットは、以下の通りです。

• 費用を抑えられる
• スケジュールや要望にも柔軟に答えてくれる
• コミュニケーションがスムーズに取れる

フリーランスの最大のメリットは、費用を抑えられることです。

フリーランスは撮影から編集まで全て1人で行っているので、人権費などがかかりません。

1人だからこそ柔軟に動きやすく、急なスケジュール変更や要望にも答えてくれるケースが多いです。

依頼内容や契約内容についてコミュニケーションを取るのも本人だけなので、誰かを介すことなくスムーズに連絡が取れます。

デメリット

フリーランスに依頼するデメリットは、以下の通りです。

• スキルに差がある
• 信頼しづらい

フリーランスによっては技術や経験に差があるので、求めている動画が完成しないケースもあります。

また、契約面に関しても緩く、信頼しづらいデメリットもあるでしょう。

フリーランスに依頼する際は、実績やポートフォリオなどを事前にチェックした上で依頼してください。

動画制作会社・フリーランスの選び方

動画制作会社やフリーランスに依頼する際は、以下のポイントを意識して選びましょう。

• 制作実績を確認
• ポートフォリオで動画のクオリティをチェック
• 過去の顧客の評判を調べる
• 見積もり内容を比較
• コミュニケーションの取りやすさ

次から詳しく確認していきましょう。

制作実績を確認

まずは制作実績を確認しましょう。

企業PR動画を依頼しようとしている場合は、企業PR動画の実績の多さやクオリティを確認してください。

依頼したいジャンルの実績が多ければ、その分知識や経験も豊富ということなので、信用して依頼できるでしょう。

また、実績のPR動画の中でも、自社が求めている動画と似たものがあれば、依頼した際スムーズに制作は進みやすくなります。

ポートフォリオで動画のクオリティをチェック

フリーランスに依頼する際は特に、ポートフォリオのチェックをしましょう。

ポートフォリオを確認すれば、その人がどんな技術を使えるのか確認できます。

「依頼したのに求めている動画にならなかった」となってしまわないよう、事前にどのぐらいのクオリティを出せるのか確認しておきましょう。

過去の顧客の評判を調べる

特定の制作会社やフリーランスの人をネットで調べれば、過去の顧客の評判を調べられます。

実際に利用した人のリアルな声は参考になるので、調べておきましょう。

ホームページを見た感じは良さそうだったのに、口コミでは評判が悪かったという依頼先は危険なので、評判の良い依頼先を選ぶ方が安心です。

見積もり内容を比較

依頼先によっては、同じ依頼内容でも費用に差が出ます。

たまたま依頼した先が相場よりも高い費用がかかってしまう場合もあるので、複数の制作会社やフリーランスに依頼して、見積り内容を比較しましょう。

その中で最も条件の良かったところに依頼するのがおすすめです。

また、見積りを依頼した際、細かく費用の内訳を提示してくれているか確認しましょう。

依頼後に予定外の追加料金がかかってしまうケースもあるので、細かく提示してくれる依頼先の方が信頼できます。

コミュニケーションの取りやすさ

制作スキルだけなく、コミュニケーションの取りやすさも大切です。

コミュニケーション面では、以下の点を意識しましょう。

• 返答や対応が早いか
• 丁寧な対応をしてくれるか
• こちらの意図を汲み取ってくれるか
• 企画などの提案の説明が分かりやすいか

また、直接やり取りをする人との相性も大切です。

コミュニケーションが取りづらいまま依頼を進めてしまうと、良い動画も制作できません。

コミュニケーション面も必ずチェックしておきましょう。

企業PR動画の企画・構成

ここからは、企業PRを実際に制作する際の流れや、意識すべきポイントを解説していきます。

自社内だけで動画制作をしようとしている方はもちろん、外部に依頼する方も良い動画を制作するために確認しておきましょう。

ターゲット層を明確にする

PR動画の企画や構成を考える際は、まずターゲット層を明確にしましょう。

誰をターゲットにするかどうかで、動画のアプローチ方法も変わります。

ターゲットは、以下のようにできるだけ細かく設定しましょう。

• 30代女性の育児に忙しい主婦
• 20代男性の就活をしている男性など

ターゲットが絞れていれば、どのような動画が効果的なのかも判断しやすいでしょう。

目的を定める

ターゲットが決まったら、目的を定めましょう。

PR動画における目的とは以下のようなものです。

• 新規の顧客を獲得したい
• 商品の購入率を上げたい
• 企業の知名度を上げたい
• 求人の応募者数を増やしたい

目的が定まれば、どんなジャンルの動画を制作するか決められます。

逆に目的を決めず動画制作をしてしまうと、何を伝えたいのか分からない動画になってしまい、動画の効果を発揮できないでしょう。

ストーリーで魅せる

PR動画は人を引き付ける内容の方が、見てもらえる可能性が高くなります。

特におすすめなのがストーリー仕立ての動画です。

以下は、ストーリー仕立てのPR動画例です。

このようにストーリーで魅せることで、飽きづらい動画になりマーケティングの効果が発揮できるでしょう。

動画の構成要素

企画や構成の時点で、動画の構成要素も決めておきましょう。

例えば商品を紹介する企業PR動画の場合、動画は以下のような構成になります。

1. オープニング
2. 企業紹介
3. 商品・サービス紹介
4. メッセージ
5. エンディング

構成の流れを決めておけば、今後の制作もスムーズに進みます。

流れだけでなく、構成ごとの絵コンテなども制作しておくと良いでしょう。

企業PR動画の撮影

企業PR動画の撮影をする際は、以下の要素を決める必要があります。

• 撮影場所
• 撮影機材
• 出演者

次から詳しく確認していきましょう。

撮影場所

企業PR動画を制作するなら撮影場所は、自社内で行うのがおすすめです。

撮影場所の準備は制作会社側に依頼することもできますが、自社でできることはなるべく自社内で完結させておけば、費用も安く済むでしょう。

もし自社で準備を行う際は、以下の点を確認しておきましょう。

• 撮影場所を使用する許可や使用する時間の確保
• 駐車場の有無
• 撮影場所の明かりやスペースの確認

制作会社側に聞かれた場合は、上記の状況も伝えるようにしましょう。

撮影機材

自社で撮影する際は、撮影機材も準備しなければいけません。

高品質な動画を制作するには、機材も性能の高いものを用意しましょう。

撮影に必要な主な機材は、以下の通りです。

機材	機材を選ぶポイント
カメラ	・画質の良さ ・外の撮影か部屋の撮影どちらに向いているか ・長時間の撮影ができるか
三脚	・脚の長さ ・持ち運びやすいか ・耐荷重量
マイク	・音質の良さ ・周囲の音を拾いづらいか
照明	・消費電力が大きいか ・光源の面積が広いか

制作する内容に合わせて、適宜小道具なども用意すると良いでしょう。

出演者

動画に人物を出演させる場合は、出演者のキャスティングを行いましょう。

企業PR動画の場合は、自社内の社員などを出演者にすれば低予算で済ませられます。

出演者がいる場合は、撮影とのスケジュール調整が必要です。

直前のキャスティングだとスケジュール調整が難しいため、早めにスケジュールを確保しておきましょう。

企業PR動画の編集

企業PR動画の編集をする際は、以下の要素を決める必要があります。

• 編集ソフト
• テロップ
• BGM
• 効果音
• アニメーション

次から詳しく確認していきましょう。

編集ソフト

企業PR動画を編集する際におすすめの編集ソフトは、以下の通りです。

編集ソフト	特徴
Adobe Premiere Pro	・プロ仕様のソフトで使える機能が豊富 ・自動文字起こし機能がありインタビュー動画に向いている ・初心者は使いこなすまで時間がかかる
LetroStudio	・法人利用に特化しており、初心者でも扱いやすい ・ビジネス向けのテンプレートが豊富に用意されている ・1時間以上の動画編集には向いていない
RICHKA	・デジタル広告に特化している ・1本の作成にかかる時間が短く量産できる ・サブスクタイプで継続的に費用がかかる

編集でどんな演出をしたいか、どんな表現をしたいかによって編集ソフトを選ぶと良いでしょう。

LetroStudioのようにビジネス動画に特化したものもあるので、動画編集をしたことが無い場合は、初心者で扱いやすいソフトを使うのがおすすめです。

テロップ

テロップは話している内容を視覚的にも表せるうえに、補足情報も付け加えられます。

音の環境が悪く聞き取りづらい動画になっている場合は、特にテロップは重要です。

また、テロップは自由にデザインを変えられるため、カラーやフォントによって動画のイメージも変化するでしょう。

動画の雰囲気に合ったテロップを入れることをおすすめします。

BGM

BGMは動画の背景で流れる音楽を指します。

BGMも動画の雰囲気を変える要素の1つなので、動画に合ったBGM選びが大切です。

フリー音源から使用すれば問題ありませんが、BGMによっては著作権侵害にあたる場合もあります。

BGMを使用する際は、使ってもいい音源か事前に確認しておきましょう。

効果音

効果音は特定の音に対してつける音のことです。

効果音を入れることで動画にメリハリが付き、見る人を引き込む効果が得られるでしょう。

ただし、入れすぎると逆にうるさい印象を与えてしまうため、使いすぎには注意です。

アニメーション

アニメーションとは、イラストを自由に動かして躍動感を与える技術です。

アニメーションの使用は必須ではありませんが、自社内にオリジナルキャラクターがいる場合におすすめの技術です。

キャラクターを動かすことで、視聴者の印象に残ったり親近感を与えたりできるでしょう。

アニメーション動画が制作できるかどうかは、編集ソフトによっても変わるので、アニメーションが作れるソフトかどうか確認しておきましょう。

よくある質問

企業PR動画についてよくある質問を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

著作権について

著作権とは以下のような権利のことを言います。

「著作権」とは、「著作物」を創作した者（「著作者」）に与えられる、自分が創作した著作物を無断でコピーされたり、インターネットで利用されない権利です。

自社内で動画を制作する場合は、BGMや画像などが著作権を侵害していないか確認しましょう。

制作会社などに依頼する場合は、完成した動画の著作権が誰に帰属するのかも確認すべきポイントです。

例えば作られた動画の著作権が、制作会社側に帰属していた場合、元々契約していた媒体以外で許可なく動画を使用することは著作権侵害にあたります。

動画を公開する期間や二次利用など、契約内容によって変わるため、必ず著作権関係の契約内容はしっかり確認しておきましょう。

動画の修正について

修正をしてもらえる回数や無料で何回まで修正できるのかは、依頼先によって異なります。

修正にかかる料金を把握しておらず、気づいたら想定外の追加料金が発生していたということも起こり得るので、事前に修正回数について確認しておきましょう。

修正に関しては、見積書などに記載されていることがほとんどです。

もし記載されていない場合は、制作側に問い合わせましょう。

納品形式について

動画にはMP4やMOVなどファイル形式というものがあります。

どの媒体で動画を公開するかによって適した形式も違うため、制作会社に依頼する際は、納品形式も把握しておきましょう。

適したファイル形式を把握しておらず、いざYouTubeにアップロードしようとしたらエラーが出てしまう可能性もあります。

以下でファイル形式とそれぞれに適した媒体を紹介するので参考にしてみてください。

ファイル形式	特徴	適した媒体
MPEG4（.mp4）	・多くの媒体で再生できるファイル形式 ・ファイル形式に迷っている人はMPEG4を選んでおけば安心 ・小さい容量で高画質を維持できる	・YouTube ・X ・Instagram ・TikTok ・Webサイト
AVI（.avi）	・Windows標準の動画ファイル形式 ・ストリーミング再生ができない	・YouTube ・TikTok
MOV（.mov）	・macOS標準の動画ファイル形式 ・音質や画質が高いがファイルサイズが大きい	・YouTube ・X ・Instagram ・TikTok
WMV（.wmv）	・ストリーミング再生が可能 ・品質は高いがファイルサイズが大きめ	・YouTube

ほとんどの媒体で使える形式は、MPEG4です。

特にこだわりがない場合やどの形式にすればいいか迷っている場合は、MPEG4を選ぶのが無難と言えるでしょう。

決められない場合は制作会社に相談するのもおすすめです。

契約内容について

外部に動画制作を依頼した際に起こりがちなトラブルは、契約内容です。

依頼先と契約を交わす時には契約書の内容を、しっかり確認しておきましょう。

契約書で確認すべき項目は以下の通りです。

• 著作権の取り扱い
• 動画の使用範囲
• 動画の使用期限や条件
• 機密情報に関する取り扱い
• 修正回数や追加料金が発生するケース

契約書の確認を怠ってしまうと、あとでトラブルが発生することも珍しくありません。

動画制作で支払った料金が無駄にならないよう、事前に確認しましょう。

まとめ

本記事では企業PR動画の制作費用相場を紹介しました。

本記事をまとめると以下の通りです。

• 企業PR動画にはブランディングや認知度アップの効果がある
• 制作会社に依頼すれば費用は高いが高品質な動画が作れる
• フリーランスに依頼すれば技術に差はあるがコストを抑えられる
• 外部に依頼する際は契約内容の確認が重要

企業PR動画の制作費用は、依頼先によって変動します。

同じ依頼内容でも制作会社によって変わるので、損をしないためには複数会社に見積もりを依頼して比較することが大切です。

予想される動画のクオリティや効果と費用のバランスを考えて、最も条件の良かった会社に依頼すれば、納得できる動画が製作できるでしょう。