パーソナルジムの集客方法10選！客が来ない状況を打破するコツ！

パーソナルジムを経営するあなたにとって、集客は常に最大の課題ではないでしょうか。

特に、大手ジムが圧倒的な資本力と知名度を武器に顧客を獲得していく中で、個人経営のジムは「このままでは埋もれてしまうのでは」と焦りを感じることもあるでしょう。

しかし、あなたのジムには、トレーナーの専門性や一人ひとりに寄り添う丁寧なサポート、アットホームで温かい空間など、大手にはない独自の強みが備わっているはずです。

問題は、その魅力を「どう伝えるか」にあります。

そこで本記事では、パーソナルジムの集客に特化した10の方法を徹底解説します。

あなたのジムの魅力を最大限に伝え、理想のお客様で溢れる場所にしましょう。

なぜあなたのジムにお客が来ないのか？5つの原因

集客に悩むパーソナルジム経営者の多くが、「一生懸命やっているのに、なぜお客様が来てくれないのだろう？」と感じているでしょう。

本記事では、あなたのジムにお客様が集まらない原因として、以下の知っておくべき5つのポイントを解説します。

• ジムの強みやターゲット顧客層が曖昧になっている
• 大手ジムとの料金やサービスの差別化ができていない
• WebサイトやSNSなどオンラインでの露出が少ない
• 一度来てくれた顧客がリピートする仕組みがない
• トレーナー自身の魅力や人柄が十分に伝わっていない

それぞれ1つずつ、解説していきます。

ジムの強みやターゲット顧客層が曖昧になっている

「誰にでも来てほしい」という考え方は、実は「誰の心にも響かない」という結果を招きます。

あなたのジムが誰の、どんな悩みを解決できるのかが明確でなければ、お客様は「ここが自分にぴったりの場所だ」と感じてくれません。

たとえば、「ダイエットしたい人」と広く設定するのではなく、以下のように設定しましょう。

項目
①産後太りを解消したい30代の働くママ ②健康診断の結果が気になり始めた50代のビジネスマン ③運動習慣を身につけたい20代のデスクワーカー

このように、より具体的なペルソナを描くことが大切です。

ターゲットが曖昧なままでは、トレーニング内容やSNSでの発信まで方向性がぶれてしまい、結果として競合との差別化が難しくなります。

大手ジムとの料金やサービスの差別化ができていない

個人ジムが直面する最大の壁は、大手ジムと同じ土俵で戦ってしまうことです。

もし料金やサービス内容が大手のプランとほとんど変わらなければ、多くのお客様は「安心感」「知名度」「設備の充実度」などを理由に、大手を選んでしまいます。

つまり、あなたのジムにある「ここでしか得られない価値」が、まだ十分に伝わっていない状態なのです。

この状況を打破するには、単なるトレーニングの提供ではなく、次のような強みを打ち出しましょう。

項目
①結果へのコミットメント ②トレーナーの専門分野を活かした指導 ③卒業後まで見据えたサポート体制

こうした「大手には真似できない濃密なパーソナライズ」を、サービスの中心に据えることが差別化の鍵となります。

WebサイトやSNSなどオンラインでの露出が少ない

現代の集客において、オンラインでの発信はもはや「必須」です。

Webサイトが古かったり、スマートフォンに対応していなかったりするだけで、ジムの印象は大きく下がります。

また、SNSの更新が数カ月止まっていれば、お客様は「このジム、本当に営業しているの？」と不安になり、他へ流れてしまうでしょう。

さらに、ただ情報を出すだけでは意味がありません。

営業時間や料金表だけでなく、以下のコンテンツを発信してみましょう。

項目
①ビフォーアフター ②トレーナーの専門性 ③ジムの雰囲気

お客様が「ここで体験してみたい」と思える質の高いコンテンツを継続的に発信することが大切です。

一度来てくれた顧客がリピートする仕組みがない

新規のお客様を獲得することにばかり気を取られ、一度来てくれたお客様を大切にする仕組みがないと、いつまで経っても集客の苦労は終わりません。

体験や初回セッションが終わった後、お客様が「また来たい」「このトレーナーに任せたい」と思えるような継続的なフォローアップが欠けている場合、高確率でリピートを逃しています。

具体的には、以下のようなアプローチを行いましょう。

項目
①セッション後の感謝メッセージ ②自宅トレーニングの進捗確認のメール ③お客様の関心に合わせた健康・トレーニング情報の発信

このように、次に続く関係を維持する仕組みを整えることが重要です。

お客様との信頼を継続的に育てることで、リピート率の向上や口コミによる新規集客へとつながります。

トレーナー自身の魅力や人柄が十分に伝わっていない

お客様にとって、施設の充実や設備の新しさも大切ですが、「この人に教えてもらいたい」と思えるかどうかも、ジムを選ぶ決め手です。

特に個人ジムの場合、経営者であるあなた自身の魅力や独自性こそが、最大の看板になります。

しかし、WebサイトやSNSで実績や経歴を並べるだけでは、人柄は伝わりません。

あなたの指導スタイルや得意分野、そして親しみやすい一面を積極的に発信し、「会ってみたい」と思わせる工夫をしましょう。

集客を始める前に固めるべき個人ジムの基本戦略

集客を成功させるには、広告やSNSを始める前に「土台となる戦略」を固めることが欠かせません。

本記事では、基本戦略として以下の3つをご紹介します。

• どんなお客様に来てほしいかペルソナを明確にする
• 価格競争に陥らない独自の強み（USP）を見つける
• 達成可能な集客目標と現実的な予算を設定する

それぞれ、1つずつ見ていきましょう。

どんなお客様に来てほしいかペルソナを明確にする

集客したくても「誰に来てほしいのか」が明確でなければ、効果的なメッセージは作れません。

まずは、あなたにとって理想的なお客様を一人に絞り込み、ペルソナとして具体的に設定しましょう。

主に以下の要素を落とし込みましょう。

項目
①名前、年齢、職業、住んでいる場所 ②なぜトレーニングが必要か ③どんな悩みを抱えているか ④どんなゴールを求めているか ⑤情報源は何を見ているか

ペルソナが明確になると、その人が響く言葉や、ジムの良さが伝わる情報発信の場所（SNSの種類、Webサイトなど）が自ずと決まり、集客効率が飛躍的に向上します。

価格競争に陥らない独自の強み（USP）を見つける

個人ジムが大手と差別化するうえで最も重要なのが、ユニーク・セリング・プロポジション（USP：独自の強み）を明確にすることです。

USPとは、「あなたのジムだけが提供できる、他にはない価値」のことを指します。

「安さ」や「立地」で勝負するのも構いませんが、どうしても価格競争に巻き込まれがちです。

そうではなく、例えば以下のような特定分野での専門性を打ちだしましょう。

項目
①怪我のリハビリに特化 ②−10kg達成に導く食事指導 ③高齢者向けの健康維持プログラム

このようにUSPが確立すれば、お客様は「安いから」「近いから」だけではなく、その強みがあるから、あなたのジムを選ぶようになります。

達成可能な集客目標と現実的な予算を設定する

集客目標を「とにかくお客様を増やしたい」といった曖昧なままにしておくのは危険です。

まずは、売上目標から逆算して「月に何件の新規契約が必要か」を明確にしましょう。

そのうえで、目標達成に必要な集客予算（広告費・制作費など）を現実的に算出し、顧客獲得単価（CPA）の上限を設定することが重要です。

このCPAが曖昧なままだと、効果の低い施策に費用を投じてしまい、結果的に赤字を招くリスクがあります。

具体的な数値目標と予算を定めることで、「どの集客方法に、どれだけ注力すべきか」という優先順位を明確にできます。

結果として費用対効果の高い「勝てる集客戦略」を構築可能です。

【オンライン編】今日からできるパーソナルジム集客

では実際に、今日からできる集客方法には、どのようなものがあるでしょうか。

本記事では以下の5つの方法を、ご紹介します。

• MEO（Googleマップ対策）で地域検索1位を狙う
• インスタ集客でトレーニングの様子や人柄を発信する
• LINE公式アカウントで顧客との関係性を深める
• ブログで専門知識を発信し信頼感を高める
• リスティング広告で今すぐ客にアプローチする

それぞれ、1つずつ解説していきます。

MEO（Googleマップ対策）で地域検索1位を狙う

パーソナルジムを探すお客様は、「パーソナルジム+地名」のように、地域名を含めて検索することが多いです。

この時、Google検索結果やGoogleマップで上位に表示されるための施策が、MEO（Map Engine Optimization）です。

MEOは、無料で使えて広告費をかけずに来店意欲の高い見込み客を集められる、効果の高い集客手法のひとつです。

効果を最大化するためには、Googleビジネスプロフィールを充実させる必要があります。

具体的には、以下のポイントを充実させましょう。

項目
①営業時間やサービス内容などの最新情報を常に更新する ②魅力的な写真を複数掲載する ③お客様の口コミを積極的に集める ④丁寧に返信する

このように基本を徹底しましょう。

地域検索で上位表示を実現すれば、集客力が向上します。

インスタ集客でトレーニングの様子や人柄を発信する

Instagramは、ジムの雰囲気やトレーナーの魅力を視覚的に伝える最適なツールです。

特に、ターゲット層の心を動かす「ビフォーアフターの変化」や「効果的なトレーニング動画」を、リールやストーリーズで発信することで関心を引きつけられます。

さらに、あなた自身の人柄を伝えることも重要です。

特に、次のような内容を意識して発信するのがおすすめです。

項目
①トレーナーとしての「想い」や「指導ポリシー」 ②日常のトレーニング風景やプライベートな一面 ③ジムの裏側やトレーニングへのこだわり ④フォロワーへの感謝や応援メッセージ

こうした投稿は、あなたの「人となり」を伝えるだけでなく、フォロワーとの距離をぐっと近づけます。

投稿時は、ハッシュタグや地域タグの活用も忘れずに行いましょう。

LINE公式アカウントで顧客との関係性を深める

WebサイトやSNSで集客した見込み客を、確実に予約や入会へつなげる強力なツールがLINE公式アカウントです。

LINEはお客様との距離が近く、開封率も非常に高い点が魅力です。

ぜひ、見込み客を育てる場として活用しましょう。

具体的には、次のような配信内容を取り入れると効果的です。

項目
①友だち追加特典の動画 ②健康・トレーニング情報 ③限定オファーや体験案内 ④お客様の声・ビフォーアフター紹介

これらの配信を継続することで、フォロワーとの信頼関係が深まり、あなたのジムをより身近に感じてもらえます。

結果として、体験予約や入会へとつながる「自然な流れ」が生まれるでしょう。

ブログで専門知識を発信し信頼感を高める

ブログは、あなたのジムの専門性を深く伝え、見込み客からの信頼を得るための重要なツールです。

Instagramなどの視覚的な発信では伝えきれない、トレーニング理論や栄養学、体の仕組みといった専門知識を、読者の悩みに寄り添う形で分かりやすく解説してください。

テーマを決める際は、お客様が知りたい内容を選びましょう。

具体的には、次のようなテーマがおすすめです。

項目
①腰痛持ちのためのスクワットの正しいフォーム ②リバウンドしないための食事計画の立て方 ③肩こりを改善するストレッチメニュー ④忙しい人のための時短トレーニング方法

質の高い記事を継続的に発信することで、Google検索からの流入も期待できます。

専門知識を分かりやすく発信することで、信頼と共感を積み重ねられるでしょう。

リスティング広告で今すぐ客にアプローチする

SNS広告などは成果が出るまでに時間がかかりますが、今すぐ入会を考えている人に直接アプローチできるのが「リスティング広告」です。

これは、Googleなどの検索エンジンでユーザーがキーワードを検索したときに、検索結果に連動してあなたのジムの広告が表示される仕組みです。

例えば「パーソナルジム+（地域名）おすすめ」と検索した人に、あなたのジムをすぐ見つけてもらえます。

広告をクリックする人はすでに入会意欲が高いため、成約率が高いのが特徴です。

動画で魅力を伝える！具体的な集客への活用術

具体的に、どのような動画を作成すれば集客に繋がるでしょうか。

本記事では、以下の5つの具体例をご紹介します。

• トレーニング風景や設備の紹介動画で雰囲気を伝える
• お客様の声やビフォーアフター動画で実績を見せる
• トレーナーの人柄が伝わる自己紹介動画で安心感を
• YouTubeショートやインスタリールで認知度を拡大
• 自宅でできるトレーニングなどお役立ち情報を発信

それぞれ、1つずつ確認していきましょう。

トレーニング風景や設備の紹介動画で雰囲気を伝える

本記事では具体例として、【トレーニングラボ】ジムツアー〜設備紹介〜をご紹介します。

引用：【トレーニングラボ】ジムツアー〜設備紹介〜

動画では、高品質なパワーリフティング機材や音を気にせずトレーニングできる床材など、専門性の高い設備と清潔で機能的な空間を紹介しています。

こうした動画を見ることで、お客様は「自分の目的が達成できそう」「設備がしっかりしていて安心だ」と感じ、入会への意欲が自然と高まるでしょう。

お客様の声やビフォーアフター動画で実績を見せる

本記事では具体例として、【ビフォーアフター】BEYONDジムお客様のボディメイク結果をご紹介！を紹介します。

引用：【ビフォーアフター】BEYONDジムお客様のボディメイク結果をご紹介！

この動画では、実際にボディメイクに成功したお客様の変化を、写真で紹介しています。

トレーニングの成果を見せることで、視聴者に「自分も変われるかもしれない」という共感と信頼を与えています。

実際の変化を見せる動画は、入会を後押しする非常に効果的なコンテンツです。

トレーナーの人柄が伝わる自己紹介動画で安心感を

本記事では具体例として、GronGパーソナルトレーナー前田修平の自己紹介をご紹介します。

引用：GronGパーソナルトレーナー前田修平の自己紹介

トレーナーの好きな食べ物やトレーニング方法などを交えて、人となりを短時間でわかりやすく紹介しています。

動画を通して「どんな人が教えてくれるのか」が伝わることで、視聴者の安心感と信頼が高まり、体験予約や入会への後押しにつながるでしょう。

YouTubeショートやインスタリールで認知度を拡大

本記事では具体例として、大宮のパーソナルジムならボディーズマインで検索を紹介します。

引用：大宮のパーソナルジムならボディーズマインで検索

この動画はテンポの良い映像で、視聴者を引きつけています。

それと同時に、チャンネル名そのものが検索ワードになっている点が特徴です。

見るたびにジム名が刷り込まれ、自然と「検索してみよう」という行動を促す構成で、短尺動画による認知拡大の好例といえます。

自宅でできるトレーニングなどお役立ち情報を発信

本記事では具体例として、【パーソナルトレーニング】たった5分！自宅でできるトレーニング紹介！をご紹介します。

引用：【パーソナルトレーニング】たった5分！自宅でできるトレーニング紹介！

この動画は、器具を使わず自宅でも手軽にできる運動を紹介しています。

フォームのポイントやコツを見せることで、視聴者に「これなら自分にもできそう」と思わせる構成です。

こうした実用性の高い動画は、ジムへの興味を自然に引き出すきっかけになります。

【オフライン編】地域に根差したアナログ集客術

先ほどはオンラインでの集客術をご紹介しましたが、ここでは以下のオフラインでの集客術3つをご紹介します。

• チラシのポスティングで近隣住民に直接アピール
• 地域のフリーペーパーや情報誌に広告を掲載する
• 美容室や整体院など他業種と提携し紹介し合う

それぞれ、1つずつ確認していきましょう。

チラシのポスティングで近隣住民に直接アピール

オンライン集客が主流の今でも、チラシのポスティングはジムの存在をアピールする、非常に有効な手段です。

ジムの近隣エリアに絞って配布することで、「家から近い」という大きなメリットを持つ見込み客に直接アプローチできます。

チラシには、料金だけでなく、「限定の体験特典」や「地域のお客様へのメッセージ」を掲載し、トレーナーの顔写真や独自の強み（USP）を分かりやすく伝えましょう。

オンラインでは出会いにくい層にも情報を届けられる、地元に根ざした効果的な集客方法です。

地域のフリーペーパーや情報誌に広告を掲載する

地域に根ざしたフリーペーパーや情報誌は、そのエリアに住む人々から日常的に読まれている媒体です。

まさに「地域に住んでいるからこそ届く」メディアであり、あなたのジムの存在を生活圏に浸透させる絶好のチャンスといえます。

掲載の際は、紙面を見た読者がすぐに行動できるよう、LINEのQRコードやジムの電話番号を大きく掲載しましょう。

問い合わせへの導線を明確にすることが大切です。

美容室や整体院など他業種と提携し紹介し合う

あなたのジムと同じターゲット層を持つ他業種（美容室・整体院・エステサロンなど）と提携し、相互紹介の仕組みを作りましょう。

例えば、整体院が「痛みの改善」を、あなたのジムが「再発予防や筋力アップ」を提供することで、お互いのサービスを補完し合える関係が築けます。

提携先からの紹介に限定した特別な特典を用意することで、相互紹介が活発になり、双方の集客効果を大きく高められるはずです。

他と差がつく！顧客を惹きつける面白いキャンペーン

競合がひしめくパーソナルジム業界で、「ちょっと気になる！」と思わせる仕掛けを作ることが差別化のカギです。

面白さとお得感をうまく組み合わせて、お客様の心を動かしましょう。

本記事では、効果的なおすすめキャンペーンを3つご紹介します。

• 入会金が無料になる友達紹介キャンペーン
• 期間限定の体験トレーニング割引キャンペーン
• モニター価格で受けてもらい口コミと実績を集める

それぞれ、1つずつ確認していきましょう。

入会金が無料になる友達紹介キャンペーン

口コミや紹介は、新規顧客の中でも最も信頼性が高く、成約につながりやすい集客経路です。

この流れを加速させるために、「友達紹介キャンペーン」を積極的に展開しましょう。

単に紹介者と新規入会者の両方に特典を付けるだけでなく、「紹介で入会金（数万円）が無料」といった費用的なインパクトのある特典を設定するのがポイントです。

既存のお客様にとっても、親しい友人と一緒にトレーニングでき、さらに特典が得られることで紹介の意欲が大きく高まります。

さらにキャンペーン期間を設けることで、「今行動しなければ」という緊急性を生み出し、紹介を後押しすることが可能です。

期間限定の体験トレーニング割引キャンペーン

新規顧客にとって、「高額なパーソナルジムにいきなり申し込むこと」は心理的なハードルが高いものです。

この心理的な壁を取り除くために、「期間限定」の体験トレーニング割引キャンペーンをおすすめします。

料金を下げるだけでなく、「通常〇〇円のカウンセリング・体験セッション（90分）を、今だけ50％OFFの〇〇円で提供」といったように、元の価値を明確に示しながらお得感を強調することが大切です。

特に夏前や年明け（正月太りが気になり始める時期）、秋の健康診断前など、身体づくりへの意識が高まるタイミングに合わせて実施すると効果的です。

この時期は「始めなきゃ！」という心理が働きやすく、体験予約へのコンバージョン率の増加が期待できます。

モニター価格で受けてもらい口コミと実績を集める

開業初期や新プログラムの立ち上げ時には、モニター制度の導入が効果的です。

通常より安いモニター価格でサービスを提供し、その代わりに「顔出しのビフォーアフター写真」や「体験談（口コミ）」を提供してもらいます。

お客様はお得に体験でき、ジム側は信頼性の高い実績データやリアルな声を短期間で集められます。

これらをWebサイトやSNS、動画などで発信すれば、新規顧客獲得に大きくつながるでしょう。

パーソナルジムの集客成功事例から学ぶ

では実際に、集客に成功したパーソナルジムではどのような施策を行ったのでしょうか。

本記事では、以下の2つの成功事例をお伝えします。

• 事例①：MEO対策を徹底し新規予約数が2.5倍、売上は3倍に！
• 事例②：インスタ情報発信で信頼を築き、ファン化から集客へ

それぞれの事例を1つずつ、詳しく見ていきましょう。

事例①：MEO対策を徹底し新規予約数が2.5倍、売上は3倍に！

引用：岐阜のパーソナルジム・ピラティス｜「REJUV FITNESS 」

パーソナルジム「REJUV FITNESS 」は、ホームページのリニューアルとMEO対策（マップ検索エンジン最適化）をSUNGROVE様にご依頼され、短期間で大きな成果を上げました。

以前は新規顧客が月20名以下、売上も月100万円前後にとどまっていましたが、その後は数か月で月45人ほど、そして売上が300万ほどとなったそうです。

本事例は、正しいMEO対策が圧倒的な認知拡大と売上アップを生み出す好例といえます。

事例②：インスタ情報発信で信頼を築き、ファン化から集客へ

引用：パーソナルジム24/7Workout公式(@247workout_official) 

「パーソナルジム24/7Workout」は、正しい筋トレや食事の知識をわかりやすく発信することで、フォロワーの信頼を着実に高めています。

「3分体幹トレーニング」や「痩せるレシピ」など、すぐに実践できる内容を投稿し、共感を集めながらファンを増やしてきました。

また、YouTubeを連携させることで、ユーザーがより詳しい解説動画へ自然に誘導される仕組みを整えています。

短尺のInstagramで認知と興味を引き、長尺のYouTubeで信頼とファン化を深め、最後にキャンペーン情報で入会を後押しするという、動画PRを複合的に活用した模範的な事例と言えます。

よくある質問

本記事ではパーソナルジムの集客について、よくある質問（以下3つ）に回答していきます。

• 集客に使えるおすすめのサイトやアプリはありますか？
• パーソナルジムの集客コンサルに依頼すべきですか？
• 独立・開業で失敗しないために注意すべきことは？

それぞれ、1つずつ見ていきましょう。

集客に使えるおすすめのサイトやアプリはありますか？

パーソナルジムの集客を強化したいなら、SNSだけでなく専門サイトやアプリの活用も欠かせません。

本記事では、多くのジムが実際に活用している、おすすめのサイトやアプリをご紹介します。

詳細を以下にまとめました。

サイト名	特徴	集客における強み
ダイエットコンシェルジュ	パーソナルトレーニングジム専門ポータルサイト	・業界最大手で老舗サイト ・累計利用者数5万人以上 ・キャッシュバック制度がある
Getfit	パーソナルトレーニングジム専門ポータルサイト	・お祝い金制度が入会への後押しとなる ・日本最大級の掲載数 ・ジム探しサポートがある
エキテン	地域密着型の口コミ・ランキングサイト	・516万店舗から探せる ・口コミ数約452万件 ・ジャンルや駅からも検索可能
みんなのパーソナルトレーニング	優良パーソナルジム情報サイト	・毎月5万人以上が閲覧 ・優良ジムが1000件以上 ・有資格者が監修している

どのサイトも、それぞれ強みや利用者層が異なります。

「どんな人に来てほしいか」を明確にしたうえで、最適な媒体を組み合わせることで、安定した集客につながるでしょう。

パーソナルジムの集客コンサルに依頼すべきですか？

集客で思うように結果が出ない時、検討したいのが集客コンサルへの依頼です。

ただし、どんなジムにも必要というわけではありません。

自社の課題やリソース状況によって、コンサルを導入すべきタイミングは異なります。

以下のような状況に当てはまる場合は、コンサルのサポートが特に効果的です。

項目
①自社で集客の仕組みが整っていない ②Webマーケティングの知識が不足している ③スタッフが現場業務で手一杯

ただし、コンサルには費用がかかるため、まずはGoogleビジネスプロフィール（MEO）やInstagram運用などの基本施策を自社で実践し、それでも成果が伸び悩む場合に依頼を検討するのがおすすめです。

独立・開業で失敗しないために注意すべきことは？

パーソナルジムの独立・開業で失敗しないためには、事前準備とリスク管理が欠かせません。

特に次の3点を意識しましょう。

項目
①市場調査と差別化を徹底する ②現実的な資金計画を立てる ③物件の選定

開業エリアの人口や年齢層、競合ジムの価格帯やサービス内容を把握し、自社ならではの強みを明確にしましょう。

初期費用だけでなく、オープン後の運転資金を十分に確保しておくことが大切です。

特に開業初期は売上が安定しにくいため、半年〜1年分の資金余力を見込んだ計画を立てるのをおすすめします。

また、立地は集客を大きく左右します。

駅近や駐車場の有無、周辺の住宅・商業エリアのバランスなどを考慮し、ターゲット層が通いやすい場所を選びましょう。

まとめ

本記事では、パーソナルジムの集客に特化した10の方法や、それぞれのコツについて解説してきました。

本記事をまとめると、以下の3つです。

• WebサイトやSNSなどオンラインでの露出が少ないと、集客は難しい
• 集客を増やすためには、来て欲しいターゲット像を明確にする
• 集客の仕組みが整っていない場合は、コンサルの活用も効果的

自社に合った集客方法を見極めながら、継続的に改善を重ねることが成功への近道です。

まずは、今日からできる施策を始めてみましょう。