商品紹介の動画費用は?活用するメリットから分数毎の相場を解説!

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「自社の商品やサービスを紹介する動画を制作したい」というニーズは年々増えています。

これまでは、商品紹介に動画を活用したことがなかった企業でも、作ってみたいと検討しているケースがあるのではないでしょうか。

しかし、以下のようなことを不安に思う方もいます。

  • 費用を調べてみても数万円~数百万円と差があり相場がわからない
  • 動画の長さをどれくらいにしたらいいか悩んでいる
  • 動画には本当に効果があるのか気になっている

本記事では、商品紹介の動画を作る場合の費用相場を、尺(動画の長さ)ごとに解説しています。

また、動画制作の基礎知識と、料金を抑えるポイントもわかる内容になっていますので、参考にしてみてくださいね。


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その中で商品紹介や企業PRを行えば、より多くのユーザーにリーチできるため、短い動画でもインパクトを与えられます。


さらに、通常の動画制作よりもコストを抑えて制作依頼ができるのでおすすめです!


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なぜ今、商品紹介に動画が求められているのか?

「スマートフォン」と「Wi-Fi」の普及により、動画コンテンツを快適に見られる時代になりました。

それに伴い、商品やサービスの紹介など企業の宣伝活動にも、動画が使われることが増えています。

以下のグラフは、動画広告の市場規模を予測したものです。

引用元:「サイバーエージェント」2023年国内動画広告の調査

今後も伸びていくことが予測されていて、2022年から2027年の5年間では、2倍近くの市場規模になるといわれています。

それでは、動画広告が消費者に与える影響について、詳しく見ていきましょう。

消費者の情報収集の変化

消費者が商品の存在を知ってから購入するまで、どのような心理・行動を取るのかを「消費者行動」といいます。

消費者行動を分析すると、企業はより効果的な広告を出したり、効率的な販売戦略を立てることができます。

そして「商品の存在を知る」という情報収集の部分が、時代とともに大きく変化しているのです。

以下の表で、主な情報収集の方法を時代別に示しています。

時代主な情報収集方法
~1999年頃マスメディア広告中心
・新聞や雑誌の広告
・街頭ポスター
・テレビやラジオのCM
→ 情報収集はほとんど受け身で、あまり比較検討しない
2000年頃~2009年頃マスメディア広告+パソコンでインターネット検索
・インターネットが普及してくる
・CMなどで知って気になった商品を、ネット検索する
→ 受け身な情報だけでなく、比較検討が少しずつできるように
2010年頃~スマートフォンから情報を得る
・SNS(Facebook、Twitter、Instagram、YouTubeなど)が普及して、情報量が急増
・口コミを重視する傾向
→ 能動的に情報を自分で収集して、徹底的に比較検討する人が増えた
引用元:「Vision」時代とともに変化する消費者行動

このように、近年ではスマートフォンから情報収集する人が多数となりました。

インターネットが普及し、情報量が数百倍にも増えたといわれています。

その結果、消費者が動画広告に触れる機会も急増しているのです。

購買意欲への影響

商品紹介などの動画広告は、消費者の購買意欲にどのような影響を与えるのでしょうか。

以下は、動画広告への印象についてのアンケート調査です。

引用元:「宣伝会議」動画広告市場について 

この調査は、幅広い世代に対して、2017~2021年に行った調査ですが、主に以下のような点がわかります。

  • 動画広告に好印象を持つ人は年々増加している
  • 回答が多かったのは「内容が理解しやすい」「イメージが広がる」など

動画広告を見る機会が増えているだけでなく、消費者は動画広告を年々受け入れて、消費活動につなげているようです。

SNSでの拡散力

SNSには「いいね」や「シェア」の機能があり、情報が簡単に拡散していきます。

知人が興味を示しているものとなれば、心理的ハードルも下がり興味を持ちやすくなるでしょう。

また、Z世代(1996年頃~2015年頃に生まれた世代)への調査では、約40%が「動画広告を見て商品を購入したあと、SNSに投稿したことがある」と回答しています。

引用元:「PRTimes」Z世代と動画広告の調査

商品選びにクチコミを参考にする人は多いので、SNSの拡散力の高さが、商品の宣伝効果に大きく影響しているといえます。

動画活用で得られる3つのメリット

商品やサービスの宣伝に動画を活用している企業が増えていますが、どのようなメリットがあるのか、主に3つの点に注目して見ていきましょう。

記憶に残る商品体験を提供

動画は、文字を読むのみのコンテンツと比較して、記憶に残りやすいことがわかっています。

学習方法による記憶の定着率について研究した、アメリカ国立訓練研究所の「ラーニングピラミッド」によると以下のことがわかります。

行動記憶の定着率商品紹介動画に置き換えた場合の具体例
読む10%画像がない文字だけの商品説明文を読む
動画視聴20%商品画像や、説明のナレーションの入った動画を見る
実演を見る30%実演販売など、実際に目の前でデモンストレーションを見る(例 洗剤なら汚れが落ちる様子、化粧品なら使用して肌がきれいになる様子など)
体験する75%手や体を動かして、自分で商品を使ってみる
人に教える90%商品を人にすすめる(人に説明するためには、よく理解していないと教えられない)

文字だけを読む(10%)より、動画を見る(20%)ほうが2倍も記憶に残りやすく、さらに、自分が体験(75%)したような状況に近づけていけば、より記憶に残りやすくなるといえます。

購買意欲を向上させる

商品紹介動画は、消費者の購買意欲を刺激し、向上させるのに効果的です。

その理由には、主に以下のようなものがあります。

①情報がたくさんわかりやすく伝わる・動画には、文字の5,000倍の情報伝達力がある (参考:「小西印刷所」動画の情報伝達力
・短時間で正確に商品やサービスの良さを伝えられる
②共感を得やすい・自分と似たような人が商品を使っている映像を見ると商品を使うイメージが湧きやすくなる
・文字では伝わりにくい、悩みや、使用前後の感情などが伝わり、ストーリーをイメージしやすい
③ブランドイメージなど抽象的なことも伝えやすい・商品の雰囲気やイメージなど抽象的なことが伝わる
・無形のサービスなど文章では伝えづらいことも伝えられる

消費者の立場になるとわかりますが、よくわからないものは買わないですよね。

動画は、商品の内容を瞬時に伝え、自分が使っているイメージも湧きやすくなるため、購買意欲を向上させるのです。

幅広い顧客層へのリーチ

「リーチ」とは、動画を視聴した数をあらわすマーケティング用語です。

動画を視聴するのは若者のイメージがある方もいるかもしれませんが、年々動画が普及してきた現在では、幅広い顧客層へアプローチすることができます。

動画を作るときには、まず、初めに「ターゲット」(職業、性別、年齢など)を決めますが、その時にあわせて、広告動画を出す媒体も決めることが大事です。

主なSNSの媒体と、その特徴をまとめました。

SNSの種類特徴
LINE・最も利用者が多いSNSで、年齢層も幅広い
・LINE NEWS、LINEスタンプなど他のサービスを利用したプロモーションができる
YouTube・Googleのデータベースを活用していて、高い精度でターゲットに合った広告を出すことができる
・年齢、性別、興味や関心があることなど、細かいターゲティングが可能
・約4割は45歳以上
X(旧Twitter)・拡散力がとても高い
・20代が多く平均年齢は37歳
Instagram・10~20代の若年層に多く使われている
・女性が過半数
・おしゃれで視覚に訴えるコンテンツが受け入れられやすく、ブランドイメージを高めるような広告が効果的
Facebook・ビジネスパーソンの利用が多い
・30代以上が中心に幅広い年齢層に使われている
・プロフィール情報を基にして広告を配信できる
引用元:「WE LOVE SOCIAL」

このように、各媒体の特性を見極めて動画広告を配信していけば、幅広い顧客層へリーチすることができます。

商品紹介動画の費用相場

いざ商品紹介動画を作りたいと思っても、慣れていないとどのくらいの費用がかかるのか分からず、不安に思う方もいます。

そこで、動画の費用を決める要素のうち、影響の大きい「尺(動画の長さ)」別に、費用相場をご紹介していきます。

その秒数ならではのメリットなども解説しますので、動画制作の参考にしてくださいね。

15秒以下

15秒以下の動画の費用相場は【数万~100万円】です。

尺が長くなればなるほど費用も上がりますので、低予算で抑えることができるのが利点です。

しかし、尺が短くても、以下のような費用の高い表現方法を使った場合、一気に値段が跳ね上がり100万円以上になることもあります。

  • ドラマ仕立てなどの実写映像(基本的にアニメーション映像のほうが安い)
  • アニメーションでも、CGを使ったハイレベルな映像

また、15秒という秒数は、今の時代にも合っています。

動画広告は最後まで見ずにスキップされることも多く、特に冒頭の5秒程度で見るか飛ばすかを判断されてしまいます。

そのような背景もあり、最近では、YouTubeで使われているスキップできない動画「6秒動画」(バンパー広告)も注目されています。

費用相場数万~100万
主な使われ方・SNS広告
・テレビCM(15秒と30秒の2パターンある)
・電車内広告
メリット・低予算で制作できる
・短いため最後まで見てもらいやすい
・Facebook、Instagramなどは15秒以内の広告動画が推奨されている
デメリット・短いため伝えられる情報が少ない
・表現方法に限りがあるため、ターゲットが曖昧だと誰にとっても記憶に残らない映像になってしまう
参考事例【6秒の動画】(アニメーション映像)
【15秒の動画】(アニメーション映像)

上記でご紹介した6秒動画、15秒動画はどちらも同じ企業のもので長さが違うだけです。

どちらも、動画制作会社「GJC」の制作実績では、費用が【3~10万円】と紹介されていました。

スライドをつなぎ合わせ、テロップや簡単な動きを付けたシンプルな作りとなっています。

30秒

30秒の動画の費用相場は【数万~100万円】です。

30秒の動画は、SNS広告はもちろん、ほとんどのプラットフォームでそのまま流せる秒数のため汎用性が高くなっています。

15秒以下の動画では伝えきれなかった情報を盛り込めるのも魅力です。

費用相場数万~100万
主な使われ方・SNS広告
・テレビCM(15秒と30秒の2パターンある)
・タクシー内広告
メリット・比較的低予算で制作できる
・15秒以下のものと比べて、伝えられる情報が多い
デメリット・15秒以下ほどではないが、短いため伝えられる情報が少ない
・少し長くなったことで情報を詰め込みやすいので注意が必要
参考事例【30秒の動画】(アニメーション映像)

上記でご紹介した30秒の動画も【3~10万円】と紹介されています。

「30秒の動画は、15秒以下の動画より費用が高くなるはず」と思われるかもしれませんが、動画の費用を決めるのは、長さだけではありません。

表現方法にも大きく左右されるので、低予算に抑える工夫をすれば、さほど変わらない費用で制作できます。

1分

1分の動画の費用相場は【10万~150万円】です。

YouTubeなどのSNS広告や、顧客向けに商品やサービスを紹介するための動画として多く使われます。

自社のホームページやSNSアカウント、展示会などのイベントで流す場合もあります。

SNS広告としては少し長いため、商品に興味を持ってくれていて動画を見る気がある人に向けて流すのがおすすめです。

費用相場10万~150万
主な使われ方・SNS広告
・自社のHPやイベントで流す営業活動で使う
メリット・起承転結や具体例を盛り込める余裕のある長さ
・1分は見る人にとっても集中して見ることができる長さ
デメリット・30秒以下のものよりは離脱されやすい
参考事例【1分27秒の動画】(実写映像)

上記でご紹介した参考動画は、【101~200万】と制作実績で紹介されています。

実写映像は、アニメーション映像より以下のような費用がかかるため、高くなる傾向にあります。

  • 出演者、カメラマン、監督などの人件費
  • ロケ場所費用
  • 交通費、宿泊費
  • カメラ、照明、音響機材の費用
引用元:「Glad Cube」動画制作にかかる費用

このように、動画の長さとは別で、表現方法が費用に大きく影響してくることがわかります。

3分

3分の動画の費用相場は【30万~200万円】です。

複雑なサービスや、使用方法をじっくりと説明したい場合に使われる長さです。

また、ある程度長い映像は、商品紹介にとどまらず、ブランディング動画(映像を通して、企業イメージを高めること)を兼ねている場合もあります。

ブランディング動画は、掘り下げた内容となるため、3分前後と長くなる場合も多いです。

費用相場30万~200万
主な使われ方・自社のHPやイベントで流す
・営業活動で使うブランディング
メリット・情報量が多く詳細な説明ができる
・丁寧な動画に信頼感が高まる効果がある
・ターゲットの世代によっては丁寧な説明動画が喜ばれることもある
デメリット・視聴離脱されやすい
・最後まで飽きずに見てもらえるように、ターゲット選定などをしっかりする必要がある
参考事例【2分33秒の動画】(実写映像)

上記でご紹介した参考動画は、結婚式場の紹介動画で、費用は【100~200万円】です。

結婚式という商材にピッタリな、感動を誘うストーリー性のある動画になっています。

商品紹介だけでなく、ブランディング効果も期待できる内容です。

5分以上

5分以上の動画の費用相場は【50万~200万円】です。

動画が長くなると、視聴する人の集中力も途切れやすくなります。

5分以上となると最後まで見てもらえるように構成、演出などを工夫しないといけません。

しっかりした台本を制作したり、関わる工数が増えがちなので、長い動画は金額が高くなります。

費用相場50万~200万
主な使われ方・自社のHPやイベントで流す
・営業活動で使うブランディング
メリット・無形サービスや複雑な内容を、わかりやすく説明できる
・ブランドイメージを高める凝った動画が作れる
・丁寧な動画に信頼感が高まる効果がある
デメリット視聴離脱されやすい費用が高額になりやすい
参考事例【7分50秒の動画】(実写映像)

上記でご紹介した参考動画は、経費管理のクラウドサービスという無形サービスの説明です。

内容も以下のようにかなり複雑になっています。

  • 経費申請方法をシチュエーションごとに説明
  • キャッシュレスの場合、現金の場合の説明
  • 申請を承認する上司側の操作説明
  • 経理の日常業務以外に、不正チェック機能や監査時の説明

社内、社外、交通機関、飲食店などさまざまな場所でロケをしていて、具体的なイメージが湧きやすくなっており、複雑な内容でもスッと理解できます。

商品紹介動画の費用に影響する要素

費用相場をご紹介しましたが、金額に開きがあり「結局いくらなのだろう」とまだ疑問が残っている方もいるかもしれません。

動画の費用は、複数の要素が絡み合って決まっていくので、一概に言えずわかりづらくなってしまうのです。

そこで、費用に影響する要素を5つ解説していきます。

企画・構成

企画・構成とは、動画の制作に関して、スタートから完成まで一連の流れや、やるべき事を明確にする工程です。

具体的には以下のようなことがあります。

  • 依頼者から悩み、課題、希望などをヒアリング
  • 予算も加味しながら、依頼に応じた表現方法を企画し提案
  • 完成後の動画の配信媒体に応じた、形式の検討
  • 構成、シナリオ、絵コンテ、ライティングの作成

自社でできないこともないですが、動画制作の知識や経験を持つプロに相談することで得られるメリットは、以下の通りです。

  • 費用を抑えつつ、希望に沿った表現方法を提案してもらえる
  • 良いアイディアが豊富で、動画のクオリティが上がる
  • 動画制作がスムーズに進む

一方で、費用を抑えたい場合のポイントは「ライティングは自社でやる」など、部分的にでもプロに依頼する部分を減らすことです。

撮影

撮影では、動画の素材となる、映像や画像を作ります。

実写映像なのか、アニメーション映像なのかで内容が大きく異なるため、以下の表にまとめています。

項目アニメーション映像実写映像
内容動画の素材になるイラストの作成動画の素材になる映像の作成
費用が安い場合・自社で制作する
・無償や有償でダウンロードできる
・素材を利用する動きが少ない動きがカクカクしている
・自社で撮影する
・無償や有償でダウンロードできる素材を利用する
・ロケ場所を社内など用意する
・社員に出演してもらう
費用が高い場合・イラストレーターに依頼
・イラストの枚数が多い動きがなめらか
・3DCGなど高度な技術を使う
・大掛かりなロケが必要
・プロの演者や有名タレントの起用
・ロケ場所が遠い(交通、宿泊費)
・カメラマン、照明音響、ヘアメイクなどスタッフが多く人件費が高い

このようにして、絵コンテや台本に沿って動画を制作していきます。

プロに依頼すればするほどクオリティは上がりますが、もし費用を抑えたい場合は、自分たちで用意するものは用意して、こだわりたい部分はプロに依頼するなどメリハリをつけると良いでしょう。

編集

編集は、撮影作業で用意された素材を使い、1本の動画にまとめる作業です。

以下のような工程があります。

  • 素材をつなぎ合わせる
  • 適切な長さにカットする
  • 加工や装飾をつける
  • テロップを入れる
  • 最終的に配信する媒体に合った形式で書き出す

編集の時にも、絵コンテや台本に沿って動画を制作するので、企画構成をしっかりしておくことが大事です。

企画構成にあいまいな部分があると、編集作業に迷ったときに方針が定まらず、仕上がりがイメージと異なってしまうことがあります。

企画構成はしっかりと固めておくようにしましょう。

ナレーション

最近の動画制作では、ナレーションを入れるのが主流となっています。

ナレーションには、以下のような効果があります。

  • 視覚だけでなく聴覚も加わり、内容を理解しやすくなる
  • 映像だけではわかりにくい部分を補足できる
  • 視覚障がいがある人にも、伝えることができる
  • 優しい印象、コミカルな印象など、ナレーションで表現できるため、印象に残りやすくなる

プロのナレーターの場合は、聞きやすく、内容が伝わりやすいなどのメリットがあり、動画のクオリティを上げることができます。

いっぽう、自社の社員に声質の合っている方がいたらお願いしたり、または、フリーランスで活動している個人のナレーターに依頼すれば、費用を抑えつつ高いクオリティを実現することも可能です。

BGM

BGMは動画のクオリティを大きく左右する大事なポイントで、以下のような効果があります。

  • 飽きずに集中して見ることができる
  • テンポや曲調の変化でメリハリをつけられる
  • 感情に訴えかけることができる(落ち着かせる、興奮させる、感動させるなど)

ただし、BGMを使用しないほうが良い場面もあり、以下のような場合は検討が必要です。

  • インタビューなど発言を集中して聞いてもらいたいとき
  • 重厚感のある映像や、職人のような静けさが似合う表現など

費用を抑えるため、BGM探しを自社でやる場合は、探し方には以下のような方法があります。

方法注意点
無料のBGM素材をダウンロードする無料配布されているものでも「商用利用の場合は別途料金がかかる」など、サイトによって要件が違うので、規約をよく読む必要がある
有料のBGM素材をダウンロードする無料の場合と同様、規約をよく読む
CDやアーティストの楽曲を使用JASRACやレコード会社へ使用許可をもらう必要がある
※著作者の死後70年が経過した作品は、手続き不要で使用可能

BGM選びの際には、著作権に抵触しないかが問題になるので、使用許可が得られるBGMを選ぶようにしましょう。

適切な動画の長さの選び方

商品紹介動画を作るにあたって、どのくらいの長さにするのかを決めないといけません。

この場合、動画のターゲット、目的を明確にしておけば、以下の点が自ずと決まってきます。

  • ターゲットが好む長さはどれくらいか
  • ターゲットに届けるためには、どの方法で動画を流すのか
  • 目的を達成するためにはどのくらいの長さが適しているか

これらを念頭に置きながら、動画の長さの選び方を解説していきます。

短尺動画(15秒~30秒)

15秒~30秒の短尺動画は、Facebook、InstagramなどのSNS広告や、CMに適した長さです。

毎日、膨大な数の情報に触れる消費者には、長い動画は最後まで見てもらいにくいため、短い中に簡潔に伝えたいことをおさめた動画が向いています。

中尺動画(1分~3分)

1分~3分の中尺動画は、YouTubeなどのSNS広告、展示会やイベントで流したり、営業活動に使用したりするのに向いています。

YouTube広告には、複数の種類があり、15秒や30秒の動画、6秒動画(バンパー広告)などもありますが、1分~2分の動画を使った広告も効果が高く人気です。

ただし、長くなるぶん視聴離脱されやすいので、対策が必要です。

消費者が動画広告をスキップするかどうかを無意識に判断している「冒頭15秒程度」にインパクトある映像を持ってきたり、つづきを見ようと思わせるような工夫を入れると良いでしょう。

長尺動画(3分以上)

3分以上の動画は、自社サイトのホームページで流したり、営業活動で使用したりするのに適しています。

長さがあり視聴離脱されやすいため、SNS広告にはあまり向いていません。

商品に興味をもってホームページを訪れた人など、ある程度、初めから動画を見る気がある人に見てもらうのにおすすめです。

クオリティの高い動画を作れば、企業のブランディングにもつながります。

動画制作を成功させるポイント

動画制作を成功させるために抑えておきたいポイントとは、どのようなことかを解説していきます。

目的を明確にする

目的を明確にすることは、動画制作の核となる部分でありとても重要です。

「誰に」「どうしてもらうための動画なのか」を以下のように、具体的に掘り下げて検討していきます。

ターゲット年齢、職業、性別、家族構成、趣味、思考パターンなど
目的認知なのか、商品購入なのか、会員登録なのかなど

この部分をしっかり検討し、明確にしておけば、撮影や編集などの次工程で不明点が出たときも、迷わず的確な選択をしていきやすくなるでしょう。

企画・構成を練る

ターゲットと目的が決まったら、どのようにしたら目的が達成されるのかという視点で、動画の長さ、表現方法を決めていきます。

台本(テキストのみで動画の内容を表す)や、ストーリーボードや絵コンテ(視覚的に動画の内容を表す)などのツールが使われます。

絵コンテとは、以下のようなもののことです。

引用元:「Glad Cube」動画制作にかかる費用

その後の撮影や編集は、この段階で作られた、台本や絵コンテに沿って進められていくため、動画制作において、目的決めと同様に重要な工程です。

プロの力を借りる

最近では、動画編集ソフトが進化してきて、プロ以外でもクオリティの高い動画を作ることができるようになってきました。

自社の社員でそのような分野が得意な方がいれば、依頼してみても良いでしょう。

しかし、もし不安がある場合や、予算をかけてこだわった動画を作りたいという場合は、やはり経験豊富なプロに依頼するのがおすすめです。

依頼先には以下のような選択肢があります。

個人で活動しているフリーランス<メリット>
・費用が安い傾向
・柔軟に対応してくれることが多い

<デメリット>
・経験が浅い人から、豊富な人まで様々で見極めが難しい
・個人の場合、病気など突発的な事情が発生した場合、制作がストップしてしまうなどのリスクがある
クラウドソーシングサイト
代表的なサイト
クラウドワークス
ランサーズ
ココナラ
<メリット>
・システムを介しているので、完了してない場合は返金されるなど、安心感がある
・費用が安い傾向
・柔軟に対応してくれることが多い

<デメリット>
・経験が浅い人から、豊富な人まで様々で見極めが難しい
・個人の場合、病気など突発的な事情が発生した場合、制作がストップしてしまうなどのリスクがある
画制作会社<メリット>
・クオリティが高い
・豊富な経験から、効果の出やすい動画を制作できる

<デメリット>
・費用が高い傾向
・柔軟な対応が難しい場合がある

よくある質問

ここまで商品動画を作るうえで必要な基礎知識をご紹介してきました。

しかし、いざ制作しようとなると不明点が出てくることもありますよね。

そこで、動画制作にあたりよくある質問3つについて解説していきます。

動画制作は初めてですが、依頼できますか?

もちろん、初めての方でも依頼していただけます。

可能なら、以下のことを準備しておくと制作がスムーズです。

  • ターゲット、目的を検討しておく
  • 予算を決めておく
  • 希望に近い、参考動画をピックアップしておく
  • 過去の制作実績をチェックして、希望に合う依頼先に依頼する

迷われている場合は、問合せだけでもしてみると良い提案をしてもらえることもあります。

予算が限られているのですが、対応可能ですか?

低予算でも、効果の高い演出やアイディアを提案できることがあります。

すべて、プロが制作するのではなく、自社で用意して頂く部分を増やすなど工夫すれば予算を抑えることも可能です。

また、動画制作会社ではなく、フリーランスやクラウドソーシングサイトで依頼する選択肢もあります。

制作期間はどれくらいかかりますか?

1ヶ月~2ヶ月半かかることが多いです。

以下は、よくある流れを示したものです。

引用元:「Glad Cube」動画制作にかかる費用

短い動画やシンプルな内容のものは1ヶ月未満で完成したり、長い動画や複雑な内容は3ヶ月以上かかる場合もあります。

まとめ

商品紹介動画の費用相場と基礎知識について解説しました。

本記事の内容をまとめると以下の通りです。

  • 動画コンテンツは年々市場が伸びていて、効果的なツールとなっている
  • 動画の費用は、動画の長さが長くなるほど高くなる
  • 動画の長さ以外にも、表現方法、依頼先によって費用が大きく変わる
  • 動画を作るときは、動画の目的を検討し、構成を明確にしておくことが大事

商品紹介に動画を活用するのは、メリットが多くおすすめなので、ぜひ本記事を参考にしていただき、効果的な動画を制作してくださいね。


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