動画制作を成功させるには？種類・費用・依頼方法を徹底解説！

自社の商品やサービスを効率的に宣伝したいと思っている方はいらっしゃいませんか？

また、広告宣伝費でお金がかかるのを勿体ないと感じる方もいるでしょう。

そのような方におすすめしたいのが、「動画制作」と「SNSによる動画の拡散」です。

企業や商品の紹介動画を制作してSNSに投稿すれば、認知拡大につながり商品の購買促進にも大きく役立ちます。

本記事では、動画制作を成功させる方法をご紹介するので、動画を利用した宣伝等を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください！

動画制作の基礎知識

まずは、動画制作の基礎知識について以下の3つに分けてご紹介します。

• 動画制作の目的を明確にする
• 動画の種類と特徴を知る
• 動画制作の流れを理解する

それでは、1つずつ見ていきましょう。

動画制作の目的を明確にする

どんな動画を制作したいか明確にするのが、動画制作をするうえで大切です。

動画制作の目的を、大きく分けると以下になります。

• 企業や組織のブランディング
• 企業や商品の認知拡大
• 集客・販売促進
• 社員のやる気増進

1つ目に挙げられるのが「企業や組織のブランディング」です。

ブランディングとは、動画視聴者に商品やブランドのコンセプトを知ってもらい、魅力を感じてもらうことを指します。

動画は、イラストや文章よりも情報量が多く、複雑な説明も比較的簡単に伝えられるので、多くの人の心に刺さりやすいでしょう。

2つ目の目的として挙げられるのが、「認知拡大」です。

動画を目にした視聴者が動画をSNS上で拡散してくれて、多くの人の目に届くので、認知拡大をしたい方は、積極的に動画制作をするとよいでしょう。

3つ目の目的として挙げられるのは、「集客」や「販売促進」です。

動画がSNSやTVなどで流れていると、人々の記憶に潜在的に刷り込まれていきますよね。

人は昔から知っているものに対して、親近感や安心感を覚えやすいので、「この企業、動画で見た！」「あのCMで話題の商品だよね！」となると、警戒心が解けてハードルが下がり、財布の紐が緩む傾向にあります。

集客や販売促進をしたい場合は、動画を制作して、企業や商品の情報が視聴者の潜在意識に刷り込まれるようにしましょう。

4つ目の目的は「社員のやる気増進」です。

動画があれば、全国に店舗のある企業でもリモートで社員イベント（社長メッセージ・優秀社員の表彰など）を行えます。

社長のリアルな言葉を聞いたり、全店舗の社員が視聴している中で表彰されたりすると、社員のやる気に大きく繋がるでしょう。

動画の種類と特徴を知る

ここでは、動画の種類と特徴をご紹介します。

主な動画の種類は以下の通りです。

• 実写動画
• アニメーション動画
• 実写とアニメーションを組み合わせた動画

まずは、「実写動画」です。

概要	実在する人や風景などを撮影して制作する動画（映画のようなイメージ）
特徴	・リアリティがあるので視聴者が感情移入しやすい ・リアルな雰囲気を伝えやすく、信憑性が上がる
おすすめジャンル	・採用動画 ・商品・サービス紹介動画 ・ブランディング動画
費用相場	10万円～300万円程度

撮影機材費や、出演者・カメラマンなどの人件費がかかるので、制作費用は高くなる傾向にあります。

2つ目は「アニメーション動画」です。

概要	イラストや絵に動きを持たせる動画（テレビアニメのイメージ）
特徴	・実写では表現できない無形のものをビジュアル化できる ・柔らかい印象を与えられる
おすすめジャンル	・無形サービス紹介動画 ・企業ブランディング動画
費用相場	10万円～200万円程度

費用はアニメーションの種類によって大きく変動するので注意が必要です。

たとえば、ナレーションや声優の出演があると、さらに3万円〜10万円程度加算されます。

3つ目は「実写とアニメーションを組み合わせた動画」です。

概要	実際の人物や風景と、イラストによる映像を組み合わせた動画
特徴	・実写のリアルな臨場感と、アニメーションの温かみを組み合わせられる ・表現の幅が広がる
おすすめジャンル	・サービス紹介動画 ・採用動画
費用相場	30万円～300万円程度

実写の良さとアニメーションの良さが加わるので、人の心に訴えかけられるうえに表現の幅が広がるというメリットがあります。

ただし、作業工程や人件費が増えるので、費用が高くなる点がデメリットといえるでしょう。

動画制作の流れを理解する

動画制作をするには、動画制作の流れを理解しておく必要があります。

動画制作の基本的な流れは、以下の通りです。

1.動画制作の目的決め 2.企画決め（コンテ・シナリオ作成） 3.撮影 4.素材制作 5.動画編集（BGM・テキスト挿入）

動画制作の目的やターゲットを明確に決め、制作過程で目的を見失ったり、動画の軸がブレたりしないよう意識しましょう。

動画制作を外注するメリット・デメリット

ここからは、動画制作を外注するメリット・デメリットについて以下の3つに分けて解説します。

• 外注のメリット
• 外注のデメリット
• 動画制作会社を選ぶポイント

それでは、1つずつ見ていきましょう。

外注のメリット

動画制作を外注するメリットとしては、以下が挙げられます。

• 高品質な動画が作れる
• 社員の負担を削減できる
• 設備投資などのコストを削減できる

動画制作会社は動画制作のプロなので、自分たちで制作するよりも高品質な動画が作れます。

社内のスタッフが動画制作に関わらないので、自社の仕事に集中できる点も大きなメリットといえるでしょう。

動画制作をするために必要な技術やノウハウを勉強する必要がないので、単発で動画制作をする場合は、外注した方が効率的です。

また、カメラなどの機材や編集アプリなどは、動画制作会社側で用意してくれるので、設備投資費用を削減できるというメリットもあります。

外注のデメリット

動画制作を外注するデメリットとしては、以下が挙げられます。

• 制作費が高い
• 社内に動画制作スキルが蓄積されづらい
• 融通が利きづらい
• 報連相が取りづらい

動画制作会社に作業を依頼すると、自社で制作するよりも、費用が高くなる可能性が高いです。

また、自社の社員が動画制作に関わらないので、社内に動画制作スキルが蓄積されづらいというデメリットもあります。

 費用や時間・スケジュールなどの融通が利きづらく、双方の意見をすり合わせる手間がかかる点も外注のデメリットです。

また、同じ会社の社員同士よりも、進捗状況の報告で時差が生じやすい点もデメリットといえるでしょう。

ただし、こまめに先方に連絡を入れるなどの工夫をすれば、報連相が取りづらいというデメリットは解消できます。

動画制作会社を選ぶポイント

動画制作会社を選ぶうえでのポイントは以下の通りです。

• 動画制作実績の確認
• 制作会社の得意分野を調べる
• 明朗会計であるかを確認する

動画制作会社を調べるには、動画制作実績の確認をするようにしましょう。

動画制作会社Crevo（クレボ）では、動画制作実績を公式サイトに掲載しています。

「お絵かきムービー」でも制作実績が以下のように紹介されています。

ご自身の作りたい動画のイメージに似た動画を制作できる会社か見極めるために、動画制作実績の確認は欠かせません。

また、イラストにこだわりたいなどの理想がある場合は、制作会社の得意分野を調べるのも大切です。

イラストにこだわりたい方が、実写動画の制作が得意な会社に依頼をすると、理想の動画を作れない可能性がありますよね。

ご自身の理想と、動画制作会社の得意分野が一致しているか必ず確認しましょう。

また、会社によっては見積もりが曖昧な会社などもあります。

見積もりを出してもらった際に明朗会計であるか確認し、疑問点を尋ねたときに曖昧な返答をされないか確認しましょう。

動画制作を社内で行うメリット・デメリット

ここからは、動画制作を社内で行うメリット・デメリットを下記3つに分けて解説します。

• 社内のメリット
• 社内のデメリット
• 社内制作を成功させるポイント

それでは、1つずつ見ていきましょう。

社内のメリット

動画制作を社内で行うメリットとしては、以下が挙げられます。

• コスト削減
• スピード向上
• 社内ノウハウの蓄積

動画制作会社に依頼するよりも、自分たちで制作した方がコストを削減できるので、費用を抑えたい方におすすめです。

また、社内であれば進捗報告がスムーズに行えて、トラブルにも迅速に対応できるので、制作の効率が向上します。

社内で動画制作をするとノウハウが蓄積されるので、今後動画制作をする際にスムーズに作業を進められる点もメリットといえるでしょう。

社内のデメリット

動画制作を社内で行うデメリットとしては、以下が挙げられます。

• ハイクオリティな動画の制作が難しい
• 社員の仕事量が増える
• 設備投資が必要

動画制作の経験がある社員がいれば問題ないですが、動画制作初心者の場合は、ハイクオリティな動画を制作するのは難しいでしょう。

また、社内ですべての作業を完結させるので、社員の仕事量が増えるというデメリットもあります。

さらに、カメラや編集機材などが揃っていない場合は、ご自身で用意しなければならないので、初期投資にお金がかかるでしょう。

継続的に動画制作をするのであれば初期投資は必要ですが、1回きりの制作であれば、プロに依頼した方がメリットが多いといえます。

社内制作を成功させるポイント

社内で動画制作を成功させるには、以下を意識しましょう。

• 目的やターゲットを明確にする
• 手ブレを起こさない
• 動画編集ツールを正しく使う

目的やターゲットが明確でないと、動画の軸がブレて、何を伝えたいか分かりづらい動画になってしまいます。

動画制作をする際は、目的やターゲットが明確化しましょう。

また手ブレを起こさないために、三脚やジンバルを使用するのがおすすめ。

手ブレしている動画は見づらいだけでなく、画面酔いを起こす可能性もあるので、視聴離脱が起きやすいです。

長く楽しく動画を視聴してもらうために、常に定点で撮影する意識を持ちましょう。

また、動画編集のクオリティも動画の質に直結します。

動画編集初心者にも使いやすい編集アプリを選べば、動画編集が正しく行えるので、アプリ選びも慎重に行いましょう。

動画制作の費用相場と内訳

ここからは、動画制作の費用相場と内訳について、以下3つに分けて解説します。

• 動画制作費用の内訳
• 動画制作の相場
• 費用を抑える方法

それでは、1つずつ見ていきましょう。

動画制作費用の内訳

動画制作にかかる費用は、動画のジャンルや求めるクオリティによって異なりますが、30万円～200万円程度が一般的とされています。

動画制作費用の内訳は以下の通りです。

項目	相場
企画・構成費	3万円～20万円
カメラマンなど技術スタッフ費	5万円～100万円
動画編集費	5万円～50万円
機材費	5万円～50万円
キャスト費	5万円～30万円

費用を削減したい場合は、キャストを社員に担ってもらうなどの工夫をするとよいでしょう。

動画制作の相場

動画の種類別の制作費用相場は、以下表の通りです。

動画の種類	平均相場
サービス・商品紹介動画	10万円〜80万円
YouTubeチャンネル用の動画	10万円～100万円
会社紹介動画・インタビュー動画	10万円～200万円
イベント動画	50万円～200万円
テレビCM	150万円〜200万円以上

動画の種類によって相場は大きく異なり、サービス・商品紹介動画は比較的安く制作できる傾向にあるといえます。

費用を抑える方法

動画制作費用を抑える方法として、以下が挙げられます。

• 動画の尺を短くする
• 自社で素材を用意する
• 自社スタッフをキャストに起用する

動画の尺が長いと撮影時間や編集時間も長くなるので、必然的に動画制作費用が高くなります。

費用を抑えたい場合は、動画の尺を短くしましょう。

また自社で素材を用意すれば、動画制作会社に素材を用意してもらうよりも低コストで動画制作ができます。

フリー素材サイトなどを利用すると、無料で簡単に素材が手に入るのでおすすめです（下記参照）。

無料素材サイト	特徴
O-DAN (オーダン）	・高品質な無料写真素材を提供 ・有名ストックフォトサイトから日本語で横断検索できる
Pexels	・完全無料の高品質な写真素材 ・ロイヤリティフリー ・無料のHD/4K動画、音楽、GIFの提供もあり

また、自社スタッフをキャストに活用すれば、キャスト費用を削減できるので、制作費用を抑えられるでしょう。

動画制作の種類

ここからは、動画制作の種類について以下6つに分けてご紹介します。

• 企業紹介動画
• 商品紹介動画
• 採用動画
• イベント動画
• マニュアル動画
• YouTube動画

各動画の事例もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください！

それでは、1つずつ見ていきましょう。

企業紹介動画

企業紹介動画とは、文字通り企業の魅力を紹介する動画です。

概要	・企業の魅力や特徴を紹介する動画 ・顧客や取引先、求職者などに向けて制作される
特徴	・企業のコンセプトや経営理念の説明を行う ・事業や製品・品質管理方法などの説明も含まれる
企業紹介動画具体例	JBNインターナショナル株式会社　企業紹介動画

社長インタビューなどを交える場合もあり、採用活動などで使用されることも多いです。

競合他社に比べた自社の強みをPRできるので、企業紹介動画は力を入れて制作するとよいでしょう。

商品紹介動画

商品紹介動画とは、商品の詳細を紹介する動画です。

概要	・商品の特徴や使い方を伝える動画 ・商品購入を迷っている方向けの動画
特徴	・視聴者に、商品を利用したときの擬似体験をさせられる ・購入意欲を高められる
商品紹介動画具体例	有限会社三愛　商品紹介動画

商品紹介動画は、静止画や文章よりも具体的に商品の特性を理解できるので、使用時のイメージが湧きやすいというメリットがあります。

商品愛用者のインタビューも交えると、より視聴者の購買意欲を掻き立てられるでしょう。

採用動画

採用動画は、採用活動の際に利用する動画です。

概要	・企業が求職者に自社のPRをする動画 ・求職者の志望度を高めるために作成される
特徴	・具体的業務や社内の様子・福利厚生の紹介などを行う ・企業の経営理念やコンセプトの説明を行う
採用動画具体例	RISE構造設計　採用動画

採用動画を流せば、企業と求職者のミスマッチを減少させられるので、効率的に採用活動ができるというメリットがあります。

イベント動画

イベント動画は、企業や団体が開催するイベントで使用する動画です。

概要	・企業や団体が開催するイベントの様子を撮影 ・編集した動画 ・オープニングムービー、アタックムービー、 告知動画などがある
特徴	・参加者を飽きさせずにイベントを進行できる ・イベントの詳細を把握しやすくなり、イベントの質を高められる
イベント動画具体例	オレンジサンタ プロジェクト　イベント紹介動画

イベント開始時に過去のイベントの様子をハイライトにして流せば、動画がイベントの盛り上がりをアシストしてくれます。

また、講演者のインタビューなどを交えれば、イベントの価値や深みを出せるでしょう。

マニュアル動画

マニュアル動画とは、自社の仕事の内容や商品・サービスの説明動画です。

概要	・新入社員などに業務手順の説明をする動画 ・製品・サービスの使い方を説明するための動画 ・製品マニュアル・研修用動画マニュアル・ 営業マニュアル動画などがある
特徴	・写真や文章よりも情報を伝えやすい ・紙マニュアルに比べて印刷コストがかからない ・何度も繰り返し活用できる
マニュアル動画具体例	ヤマ亮横井製陶所　鋳込み工程解説動画

マニュアル動画は、紙マニュアルに比べて理解しやすく、印刷コストが削減でき、紛失する可能性も低いです。

場所や時間を問わず視聴できる点も、マニュアル動画の強みといえるでしょう。

YouTube動画

YouTube動画とは、Googleの動画共有サービス「YouTube」で投稿・視聴できる動画です。

概要	・Google社が運営する世界最大の動画共有サービス ・無料視聴が可能で、 ユーザー数は約23億人
特徴	・視聴率が上がれば集積を得られる ・コメントやいいねなどで視聴者からの反応や意見を得られる
YouTube動画具体例	Nintendo Switch 2 予告映像

YouTube動画は全世界に発信できるので、語学力があれば世界中の人に観てもらえるというメリットがあります。

動画制作の依頼方法

ここからは、動画制作の依頼方法について以下4つに分けて解説します。

• 動画制作会社への依頼
• フリーランスへの依頼
• クラウドソーシング
• 依頼時の注意点

それでは、1つずつ見ていきましょう。

動画制作会社への依頼

動画制作を依頼する最も王道な方法として、動画制作会社への依頼が挙げられます。

動画制作会社に依頼する流れは、以下の通りです。

1.制作会社への問い合わせ 2.ヒアリング 3.企画構成を提案 4.見積もり 5.契約・発注 6.打ち合わせ・絵コンテ作成 7.動画制作 8.初稿チェック＆修正 9.納品

目的やターゲット・予算を明確にしておくと、ヒアリングがスムーズに進むでしょう。

また、契約後もこまめに連絡を取り合い、動画のイメージのズレが生じていないか確認するのが大切です。

フリーランスへの依頼

動画制作を依頼する方法として、フリーランスへの依頼もあります。

フリーランスに依頼する際の流れも、動画制作会社に依頼する流れと同様です。

ただし、フリーランスは個人で活動しているので担当者が一人しかいません。

クリエイターが病気や事故などのトラブルを起こすと納期が遅れる可能性があります。

また、動画撮影・編集スキルに差があるので、実績などで実力を見極めなければなりません。

逆を言えば、会社に勤めていないので、仲介料がなく連絡を気軽に取りやすいなどのメリットもあります。

メリットとデメリットを考慮して、依頼をするか検討しましょう。

クラウドソーシング

動画制作を依頼する方法として、クラウドソーシングを利用する方法もあります。

主なクラウドソーシングサイトは以下の通りです。

クラウドソーシングサイト	特徴
クラウドワークス	・国内最大級のクラウドソーシングサイト ・動画編集・デザイナー・ライターなど幅広いワーカーが登録
ランサーズ	・クラウドワークスと並ぶ国内最大級のクラウドソーシングサイト ・エスクロー(仮払い)制度がある
ココナラ	・個人のスキルや経験を売買できるスキルマーケット ・ 動画編集・サイト制作・占いなど幅広いジャンルに対応

どのクラウドソーシングサイトを利用するか迷っている方は、上記のいずれかをぜひ利用してみてください！

クラウドソーシングで依頼する方法は以下の通りです。

1.クラウドソーシングサイトに登録 2.動画制作に関する依頼内容を公開 3.応募してきたクリエイターに見積もり算出 4.契約 5.初稿をチェック・修正依頼 6.納品されたら、報酬を支払う

フリーランスと同様、ワーカーによって技術の差があるので、実績や口コミなどを確認して、信頼できるワーカーか判断しましょう。

依頼時の注意点

動画制作を依頼する際の注意点としては、以下が挙げられます。

• 目的やターゲットを決めておく
• 予算や納期をはっきりさせる
• 著作権を確認する

目的・ターゲットが曖昧だと、双方のイメージが一致しづらくなり、理想と違う動画が仕上がってしまう可能性があります。

また、予算や納期を明確にしていないとトラブルの原因になるので、契約時にはっきりさせておきましょう。

動画制作会社に制作依頼をした場合、基本的に著作権を有するのは会社側になりますが、場合によっては著作権の帰属先が定められない場合があります。

そのため、契約時にどちらに著作権が帰属するかしっかり決めておくようにしましょう。

動画制作の地域差と特徴

ここからは、動画制作の地域差と特徴について解説します。

それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。

大阪の動画制作

大阪での動画制作の特徴は以下の通りです。

特徴	・観光地や歴史的建造物が多い ・最新の撮影機材や編集ソフトを保持した制作会社が多い ・東京に比べてリーズナブル
撮影スポット	・大阪城 ・道頓堀 ・通天閣 ・梅田スカイビル

歴史的建造物など撮影スポットが多いうえに、比較的リーズナブルに撮影できる点がおすすめポイントです。

東京の動画制作

東京での動画制作の特徴は以下の通りです。

特徴	・最新技術やトレンドに強く、 優秀な人材が集まっている ・古都からサブカルチャー、ポップカルチャーまで充実している
撮影スポット	・渋谷スクランブル交差点 ・原宿 ・代々木公園 ・浅草

流行の最先端を走る東京は、最新の技術や機材が充実しています。

また、浅草などの歴史的な文化や原宿などのポップカルチャー、代々木公園の自然など、撮影スポットの幅が広いところも東京の魅力です。

名古屋の動画制作

名古屋での動画制作の特徴は以下の通りです。

特徴	・ミュージックビデオ（MV）制作に強い会社が多い ・製造業が盛んで、技術的商品やプロセス動画などに特化している
撮影スポット	・名古屋城 ・名古屋港 ・レゴランド・ジャパン ・岡崎城下町

トヨタ系をはじめとする製造業が盛んな名古屋では、技術的商品やプロセス動画などに関する動画の制作技術が高いです。

岡崎市など歴史文化を感じられる町もあるので、撮影スポットには困らないでしょう。

福岡の動画制作

福岡での動画制作の特徴は以下の通りです。

特徴	・歴史的建造物や食文化を活かした動画作成が充実
撮影スポット	・福岡市赤煉瓦文化館 ・友泉亭（ゆうせんてい）公園 ・篠栗九大の森

福岡はグルメが有名で、博多ラーメン・明太子などがあります。

食文化に特化した地域なので、グルメ系の動画を制作したい方におすすめです。

石川の動画制作

石川での動画制作の特徴は以下の通りです。

特徴	・観光資源を活かした撮影ができる
撮影スポット	・ひがし茶屋街 ・兼六園 ・近江町市場

石川県は観光地として人気があり、歴史文化が今もなお強く根付いています。

観光資源を活かせば、「石川県でしか撮れない動画」が作れるでしょう。

佐賀の動画制作

佐賀での動画制作の特徴は以下の通りです。

特徴	・季節ごとに名物や観光スポットが変わるので四季を動画に残せる ・唐津くんちなどの伝統文化が充実している
撮影スポット	・浦ノ崎駅　桜のトンネル ・御船山楽園　紅葉 ・大興善寺　紅葉

佐賀は自然や街並みが美しく、伝統的な文化も充実しています。

都会では味わえない、地域ならではの伝統文化を交えた撮影ができるところがおすすめです。

京都の動画制作

京都での動画制作の特徴は以下の通りです。

特徴	・情感あふれる撮影地が多い ・日本の魅力を伝えやすい
撮影スポット	・伏見稲荷大社 ・あじろぎの道 ・京都タワー

京都は日本の象徴なので、海外の方に日本の魅力を伝える動画を撮影する際におすすめです。

「わびさび」などの日本独特の美しい感性は、日本人だけでなく、外国人の心も揺さぶるでしょう。

広島の動画制作

広島での動画制作の特徴は以下の通りです。

特徴	・原爆被災地として、歴史的メッセージを届けられる ・観光名所が充実している
撮影スポット	・厳島神社 ・広島城 ・平和記念公園 ・広島原爆ドーム

世界遺産に登録されている厳島神社をはじめ、歴史を感じられる観光地が多い広島。

広島をロケ地とすれば、原爆被災地として平和や戦争に対するメッセージを強く残せるところもポイントです。

北海道の動画制作

北海道での動画制作の特徴は以下の通りです。

特徴	・雪景色などの大自然を活かした撮影ができる
撮影スポット	・小樽 ・函館 ・青い池

北海道は壮大な自然が魅力の土地なので、風景を活かした撮影をすると、魅力的で幻想的な動画になるでしょう。

福井の動画制作

福井での動画制作の特徴は以下の通りです。

特徴	・越前大野城など、幻想的な街並みが魅力
撮影スポット	・三方五湖 ・越前大野城

福井県は、東京や大阪に比べて人口や経済規模が小さい分、動画制作の技術やノウハウを磨いて、技術を上げている会社が多い傾向にあります。

そんな福井県は、越前大野城などの幻想的な街並みが魅力なので、景色や自然を活かした撮影をすると動画にインパクトが出るでしょう。

岡山 動画制作

岡山での動画制作の特徴は以下の通りです。

特徴	・自然豊かな風景や伝統文化を活かせる
撮影スポット	・岡山城 ・岡山後楽園 ・倉敷美観地区

岡山県には、日本を代表する大名庭園「岡山後楽園」があり、春には桜、秋には紅葉を楽しめます。

季節に合わせて撮影すると、鮮やかな動画を撮影できるでしょう。

静岡 動画制作

静岡での動画制作の特徴は以下の通りです。

特徴	・自然景観を活かした撮影ができる ・日本有数の温泉県でもある
撮影スポット	・富士川楽座 ・富士山 ・浜名湖

熱海温泉や伊東温泉などが充実しているので、温泉や旅行をテーマとした動画を撮影する方にもおすすめです。

動画制作に役立つツールとソフト

ここからは、動画制作に役立つツールとソフトを以下3つに分けて解説します。

• 動画編集ソフト
• 動画制作アプリ
• その他ツール

それでは、1つずつ見ていきましょう。

動画編集ソフト

動画編集ソフトとしておすすめなのは、以下の5つです。

動画編集ソフト	特徴
Adobe Premiere Pro	・7日間の無料体験版をダウンロードあり ・Adobe Creative CloudやAdobe Stockなどのサービスと連携するとより高度な編集が可能
Final Cut Pro	・アップルが開発したソフトで、プロフェッショナルな動画制作ができる ・Macの性能に合うソフト
Lightworks Free	・ストック音源の使用が可能 ・ユーザー同士で共同作業が可能
Clipchamp	・Microsoftが提供する動画編集アプリ ・ブラウザで作業ができる
VideoProc Vlogger	・初心者向けの切って貼るだけの編集機能 ・編集の知識がなくても編集作業ができる

プロ向けのソフトとしては、Adobe Premiere Pro、Final Cut Pro、Lightworks Freeが挙げられます。

一方、初心者にはClipchamp、VideoProc Vloggerがおすすめです。

動画制作アプリ

動画制作アプリとしておすすめなのは、以下の3つです。

動画制作アプリ	特徴
PowerDirector	・iOS & Android 対応 ・1.3億以上の動画、写真、音楽素材が使い放題 ・数千種類の動画テンプレートあり
CapCut	・Android & iOS & Windows & Mac対応・シンプルな編集画面で初心者向け ・50万以上の楽曲提供あり ・ダウンロードすれば、オフラインでも作業可能
InShot	・iOS & Android 対応 ・無料版でも十分な機能が備わっている ・シンプルでわかりやすい編集画面 ・ビデオからオーディオを抽出できる

全てのアプリが無料で使用できるので、お試しで利用したい方にも最適です。

その他ツール

動画制作で欠かせないツールとして、「無料素材サイト」が挙げられます。

無料素材サイト	特徴
Unsplash	・600万点以上の高解像度写真あり ・ダウンロード回数やサイズ制限なし
写真AC	・モデルの許可済み人物写真あり ・加工や商用利用が可能
Pixabay	・5,200万点以上の高品質な画像・動画素材 ・加工可能な素材が豊富

動画のなかに質の高い素材が含まれると、動画全体のクオリティが高く感じられるので、素材はこだわりを持って選ぶようにしましょう。

動画制作の成功事例

ここからは、動画制作の成功事例を以下3つのパターンに分けて解説します。

• 企業紹介動画の成功事例
• 商品紹介動画の成功事例
• YouTube動画の成功事例

それでは1つずつ見ていきましょう。

企業紹介動画の成功事例

企業紹介動画の成功事例として、「株式会社アスカネット」の企業紹介動画をご紹介します。

株式会社アスカネットは、スマホで訃報・香典を送る「tsunagoo（つなぐ）」を事業展開している企業です。

アニメーション動画になっているので、理解しやすいところがポイント。

また、柔らかいテイストのイラストなので、穏やかな気持ちで見られます（下記画像参照）。

葬儀社側とご遺族のどちらが見ても、理解しやすい内容になっているので、視聴者に安心感を与えるでしょう。

商品紹介動画の成功事例

商品紹介動画の成功事例として、スキンケア美容家電「LUNA mini2」があります。

仕事を頑張っている女性を主人公として、実際の洗顔シーンを交えて商品紹介をするので、視聴者の共感を呼ぶでしょう。

上記画像を見てわかる通り、「短い時間で肌を綺麗にできる」という解説を、動画で的確に行っています。

日々の生活が忙しい方や時短で準備をしたい方の興味を引く内容なので、商品購買意欲を促進できるでしょう。

YouTube動画の成功事例

YouTube動画の成功事例としては、YouTube広告動画「Story Writer」が挙げられます。

「Story Writer」は、旅・お出かけを中心としたショートムービーコミュニティのアプリです。

動画内でも旅行している姿を映して、アプリ使用時のイメージを膨らませる工夫をしています。

動画を見ると、「旅行に行きたい！」という楽しい気持ちにもなるので、動画そのものがプラスな印象を与えるでしょう。

動画制作のトレンド

ここからは、動画制作のトレンドについて、以下の3つに分けて解説します。

• ショート動画の活用
• ライブ配信
• VR/AR技術の導入

それでは1つずつ見ていきましょう。

ショート動画の活用

動画制作のトレンドとして、ショート動画の活用が挙げられます。

ショート動画とは、60秒程度以内で投稿される縦型の動画です。

スマートフォンで視聴することを前提として制作されます。

主なショート動画は以下の通りです。

掲載媒体	時間	動画ジャンル
Instagramリール動画	最大90秒	・マーケティング動画 ・採用動画 ・広報活動
YouTubeショート	最大3分	・YouTubeチャンネルの宣伝 ・ダンス動画
TikTok	・最長で60分間 ・1分以内が主流	・商品紹介動画 ・音楽配信予告 ・ライブ映像抜粋動画

購買行動を促すには、短くて分かりやすいショート動画を使用するのがベストです。

冒頭でターゲット層に響くワードを入れて、商品紹介を行い、最後に商品購入サイトへの遷移を促しましょう。

ターゲット層に響くワードとしては、「朝の支度を短時間で終わらせたい方へ」「結婚式までにダイエットを成功させたい方必見」などがあります。

短い動画に必要な情報を端的に入れる意識を持ち、文章や情報が多くなりすぎないよう、工夫しましょう。

ライブ配信

ライブ配信も動画制作のトレンドのひとつです。

ライブ配信とはリアルタイムで動画を配信することを指します。

視聴者がリアルタイムでコメントして、配信者が返答をするなど、配信者と視聴者の距離をより近く感じられるところが、ライブ配信の魅力です。

質問をしたらすぐに回答してもらえるので、商品の説明などをライブ配信で行えば、視聴者の疑問をすぐに解消できるでしょう。

主なライブ配信としては以下が挙げられます。

掲載媒体	特徴
YouTube Live	・動画共有サービスYouTubeのアプリ ・世界中のユーザーと繋がれる ・コメントやアンケート機能で視聴者と繋がれる ・投げ銭を「スーパーチャット」として受け取れる
インスタライブ	・Instagramのライブ配信機能 ・コメントやアンケート機能で視聴者と繋がれる ・リアルタイムの動画配信は最大4時間まで可能
Zoom	・ビジネス向けのビデオ会議ツール ・パソコン画面などの共有が可能 ・映像圧縮技術が優れていて、接続が安定している
TwitCasting Live（ツイキャス）	・モイ株式会社が運営する動画配信プラットフォーム ・Ｘ（Twitter）と連携しているので、配信告知可能 ・投げ銭に対応していて、再生数による収益化が可能 ・スマホやパソコン、タブレットなどで配信可能
TikTok LIVE	・TikTokのリアルタイム動画配信機能 ・別アカウントとのコラボ配信が可能 ・ライブ配信でギフトを集めて収益化を図れる

配信媒体によって利用者層が異なるので、ご自身の宣伝したい商品やサービスに合わせて、媒体を変えるとよいでしょう。

各配信媒体の利用者の年齢層は以下の通りです。

掲載媒体	年齢層
YouTube Live	・15歳～19歳
インスタライブ	・10代～30代 ・女性が多い
Zoom	・20代・60代～70代
TwitCasting Live（ツイキャス）	・20代～40代 ・若年層が大半
TikTok LIVE	・10代～20代 ・トレンドに敏感な人

ライブ配信は、基本的に10代〜20代の利用者が多いです。

しかし、シニア層はコロナ禍の外出自粛によって、Zoomの使用方法を覚えて活用している傾向にあります。

シニア層に向けて情報提供をしたい場合は、Zoomによるオンライン説明会などを実施するとよいでしょう。

VR/AR技術の導入

動画制作では、VR（仮想現実）やAR（拡張現実）技術を導入する人も増えています。

VR（仮想現実）やAR（拡張現実）は、臨場感を演出できるので、質の高い動画を制作できるところが魅力です。

現実に近い映像でシミュレーションができるので、サービス紹介動画などで活用すると、サービスを使用した時のイメージが湧きやすくなるでしょう。

3次元デジタル化した映像なので、情報共有を迅速に行えるところも、VR/AR技術の大きなメリットです。

よくある質問

ここからは、よくある質問を以下の4つに分けて解説します。

• 動画制作の費用はどれくらいかかりますか？
• 動画制作の期間はどれくらいかかりますか？
• 動画制作会社はどうやって選べばいいですか？
• 動画制作の著作権はどうなりますか？

1つずつ疑問を解消していきましょう。

動画制作の費用はどれくらいかかりますか？

動画制作の費用は、動画制作会社・フリーランスどちらに依頼するかによって異なります。

動画制作会社に依頼したときにかかる費用は以下の通りです。

動画の種類	平均相場
サービス・商品紹介動画	10万円〜80万円
会社紹介動画	10万円～200万円
YouTubeチャンネル用の動画	10万円～100万円
インタビュー動画	10万円～200万円
イベント・展示会動画	50万円～200万円

一方、フリーランスに依頼した場合の費用は以下の通りです。

動画の種類	平均相場
インタビュー動画	3万円～
YouTubeチャンネル用の動画	5万円～30万円
サービス・商品紹介動画	10万円〜
セミナー・イベント動画	15万円～
会社紹介動画	15万円～50万円

上記表を見てわかるように、フリーランスに依頼した方が費用を抑えられるので、低価格で作業をしたい場合は、フリーランスに依頼をするとよいでしょう。

動画制作の期間はどれくらいかかりますか？

動画の一般的な制作期間は、1ヶ月〜3ヶ月程度とされています。

依頼先の状況や動画のクオリティによって期間は変動し、長いと3ヶ月以上かかるケースもあるので、事前に納期を明確するのが大切です。

どうしても短期間で制作してほしい場合は、ご自身で以下の準備をしておきましょう。

• 動画の制作目的・ターゲット・概要を決めておく
• 動画制作に必要な資料を用意する
• 動画の尺を短くする
• 素材を自分で準備する

動画の制作目的・ターゲット・概要が決まっていると、制作したい動画のイメージを先方に効率的に伝えられます。

正しいコンセプトが伝わると修正回数などを削減できるので、修正なしで納品となる可能性が高まり、短期間での制作に繋がる可能性が高いです。

動画制作に必要な資料を用意した場合も、効率的に話が進むので作業時間を短縮できるでしょう。

また動画の尺を短くすると、動画撮影や編集にかかる時間を短縮できるので、必然的に動画制作時間も短くなります。

素材を自分で準備すると、動画制作会社に素材準備を依頼しなくて済むので、効率化に繋がるでしょう。

また、無料素材サイトを利用すれば、先方に依頼せずともすぐに素材を用意できます。

短期間で制作してほしい場合は、素材もご自身で集めましょう。

動画制作会社はどうやって選べばいいですか？

動画制作会社を選ぶ際のポイントは以下の通りです。

• 過去の制作作品や制作本数を確認する
• 依頼したい動画と同ジャンルの動画制作が得意か確認する

過去の制作作品の質や制作本数の多さは、その会社の信頼度の高さに比例します。

また、依頼したい動画と同ジャンルの動画を制作できる業者であれば、満足度の高い動画になる可能性が高いので、得意なジャンルも把握しておきましょう。

公式ホームページの作業実績を確認するのはもちろんのこと、動画制作会社の口コミを見るのもおすすめです。

クラウドソーシングサイトで依頼した場合は、サイト内に口コミが記載されているので確認しやすいでしょう。

動画制作の著作権はどうなりますか？

動画制作の著作権は、動画が完成した時点で発生します。

原則として著作者に著作権が帰属するので、動画制作会社に制作を依頼した際は、制作会社が著作権を有する可能性が高いです。

ただし、著作権は譲渡が可能なので、双方が合意すれば、依頼者側が著作権を有することができます。

また制作会社側が著作権を持ちつつ、一定範囲で依頼者の利用を認めるケースもあるので、双方で相談して決めましょう。

著作権を曖昧にして、著作権侵害となる行動を取るのが1番危険なので、どちらに帰属するかはっきりさせるのが大切です。

まとめ

本記事では、動画制作を成功させる方法についてご紹介しました。

本記事をまとめると以下の4点になります。

• 動画制作では、制作目的を明確にする必要がある
• 動画制作会社を選ぶ際は、実績・得意分野を確認するのが大切
• 動画制作の費用相場は10万円〜200万円と幅広い
• 費用を抑えるなら動画の尺を短くして、自社で素材を用意する

動画制作をすると、会社の認知拡大や商品・サービスの購買促進に大いに役立ちます。

広告宣伝費を削減してSNSで情報を届けたい方は、積極的に動画制作を学ぶとよいでしょう。