IR動画制作は重要?活用時のメリットから外注・内製の判断基準まで紹介!

IRとは、企業が投資家や株主に向けて行う広報活動のことです。
その広報活動を映像化したものがIR動画であり、多くの企業が導入しています。
投資家や株主からの信頼を獲得するためには必須とも言えるIR動画ですが、動画制作の経験がない企業は不安も多いでしょう。
本記事ではIR動画制作を活用するメリットや、外注・内製の判断基準を解説します。
IR動画の導入を検討している方や、外注・内製どちらにすべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
動画制作してみませんか?
お絵かきムービーではホワイトボード上で書いたり消えたりする動作を組み込むことで、視聴者を釘付けにする効果をもたらします。
その中で商品紹介や企業PRを行えば、より多くのユーザーにリーチできるため、短い動画でもインパクトを与えられます。
さらに、通常の動画制作よりもコストを抑えて制作依頼ができるのでおすすめです!
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そもそも企業のIRとは?
企業のホームページを見ると、「IR」というワードが記載されていることがあります。
このIRとはそもそも何なのか、詳しく解説していきます。
IRは何の略?意味は
IRとはインベスター・リレーションズの略で、投資家向けの広報活動という意味があります。
PRと混合されがちですが、PRは対消費者であり、IRは対投資家や株主です。
投資家や株主からの信頼を獲得することを目的とし、経営状況などを伝える活動全般をIR活動と言います。
誰に何を伝える活動?
IRは投資家や株主に向けて行う活動で、具体的には以下のような情報を伝えます。
- 経営状態
- 財務状況
- 社会貢献活動
- 今後の計画
- 業績実績
自社の経営状態がどうなっているのか、今後の計画をどうするのか明確に伝えることで、投資家からの信頼を獲得します。
IR活動の目的とは
IR活動の主な目的は、以下の通りです。
- 株価の維持
- スムーズな資金調達
- ブランド価値の向上
- 経営方針や戦略の改善
IR活動は、本当にこの企業に投資しても問題ないか、株を所有する価値があるのか見極めてもらうための活動です。
自社の経営状態を透明化し、知ってもらうことで企業の信頼が獲得できるでしょう。
IR動画の定義と特徴
IR動画とは、経営状況や実績などのIR情報を映像にしたものを指します。
IR活動は主にホームページ上や紙媒体などを活用して文章で発信することが主流ですが、動画にすることで分かりやすく効率的に情報を伝えられます。
具体的には、以下のようなシーンでの活用が一般的です。
- 事業内容の理解を促進するための紹介動画
- 自社の見学動画
- 決算報告動画
- 企業ブランディング動画
上記のような複雑化しやすい情報も、動画にすれば深く理解してもらえるでしょう。
なぜIRに動画が有効?
IRに動画が有効な主な理由は、以下の通りです。
- 口頭で説明するより直感的に理解してもらえる
- 資料を読む時間を削減したい投資家に対し、効率的にアピールできる
IR情報は複雑化しやすく、資料を全て読み取ろうとすると膨大な時間と手間がかかります。
しかし、動画にすれば視覚と聴覚両方に訴えかけられるため、分かりやすく効率的に情報が伝えられるのです。
素早く情報を知りたい投資家にとっては、特に有効なアプローチ方法とも言えるでしょう。
IR動画活用の5つの利点
IR動画を活用するメリットは、以下の通りです。
- 理解促進と浸透度向上
- 信頼性・ブランド向上
- 情報公開の効率化
- グローバル対応が可能
- 他社との差別化
次から詳しく確認していきましょう。
<h3>理解促進と浸透度向上</h3>
IR情報は、経営状況や社会貢献度、今後の計画などが含まれるため、文章だけでは複雑化しやすいです。
しかし動画で視覚・聴覚両方に訴えかけられることで、理解促進の効果が期待できます。
また、映像であればアニメーションなどの表現もでき、退屈に感じることなく自社のことを知ってもらえるでしょう。
信頼性・ブランド向上
クオリティの高いIR動画を制作すれば、企業の信頼性の向上やブランディングにも繋がります。
ただ情報を開示するだけでなく、ストーリー性のある動画にすることで、企業側の熱意が伝わり、投資家や株主の心も動かすでしょう。
情報公開の効率化
Web上や紙媒体では膨大になりがちな情報でも、動画にすることで簡潔に分かりやすくまとめられます。
一度制作すれば、ホームページや株主総会などさまざまな場面で再利用できるため、余計な人件費や手間の削減も可能です。
企業の負担を減らしたいという場合にも、IR動画は効果的です。
グローバル対応が可能
IR動画は英語など多言語の字幕やナレーションにも対応できます。
そのため、国内だけでなく海外の投資家や株主に向けてもアプローチが可能。
企業のグローバル化を目指したい場合にも効果的です。
他社との差別化
IR動画は他社との差別化にも効果的です。
ただIR情報を公開しているだけでは、他社と変わりはありませんが、動画にすることで「他社よりも分かりやすい」と好印象を持ってもらえるでしょう。
また、動画で自社にしかない魅力を表現したり、自社のイメージを印象付ける動画を制作したりしても、他社との差別化が図れます。
<h2>IR動画の主な種類と活用</h2>
IR動画の主な種類とその特徴は、以下の通りです。
種類 | 特徴 |
---|---|
決算説明会動画 | ・企業の業績や今後の経営方針を説明する動画 ・投資家や株主の理解促進に繋がりやすい |
事業紹介・会社説明 | ・事業内容や企業理念、社会貢献活動などを紹介する動画 ・ブランディングや認知度向上が期待できる |
株主総会などイベント | ・株主総会などイベントのライブ動画 ・参加できなかった株主や投資家に対しても情報伝達が可能 |
次から詳しく確認していきましょう。
決算説明会動画
決算説明会動画は、企業の業績や今後の経営方針を説明する動画です。
具体的には、以下のような情報を説明します。
- 財務状況
- 今後の事業計画
- 売上高・利益推移
決算説明をプレゼン形式で紹介する場合もあれば、実際に開催されている決算説明会をライブ配信するケースもあります。
複雑化しやすい決算説明を、アニメーションやグラフなどで映像化することで、投資家や株主の理解を促進できるでしょう。
事業紹介・会社説明
事業紹介や会社説明動画は、事業内容や企業理念、社会貢献活動などを紹介する動画です。
具体的には、以下のようなことを紹介します。
- 事業内容
- 市場マーケットの変化
- 企業理念やビジョン
- 社会貢献活動
- 企業の歴史や文化
事業紹介や会社説明の動画は、自社の強みや将来性をアピールすることが目的です。
投資家や株主の心が動けば、スムーズな資金調達に繋がるでしょう。
クオリティの高い動画を制作することで、自社のブランドとしての価値も高められます。
株主総会などイベント
株主総会などのイベントをライブ動画として配信するケースもあります。
ライブ配信をすれば、直接参加できない投資家や株主にもアプローチができることはもちろん、何度も見返してもらうことも可能です。
株主総会の様子を常に公開しておくことで、企業の信頼性も向上するでしょう。
制作の基本ステップ解説
IR動画制作の一般的な流れは、以下の通りです。
- 企画・目的の明確化
- シナリオ・構成作り
- 撮影・編集作業
- 公開と効果測定
- ストーリーテリング活用
次から詳しく解説していきます。
企画・目的の明確化
IR動画を制作する前に、まずは企画や目的を明確にしましょう。
目的が明確でなければ方向性が定まらず、何を伝えたい動画が分からなくなってしまいます。
IR動画の目的とは、例えば以下のようなものが挙げられます。
- 企業理念や自社の強みをアピールしたい
- 信頼性の向上
- 海外の投資家へアプローチしたい
- 投資家や株主の理解を深めスムーズな資金調達をしたい
上記のように、株主や投資家に何を伝えたいのか、どんな効果をもたらしたいのか明確にしておきましょう。
企画や目的が定まれば、IR動画の種類もスムーズに決まります。
シナリオ・構成作り
企画が定まったら、シナリオや構成作りをしましょう。
シナリオ・構成作りで意識すべきポイントは、以下の通りです。
- シンプルで分かりやすい構成にする
- 伝えたいメッセージの部分は撮影や編集部分を凝るなどメリハリをつける
- 映像ならではの強みを活かせる構成を意識する
- 良い点だけでなく、リスクについても嘘をつかず発信する
IRは情報が複雑であるため、どんな人にも伝わるシンプルな構成にしましょう。
また、映像ならではの強みを活かせるよう、画面の切り替わりやアングルなどメリハリのある構成を意識してみてください。
撮影・編集作業
次に、構成に沿って撮影・編集を行います。
撮影や編集で意識すべきポイントは、以下の通りです。
- 変化のない画面が続かないよう、適切にアングルを変えてメリハリを付ける
- 画質や音質にこだわる
- グラフやアニメーションを活用するなど分かりやすい編集をする
- テロップやナレーションを効果的に使う
画質や音質の悪い動画は、視聴者に不快感を与えてしまう恐れがあります。
ブランディングにも影響があるため、画質や音質にはなるべくこだわりましょう。
また、編集ではグラフやアニメーションを使って、分かりやすい動画にするよう心がけてみてください。
テロップなど視覚情報を加えることで、より理解を深める効果もあります。
公開と効果測定
IR動画は公開して終了ではありません。
動画による効果が出ているのか、定期的に効果測定を行いましょう。
効果測定では、具体的に以下の要素をチェックしてみてください。
- 視聴回数
- 視聴完了率
- コンバージョン率
たとえば視聴完了率が悪い場合、動画内容が複雑で理解を深められていない可能性があります。
その場合、図やグラフを使った分かりやすい編集にするなどの改善が必要でしょう。
また、株主や投資家からの意見を取り入れるなどの改善方法もおすすめです。
具体的には、以下のような方法が挙げられます。
- 株主総会でアンケートを取る
- ライブ配信などで質問を受け付ける
株主や投資家がどんな情報を求めているのか分析したうえで動画を制作すれば、より効果を発揮するでしょう。
ストーリーテリング活用
ストーリーテリングとは、ストーリー調で主張やコンセプトを伝える手法のことです。
ストーリー性のある動画であれば、視聴者を惹きつけやすく飽きずに動画を見てもらえるでしょう。
また、自社ならではの歴史やエピソードを盛り込めば、他社との差別化も期待できます。
内製か外注か判断基準
IR動画は内製すべきか外注すべきか迷っている企業も多いでしょう。
内製か外注それぞれにおすすめな人は、以下の通りです。
内製がおすすめな人 | 外注がおすすめな人 |
---|---|
・コストを抑えたい人 ・動画制作ができる人材を獲得したい人 ・動画の配信予定日まで時間がない | ・クオリティの高い動画を作りたい人 ・自社で動画制作ができる余裕がない ・配信後の運用まで依頼したい人 |
次からそれぞれのメリット・デメリットや判断基準を詳しく解説します。
内製するメリット
内製するメリットは、以下の通りです。
- コストを抑えられる
- 動画制作のスキルやノウハウを身につけられる
- 急なスケジュールにも柔軟に対応できる
- 自社について外部に説明する手間がかからない
内製の大きなメリットは、コストを抑えられる点です。
外注費用がかからない分、費用も格段に安く済みます。
IR動画であれば、撮影場所も出演するキャストもすべて自社で対応できるため、人件費なども最低限に抑えられるでしょう。
また、自社で制作から配信まで行えば、自然と動画に関するスキルやノウハウを身につけられます。
自社内で動画制作ができる人材を確保したいという場合は、内製がおすすめです。
内製するデメリット
内製するデメリットは、以下の通りです。
- スキル習得できるまでクオリティの高い動画が作れない
- 社員の負担が増える
- 初期費用がかかる
自社に元々動画制作に精通した社員が居ない場合、スキルを習得できるまではクオリティの高い動画が作れない可能性があります。
すぐに習得できるとも限らないため、安定して効果のある動画が作れるようになるまでは時間がかかるでしょう。
通常業務に加えて動画制作を行うと、社員の負担が増える点もデメリットです。
特に社員が少ない企業の場合、通常業務をこなしながら同時進行で動画制作を進めることは難しいでしょう。
外注するメリット
外注するメリットは、以下の通りです。
- クオリティの高い動画が作れる
- 配信後の運用も任せられる
- 社員に負担がかからない
- 機材などの準備が不要
- トレンドや最新技術を取り入れた動画制作が可能
動画制作会社はプロであり、動画制作のスキルはもちろん配信後の運用知識まで豊富に持っています。
そのため、外注すれば効果のあるクオリティの高い動画を制作できるでしょう。
余計な準備やスケジュール調整などの手間もかからない分、社員に負担がかかりません。
通常業務に集中しながら、並行して動画制作できる点も大きなメリットです。
最新技術を取り入れた動画制作もしてもらえるので、ドローンを使った撮影など内製ではできない表現をしたい場合は、外注がおすすめです。
外注するデメリット
外注するデメリットは、以下の通りです。
- 費用が高くなりやすい
- 動画完成まで時間がかかりやすい
- 急なスケジュール変更に対応してもらいづらい
外注するデメリットのひとつは、費用が高くなりがちな点です。
制作会社は複数人のチームで制作を進め、動画内容によって人件費や機材費が変動します。
クオリティの高い動画を制作してくれる分、高額な費用がかかってしまうでしょう。
また、制作会社は一般的に複数の案件を同時進行で進めるため、動画完成まで2~3か月ほどかかります。
急なスケジュール変更にも対応してもらえないことがあるので、急ぎで動画を制作してほしい企業にとっては、デメリットと言えるでしょう。
費用を抑えたり、短い納期に対応してもらったりしたい場合は、フリーランスへの依頼がおすすめです。
ただし、クリエイターによってスキルに差があるので、事前に見極めることが大切です。
判断する時のポイント
内製か外注どちらを選ぶべきかで意識すべきポイントは、以下の要素です。
- 動画のクオリティ
- 制作にかかる費用
- 制作にかかる手間や時間
上記を踏まえたうえで、以下で比較表をまとめたので参考にしてみてください。
項目 | 外注(制作会社) | 外注(フリーランス) | 内製 |
---|---|---|---|
クオリティ | 高い | クリエイターによる | 自社持っているスキルによる |
費用 | 高い | やや安め | 安い |
制作にかかる時間 | 長期間かかる | 短め | 短め(自社の制作スキルによる) |
自社の負担量 | ほとんどない | クリエイターによっては一部の作業は負担がかかる | 多い |
柔軟性 | 急な変更には対応しづらい | やや高い | 高い |
予算は気にせず動画のクオリティだけを求める場合は、制作会社への外注がおすすめです。
一方で、費用を抑えたい場合や、継続的な動画制作を検討している場合は、内製が向いているでしょう。
依頼するクリエイターにもよりますが、外注と内製のどっちのメリットも押さえたいという場合は、フリーランスへの依頼がおすすめです。
気になる制作費用相場
動画制作にかかる費用は、内製と外注で変わります。
それぞれの費用目安や、どんな要素に費用がかかるのか以下で詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
費用を決める要素
動画の制作費用を決める要素は、主に以下の通りです。
- 依頼先
- 動画の尺
- 動画の種類
動画制作の費用には人件費や機材費、企画費などが含まれています。
動画の尺や種類によって必要なスタッフ人数や機材の種類も変わるため、上記の要素が費用に関わるのです。
ちなみに、一般的なIR動画の制作費用は50~200万円ほどです。
あくまで目安であり、動画時間や依頼先によって費用は大きく変動します。
内製時の費用目安
内製時の費用は、各企業の人件費や機材費によって変わるため、明言はできません。
以下で内製時に発生する費用の内訳を紹介するので、自社の状況に当てはめてみてください。
費用項目 | 内訳 |
---|---|
企画・構成 | ・企画に携わる社員の人件費 ・構成作成にかかわる人件費 ・調査費用 |
撮影 | ・カメラ、マイクなどの機材費 ・スタジオのレンタル代 ・キャストの出演料 ・小道具 ・撮影スタッフの人件費 |
編集 | ・編集ソフト費 ・編集スタッフの人件費 ・著作権利用料 ・ナレーション費用 |
上記は一般的な費用項目ですが、内製で費用がかかりやすいものは機材費や人件費です。
安く抑えることは可能ですが、コスト面を気にしすぎるとクオリティの高い動画が制作できない可能性もあるでしょう。
外注時の費用目安
IR動画の外注にかかるおおよその費用は、50~200万円ほどです。
しかし、制作会社にどの工程を依頼するかによって費用は変わります。
目安にはなりますが、各項目の費用内訳を以下で紹介するので参考にしてみてください。
費用項目 | 費用目安 |
---|---|
企画・構成費 | 5~30万円 |
撮影費 | 20~50万円 |
編集費 | 10~50万円 |
人件費 | 5~300万円 |
外注する場合でも、依頼する工程を「撮影だけ」「編集だけ」と絞ることで、費用を抑えられる可能性があります。
長さ別の相場目安
動画時間によっても費用相場は変わります。
以下は長さ別の費用相場を表にまとめたものです。
動画の長さ | 費用相場 |
---|---|
15~30秒 | 1万円~50万円 |
1~3分 | 1万円~200万円 |
3~5分 | 10万円~150万円 |
5~10分 | 10万円~200万円 |
上記はあくまで目安ですが、動画時間が長くなればなるほど人件費などがかかるため費用も高くなります。
費用を抑えたい場合は、動画時間を短くするのもひとつのコツです。
<h3>フリーランスの場合</h3>
フリーランスに動画制作を依頼した場合の費用は、およそ1~20万円ほどです。
具体的な内訳や費用目安は以下の通りです。
費用項目 | 費用目安 |
---|---|
企画・構成費 | 1~5万円 |
撮影費 | 2~10万円 |
編集費 | 2~15万円 |
修正・最終調整 | 5,000~2万円 |
上記も目安ではありますが、制作会社への依頼に比べると圧倒的に低価格であることが分かります。
フリーランスは企画から納品まですべてひとりで行うため、人件費がかからず費用を抑えられます。
ただし、依頼するクリエイターによっては担当できる作業が限られている場合もあるため注意しましょう。
よくある質問
ここでは、IR動画制作に関するよくある質問を紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
動画に必須の内容は?
IR動画に必要な内容は、以下の通りです。
- 経営状況
- 財務状況
- 会社の業績
- 今後の事業計画
IR動画は投資家や株主に向けて発信する動画であるため、「この企業には投資する価値があるのか」が分かる内容を取り扱いましょう。
経営状況や財務状況の透明性が高いほど信頼され、スムーズな資金調達やブランディングに繋がります。
逆に嘘のデータを公開してしまうと一気に信頼を失ってしまうでしょう。
おすすめの公開媒体は?
IR動画は自社のホームページなどで公開することが一般的ですが、以下のような媒体でもIR動画が公開できます。
媒体名 | 特徴 |
---|---|
日興アイ・アール | ・決算説明会などの動画コンテンツがまとめられている ・撮影から動画編集などを一貫して行ってくれるサービスもある・英語版にも対応 |
IR動画サイト | ・各企業のIR関連動画をまとめている ・登録会社数は1700社以上 |
IR Times | ・個人投資家と上場企業両方に価値のあるサービスを提供することを目標としたサイト ・個人投資家に向けた配信が豊富 |
上記のような配信サイトだけでなく、自社のSNSなどで発信することでも認知度の向上が期待できます。
自社サイトでの発信だけでは効果が発揮されない場合もあるため、さまざまな媒体を活用してみてください。
制作期間はどれくらい?
動画制作にかかる期間は外注か内製によって変わります。
外注の場合はおよそ2~3か月ほどで、各工程にかかる期間目安は、以下の通りです。
制作の流れ | かかる期間の目安 |
---|---|
1.ヒアリングと企画 | 1週間程度 |
2.見積もりと契約 | 1週間程度 |
3.制作開始と進捗確認 | 1か月半~2か月程度 |
4.納品と修正 | 1週間~2週間程度 |
5.検収と支払い | 1週間程度 |
自社の動画制作スキルによって異なりますが、内製であればスケジュールも柔軟に対応できるので上記よりも短期間で制作できるでしょう。
また、外注・内製に関わらず、途中で修正やトラブルが発生した場合は、期間が延びる可能性があります。
動画を制作する際は、なるべく余裕を持ったスケジュールで進めましょう。
初めてでも作れる?
動画制作は初めてでも制作可能です。
もちろん、いきなりクオリティの高い動画を制作するのは難しいですが、コツコツスキルを身につけていけば効果的なIR動画も制作できるでしょう。
初めての動画制作で失敗しないためには、以下のポイントを意識しながら制作してみてください。
- ひとつの動画に情報を盛り込みすぎない
- 図やグラフを使って分かりやすい動画を意識する
- 動画全体のテンポを意識する
- 強調したい部分は効果音やBGMなどを活用してメリハリを付ける
- 企業のイメージに合った編集を行う
- 動画の目的やターゲットを明確にしておく
動画では、情報をすべて伝えようと盛り込みすぎると、かえって見づらくなってしまいます。
なるべくシンプルで分かりやすい動画を意識しましょう。
図やグラフを多用したり、ナレーションに加えてテロップも付けるなど、どの年代の人が見ても分かりやすい動画づくりをしてみてください。
また、IR動画は企業のブランディングにも関わります。
企業のイメージを損なわないような編集を意識することも大切です。
費用を抑える方法は?
動画制作で費用を抑えるには、以下のポイントを意識してみてください。
- 動画時間を短くする
- フリーランスに依頼する
- 自社ですべて制作する
- 自社で用意できる素材や資料は用意しておく
- 撮影や編集など一部の工程だけ外部に依頼する
動画制作にかかる費用の要素は、人件費や撮影費などさまざまです。
そのため、一部の素材を自社で用意したり、一部の工程を自社で担当するだけでも費用は抑えられるでしょう。
まとめ
本記事では、IR動画のメリットや、外注・内製の判断基準などを紹介しました。
本記事をまとめると以下の通りです。
- IR動画は文章よりも分かりやすく理解を深められる
- コストを抑えたい場合は内製がおすすめ
- クオリティを重視する場合は外注がおすすめ
- 自社で用意できる素材は用意しておくと費用を抑えられる
IR動画は、スムーズな資金調達や株価の安定には必要なコンテンツです。
文面だけでは伝わりづらい内容やデータでも、動画にすることで株主や投資家の理解も深められるでしょう。
IR活動を成功させたい方は、ぜひ本記事を参考に動画制作を行ってみてください。
動画制作してみませんか?
お絵かきムービーではホワイトボード上で書いたり消えたりする動作を組み込むことで、視聴者を釘付けにする効果をもたらします。
その中で商品紹介や企業PRを行えば、より多くのユーザーにリーチできるため、短い動画でもインパクトを与えられます。
さらに、通常の動画制作よりもコストを抑えて制作依頼ができるのでおすすめです!
\自社商品・サービスをさらに販売できる!/