モーショングラフィックスとは?作り方とメリット、料金相場を解説

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今日のデジタル時代において、モーショングラフィックスは、情報を効果的かつ魅力的に伝えるための強力なツールとして注目されています。

とはいえ、「モーショングラフィックス」と聞いても、具体的にどのようなものかピンとこない方も多いのではないでしょうか。

「モーショングラフィックスとは具体的にどんなものか?」「どうやって作るのか?」「費用はどれくらいかかるのか?」といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。

本記事では、モーショングラフィックスの基本的な定義から、制作手順(作り方)、活用することで得られるメリット、さらには気になる料金相場までを徹底解説します。

ぜひ参考にしてください。

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その中で商品紹介や企業PRを行えば、より多くのユーザーにリーチできるため、短い動画でもインパクトを与えられます。


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目次

モーショングラフィックスとは?

はじめにモーショングラフィックスがどのようなものであるか、様々な観点から解説します。

まずモーショングラフィックスとは、テキスト、イラスト、写真、図形などの静止画に動きや音を加えた映像表現のことです。

テキスト、イラスト、写真、図形などの要素をアニメーション化したり、エフェクトを加えたりすることで、視覚的に訴えかける力を高めます。

ここでは、実際のモーショングラフィックスの活用例や、似たような言葉であるインフォグラフィックスやアニメーションとの違いを解説しますので、詳しく見ていきましょう。

モーショングラフィックスの活用例

モーショングラフィックスの活用例としては「製品紹介動画」「Web広告」「展示会映像」が挙げられます。

本記事ではそれぞれ、事例として以下の動画をご紹介します。

  • 製品紹介動画:ファイブミニ
  • 展示会映像:照明制御の困りごと DALIで解決! – 岩崎電気
  • Web広告:Think with Google

それぞれ、1つずつ確認していきましょう。

【製品紹介動画:ファイブミニ】

引用:ファイブミニ|製品紹介動画

製品紹介動画としてご紹介するのは、大塚製薬の食物繊維飲料「ファイブミニ」のPR映像です。

モーショングラフィックスを駆使し、果物や野菜をリズミカルに登場させる演出で、商品の特長をユニークに表現しています。

「仕事の合間」「くつろぎ時間」など、実際の生活シーンを想起させる構成により、視聴者が自然と商品を手に取るイメージを持ちやすい動画に仕上がっています。

【展示会映像:照明制御の困りごと DALIで解決! – 岩崎電気】

引用:岩崎電気

モーショングラフィックスを使った展示会映像の事例として紹介するのは、照明機器メーカー・岩崎電気の動画です。

製品やサービスの特徴をシンプルなアニメーションで伝え、短時間で視聴者の関心を引く構成が特徴です。

展示会やWeb広告において、第一印象で興味を持ってもらうきっかけづくりに効果的な映像といえるでしょう。

【Web広告:Think with Google】

引用:Ready Together

モーショングラフィックスを使ったWeb広告の事例としてご紹介するのは、Googleの「Think with Google」プロモーション映像です。

シンプルなアニメーションと明快な配色で、データや調査結果を直感的に伝える設計が特徴です。

全編英語ですが視覚的な工夫によって、視聴者の興味を引きながら情報をしっかり届ける、洗練された映像となっています。

インフォグラフィックスとの違い

インフォグラフィックスの違いを分かりやすくするために、モーショングラフィックスと比較した特徴を以下の表で示しました。

名称特徴
インフォグラフィックス・グラフ、図表などを用いて情報を整理し、視覚的にわかりやすく表現
・データや情報を正確にわかりやすく伝えることが目的
・ポスター、パンフレット、Webサイト、書籍など様々な媒体で利用
モーショングラフィックス・静止画に動きや音を加え、視覚的に訴えかける力を高める
・情報伝達に加え見ている人の感情を動かすなどの目的もある
・CM、Web広告、ミュージックビデオなど、主に動画形式で利用

上記のように、インフォグラフィックスは静止画で情報をわかりやすく伝えることを目的としています。

半面、モーショングラフィックスは、動きと音で情報を魅力的に伝えることに重点を置いていると言えます。

アニメーション・CGとの違い

「モーショングラフィックス」「アニメーション」そして「CG(コンピューターグラフィックス)」は、一見似たような「動く映像」です。

しかし目的や表現方法が大きく異なります。

あなたが伝えたい内容やターゲット層に合わせて、最適な手法を選ぶことが、動画制作で成果を出すための重要な第一歩です。

どれを使えば良いか迷った時のために、それぞれの特徴を比較表にまとめました。

名称特徴
アニメーション・キャラクターや背景を用い、ストーリー性のある映像を展開
・手描きや3DCG、ストップモーションなど多彩な手法がある
・視聴者の共感や感動を引き出したい時におすすめ
モーショングラフィックス・文字や図形、イラストなどに動きと音を加えて表現
・複雑な情報を視覚的に整理し、短時間で伝えるのに最適
・広告、プレゼン動画など、ビジネス用途でも多く活用される
・情報を分かりやすく伝えたいときにおすすめ
CG(コンピューターグラフィックス)・コンピューターを用いて作られた、静止画または動画のグラフィック全般
・映画やゲーム、建築パース、製品シミュレーションまで広く使われる
・リアルな表現(3DCG)からアニメ調の表現(セルルック)まで多様
・リアルな映像を作りたい時におすすめ

モーショングラフィックス、アニメーション、CGのどれを選ぶか迷った場合は、「動画で何を達成したいか」という目的を明確にして判断しましょう。

ビジネスにモーショングラフィックスを活用する3つのメリット

モーショングラフィックスをビジネスに活用した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。

本記事では、そのメリットを以下の3つに分けて解説していきます。

  • 複雑な情報やデータを直感的に伝えられる
  • ブランドの世界観(トンマナ)を効果的に表現できる
  • SNSやWeb広告など多様なプラットフォームで活用できる

それぞれのメリットを確認してみましょう。

複雑な情報やデータを直感的に伝えられる

モーショングラフィックスは、グラフや図表、抽象的な概念などを動きや視覚効果を使ってわかりやすく表現できます。

そのため、複雑で専門的な情報でも、視聴者が直感的に理解しやすくなるのが大きなメリットです。

たとえば、製品の構造や機能、業務フローなどをアニメーション化することで、文章や静止画だけでは伝わりにくい内容もスムーズに伝達でき、視聴者の理解度や納得感の向上に貢献します。

ブランドの世界観(トンマナ)を効果的に表現できる

モーショングラフィックスは、視覚デザインだけでなく、動きのリズムやタイミング、音響効果など多彩な要素を組み合わせて作られます。

そのため、ブランドが持つ独自の雰囲気や価値観を立体的に表現可能です。

企業ロゴやカラー、トーンを一貫して用いることで、短い映像でも「ブランドらしさ」が強く伝わり、視聴者の印象に深く刻まれやすくなります。

このため、ブランドイメージの強化やファンの獲得にも効果的といえるでしょう。

SNSやWeb広告など多様なプラットフォームで活用できる

モーショングラフィックスは、動画のフォーマットや尺を柔軟に調整できます。

そのため、テレビCMやWeb広告、SNS動画、展示会の大型モニターなど、さまざまなプラットフォームで効果的に活用可能です。

一度制作した素材を編集・再構成するだけで、各媒体に最適化した動画を効率よく作れます。

これにより、限られた予算や時間でブランドや商品のメッセージを幅広いターゲットに効果的に届けられます。

モーショングラフィックスの料金相場と依頼時のポイント

モーショングラフィックスを依頼する際、特に気になるのが「料金」と「依頼先の選び方」ではないでしょうか。

本記事では、モーショングラフィックスの料金相場や、外部に制作を依頼する際に押さえておきたいポイントを、以下の4つに分けてわかりやすく解説していきます。

  • 料金は何で決まる?費用を決める3つの要素
  • 【目的別】モーショングラフィックスの料金相場の目安
  • 【失敗しない】 制作会社を選ぶ際の3つのポイント
  • 依頼時に準備すべきこと・伝えるとスムーズなこと

それぞれ、1つずつ確認していきましょう。

料金は何で決まる?費用を決める3つの要素

要素内容例費用への影響
動画の尺・15秒
・30秒
・1分など
・長くなるほど高くなる傾向
演出・デザインの複雑さ・シンプルなスライド
・複雑なアニメーション
・複雑になるほど費用増加
使用する素材・写真
・イラスト
・3Dモデル
・BGM
・ナレーションなど
・素材の種類
・点数で費用変動

これらの要素を組み合わせて、動画制作の最終的な費用が決まります。

【目的別】モーショングラフィックスの料金相場の目安

モーショングラフィックスの制作費用は、動画の長さや内容、品質によって大きく異なります。

以下に、代表的なビジネスシーン別の料金相場をまとめました。

目的料金相場
会社紹介(1〜3分)60〜200万円
商品・サービス紹介動画(30秒〜1分)30〜100万円
展示会・イベント(30秒〜1分)30〜100万円
ブランディング80~200万円
採用20~60万円

この相場はあくまで目安であり、複雑なオリジナルイラストの制作やナレーション収録など、オプション追加により変動します。

まずは目的と予算を明確にして、制作会社に見積もりを依頼しましょう。

【失敗しない】 制作会社を選ぶ際の3つのポイント

モーショングラフィックスの制作を外注する際、動画のクオリティとプロジェクトの進行を成功させるためには、依頼する制作会社を慎重に選ぶ必要があります。

失敗を防ぐために、以下の3つの重要なポイントを必ず確認しましょう。

項目
①過去の制作「実績」と専門性の確認
②担当者との「コミュニケーション」の円滑さ
③料金の透明性」と内訳の明確さ

動画制作会社を選ぶ際には、まずその会社のポートフォリオを確認し、過去の制作事例が自分の目指すスタイルや業界に合っているかを見極めましょう。

また、担当者とのコミュニケーションがスムーズに進むかも重要なポイントです。

レスポンスの速さや対応の丁寧さを確認し、イメージ共有や修正依頼が円滑に進む担当者を選びましょう。

さらに、料金体系が明確であることも大切です。

見積もりに費用の内訳が詳細に記載されているか、追加費用が発生しないかを事前に確認しておくことで、予期せぬトラブルを避けることができます。

依頼時に準備すべきこと・伝えるとスムーズなこと

高品質なモーショングラフィックスを効率よく制作するためには、制作会社に依頼する前に以下の情報を整理して伝えることが非常に重要です。

項目
①動画の「目的」と「ターゲット」
②予算と納期
③参考となる映像

目的とは、動画で達成したい最終目標(認知度向上や採用応募増など)です。

ターゲットは、動画を見てもらいたい人物像(30代のBtoB企業担当者や就職活動中の学生など)です。

これらを明確にすることで、適切な提案が得られます。

また、かけられる総予算と、いつまでに動画が必要かという納期を具体的に伝えましょう。

他にも「こんな雰囲気にしたい」「この動きが好き」といったイメージを伝えるために、競合他社や他業界の参考動画をいくつか準備しておくと、イメージ共有が一気にスムーズになります。

モーショングラフィックスの作り方【5ステップ】

ここからはモーショングラフィックスの作り方(5ステップ)を紹介します。

あくまで一例ではありますので、会社などによっては異なる可能性がありますが、参考にしてください。

紹介する手順は以下の通りです。

  • 【STEP1】コンセプト設計・企画
  • 【STEP2】シナリオ・絵コンテ作成
  • 【STEP3】 素材準備とアニメーション作成
  • 【STEP4】 BGM・ナレーション入れと調整
  • 【STEP5】書き出しと納品

次からは上記の手順を詳しく解説していきます。

【STEP1】コンセプト設計・企画

はじめに行うのは、コンセプト設計です。

まず目的の明確化として、何のためにモーショングラフィックスを作るのか、目的を明確にします。

ターゲット層、伝えたいメッセージ、求める効果などを具体的に定義しましょう。

目的が明確になれば、構成案の作成を行います。

映像の流れや構成を考え、必要なシーンや要素を洗い出しましょう。

ラフスケッチやストーリーボードを作成すると、イメージを共有しやすくなります。

デザインコンセプトを決めておくのも重要です。

色、フォント、グラフィックスタイルなどを決定し、全体的な雰囲気を統一します。

ターゲット層や伝えたいメッセージに合ったデザインを選びましょう。

ここでの注意点は、ターゲット層の好みや、伝えたいメッセージに合ったデザインを選ぶ点です。

デザインがずれていると、視聴者に響かない映像になってしまいます。

【STEP2】シナリオ・絵コンテ作成

企画・構成(STEP1)で定めた目的とターゲットに基づき、具体的な映像設計図を作成します。

この工程は、動画の成否を分ける非常に重要なステップです。

以下にそれぞれの詳細をまとめました。

①シナリオ作成
映像の「台本」となるものです。
ナレーションやセリフ、表示するテキストの内容を、時間軸に沿って具体的に書き起こします。
情報が正確に、ロジカルに伝わるよう構成を練りましょう。
②絵コンテ作成
シナリオに対応する映像の設計図です。
各シーンで「どのようなイラストや図形を」「どのように動かすか(モーションの指示)」を絵と文章で表現します。
この段階で完成イメージを制作会社と共有することで、後工程での手戻りを大幅に削減できます。

この2つを明確にすることで、次のイラスト制作へスムーズに進めます。

【STEP3】 素材準備とアニメーション作成

シナリオ・絵コンテ(STEP2)の設計図をもとに、実際に映像を形にしていく工程です。

以下の2つの要素が主な作業となりますので、詳細をまとめました。

①ソフトウェア選定と素材の準備
最初に、ソフトウェア選定と環境構築を行います。
映像に動きをつけるためには、After Effectsなどのソフトウェアが一般的です。
無料ソフトもありますが、表現したい内容に応じて適切なものを選びましょう。
また、使用するPCがソフトウェアの動作環境を満たしているか、事前に確認することが大切です。

次に素材収集です。
映像制作には、絵コンテに必要なイラストや写真、BGM、効果音などの素材が必要です。
これらの素材が著作権をクリアしているかを確認し、フリー素材サイトや有料素材サイトを活用して集めましょう。
②タイムラインでの配置と動きの作成
準備した素材をソフトウェアに取り込み、動きをつけていきます。
収集した素材をタイムラインに配置し、構成案通りに並べてください。
各素材に動きやエフェクトを加え、アニメーションを作成していきましょう。
この際、動きが多すぎると情報が伝わりにくくなるため、適切な緩急をつけて、視聴者がスムーズに情報を受け取れるよう調整します。

素材の著作権・肖像権には注意を払いましょう。

この工程を丁寧に行うことが、高品質な動画の土台となります。

【STEP4】 BGM・ナレーション入れと調整

アニメーションが完成したら、視聴者への情報伝達力と臨場感を高めるための「音」(BGM・ナレーション入れ)の仕上げを行います。

詳細を以下にまとめました。

①音響の調整(BGM・効果音)
映像の雰囲気を左右するBGM(背景音楽)や効果音(SE)を挿入します。
映像の内容に合った著作権フリーの音源を選び、臨場感を与えましょう。
音量バランスやタイミングを細かく調整し、ナレーションが聞こえにくいといった状態を防ぎます。
②ナレーション
シナリオに基づき、ナレーターの音声(ナレーション)を収録し、映像に合わせて挿入します。
ナレーションが入ることで、複雑な情報でも視聴者がスムーズに理解することが可能です。
プロのナレーターを起用することで、信頼性や説得力を向上させることができます。

この音響調整のステップを丁寧に行うことで、動画の情報伝達力と視聴体験の質が格段に向上します。

【STEP5】書き出しと納品

最後のステップは、書き出しと納品です。

完成したモーショングラフィックスを目的のプラットフォームに合わせたファイル形式(MP4, MOV, GIFなど)で書き出しましょう。

クライアントや上司に納品する必要があれば、完成したモーショングラフィックスを納品します。

クライアントや上司から依頼があれば、必要に応じて、修正や調整を行ってください。

ここでの注意点は、納品前に、必ずファイル形式やサイズ、再生時間などを確認しましょう。

また、クライアントや上司の要望に合わせて修正に対応できるよう、余裕を持ったスケジュールで進めることが大切です。

アイデアが見つかる参考サイトとテンプレート活用術

モーショングラフィックスの制作アイデアは、インスピレーションと効率的なツールから生まれます。

本記事では動画のヒントが得られる参考サイトと、制作時間を短縮するテンプレートの活用法を以下の2つに分けてご紹介します。

  • 依頼の参考に!モーショングラフィックスの参考サイト3選
  • テンプレート活用のメリット・デメリット【自社制作・依頼時】

それぞれ、1つずつ見ていきましょう。

依頼の参考に!モーショングラフィックスの参考サイト3選

効果的な動画制作には、参考サイトから最新のデザインや演出のヒントを取り入れるのがおすすめです。

ここでは、モーショングラフィックス制作の依頼時やアイデア出しの際に非常に参考になる、厳選した3つのサイトをご紹介します。

名称特徴
Vimeo・高品質な動画作品が多く集まっている
・プロの作品や企業の事例が豊富
・検索機能が充実していて探しやすい
Behance・世界中のプロクリエイターが使用するサイト
・様々なジャンルの高品質な作品が豊富
・制作過程や、構成・構図なども学べる
Dribbble・作品のクオリティが非常に高い
・デザイナー向けの招待制SNS
・ハイレベルなインスピレーションを得たい時
役立つ

これらのサイトを活用すれば、単に依頼するだけでなく、制作会社に対して「こんなテイストで」と具体的なイメージを伝える際にも役立ちます。

ぜひ、制作のヒントに役立ててください。

テンプレート活用のメリット・デメリット【自社制作・依頼時】

モーショングラフィックスの制作において、テンプレートを活用することは、時間とコストを節約する有効な手段です。

自社制作・外部依頼、それぞれのメリットとデメリットを理解しておきましょう。

以下に詳細をまとめました。

項目
メリット
デメリット
自社制作・制作期間とコストを大幅に削減できる
・プロの技術を借りずに、一定のクオリティを確保しやすい
・オリジナリティに欠けるため他社と差別化しにくい
外部依頼・テンプレートをベースとすることで、制作費を抑えられる
・品質保証がある
・完全な要望は反映できないことがある。

結論として、予算を抑えつつ一定の品質で迅速に動画が必要な場合にテンプレートは強力な味方になります。

逆に、ブランドイメージを強く訴求したい場合は、完全オリジナル制作を検討すべきでしょう。

モーショングラフィックスが作れるソフト 3選

ここからはモーショングラフィックスが作れるソフトを紹介します。

今回紹介するソフトは以下の3つです。

  • Adobe After Effects
  • Cinema 4D
  • Blender

各ソフトの特徴などを次から詳しく見ていきます。

なお、料金については、変更される場合があるので、詳しくは公式サイトを確認してください。

Adobe After Effects

引用元:Adobe After Effects
項目詳細
特徴・2Dモーショングラフィックスに特化
・業界標準ソフト
メリット・高い表現力
・豊富なプラグイン
・チュートリアルや情報が多い
デメリット・3D機能は限定的
・習得に時間がかかる
料金・After Effects 1か月:3,280円
・Creative Cloudコンプリートプラン 1か月:9,080円
※7日間の無料体験あり
公式サイトURLhttps://www.adobe.com/jp/products/aftereffects.html

Adobe After Effectsは、映像に特殊効果やモーショングラフィックスを追加するための業界標準のソフトウェアです。

2D合成、アニメーション、キーイング、トラッキングなど、様々な機能を搭載しており、プロの映像制作現場で広く利用されています。

Cinema 4D

引用元:Cinema 4D
項目詳細
特徴・3Dモーショングラフィックスに強い
・直感的な操作性
メリット・3D表現が得意
・直感的なUIで初心者でも使いやすい
・After Effectsとの連携がスムーズ
デメリット・2D機能は限定的
・価格が高い
料金・Cinema 4D 134,640円/年
公式サイトURLhttps://www.maxon.net/ja/cinema-4d

Cinema 4Dは、ドイツのMaxon Computerが開発する3DCGソフトウェアです。

直感的な操作性と豊富な機能で、映画、テレビ、CM、建築、プロダクトデザインなど、幅広い分野で活用されています。

Blender

引用元:Blender
項目詳細
特徴・3D制作ソフト
・無料ながら高機能
メリット・無料で利用可能
・2D/3Dモーショングラフィックス両方に対応
・活発なコミュニティ
デメリット・習得難易度が高い
・商用サポートがない
料金・無料
公式サイトURLhttps://www.blender.org/

Blenderは、無料ながら高機能なオープンソースの3DCGソフトウェアです。

モデリング、アニメーション、レンダリング、合成、動画編集など、3DCG制作に必要な機能を網羅しており、個人利用からプロの現場まで幅広く活用されています。

モーショングラフィックスについてよくある質問

最後にモーショングラフィックスについてよくある質問を紹介します。

モーショングラフィックス初心者向けの内容になっているので、該当する方はしっかり確認していきましょう。

制作期間はどのくらいかかりますか?

モーショングラフィックスの制作期間は、通常1ヶ月~2ヶ月程度が目安です。

動画の内容や尺、表現の複雑さによって前後し、工程が多いほど制作期間は伸びます。

企画から制作、修正までを含めた期間として十分な余裕を持ってスケジュールを組みましょう。

自社(インハウス)で制作するのは可能ですか?

自社でモーショングラフィックスを制作することは可能です。

ただし、専門的なソフトウェアやデザイン・アニメーションのスキルが必要となるため、担当者の技術レベルによって完成度に差が出る場合があります。

制作環境や人材が整っているならコスト削減につながりますが、品質や効率を重視する場合は外部の制作会社に依頼するのも一つの方法です。

スマホアプリでも作れますか?

スマホアプリでもモーショングラフィックスを制作することは可能です。

近年、スマホ向けの高機能なアプリが増えており、手軽にプロフェッショナルな映像を作成できます。

以下はおすすめのアプリです。

アプリ名機能・特徴
Alight Motion・基本的なアニメーション作成機能を完備
・定期的にエフェクトが追加される
Videoleap・映画並みの映像やSNS用の動画が簡単に作成可能
・プロ・アマ問わず幅広く利用されている
Motionleap・写真をアニメーション化できる
・自由に動きをつけられる

SNS広告用の短尺動画や、シンプルな企業ロゴのアニメーションであれば、スマホで十分対応可能です。

静止画(インフォグラフィック)と動画どちらが良いですか?

静止画(インフォグラフィック)と動画は、それぞれ異なるメリットがあるため、目的や伝えたい内容に応じて選ぶことが重要です。

以下に詳細をまとめました。

種類メリット
静止画(インフォグラフィック)・複雑な情報をシンプルに視覚化
・制作コストが低く、短期間で制作できる
・情報をすばやく把握したい時に便利
動画・動きや音で印象的に伝えられ、感情に訴求可能
・詳細な説明が可能
・エンゲージメントが高い

結論として、短時間でシンプルに情報を伝えたい場合は静止画(インフォグラフィック)、感情的な訴求やストーリー性を重視する場合は動画が最適です。

目的に合わせて、うまく使い分けましょう。

まとめ

本記事では、モーショングラフィックスの基本的な定義から、制作手順、活用によるメリットなどについて、解説してきました。

本記事をまとめると以下の3点になります。

  • モーショングラフィックスはテキスト、イラスト、写真などの静止画に動きや音を加えた映像表現
  • モーショングラフィックスは多様なプラットフォームで活用できる
  • 簡単なモーショングラフィックスなら、スマホアプリでも制作可能

モーショングラフィックスは、情報をより魅力的に伝える強力な手段です。

まずは無料のアプリやソフトを使い、シンプルなモーショングラフィックスの制作に挑戦してみましょう。

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