モーショングラフィックスとは?作り方から使えるテンプレートサイトまで紹介します!

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モーショングラフィックスは、企業やお店が自分達の商品やサービスをアピールする時に活用される動画の一つです。

ただ、モーショングラフィックスと聞いて、何のことか分からない人も少なくないのではないでしょうか?

さらに、上司などからモーショングラフィックスの動画を製作してほしいと言われてしまったら、以下のような不安や懸念が発生することでしょう。

  • モーショングラフィックスなんて実際どうやって作ったらよいのか?
  • 少しでも楽に作れる方法はないものだろうか?
  • 動画制作初心者の私が作っても大丈夫なの?

そこで本記事ではモーショングラフィックスがどのようなものであるかや、作り方、実際に制作する際に利用できるテンプレートサイトなどを紹介します。

本記事が、モーショングラフィックスの理解に繋がり、いざ実際に制作することになった場合の一助となれば幸いです。


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モーショングラフィックスとは?

はじめにモーショングラフィックスがどのようなものであるか、様々な観点から解説します。

まずモーショングラフィックスとは、テキスト、イラスト、写真、図形などの静止画に動きや音を加えた映像表現のことです。

テキスト、イラスト、写真、図形などの要素をアニメーション化したり、エフェクトを加えたりすることで、視覚的に訴えかける力を高めます。

ここでは、実際のモーショングラフィックスの活用例や、似たような言葉であるインフォグラフィックスやアニメーションとの違いを解説しますので、詳しく見ていきましょう。

モーショングラフィックスの活用例

モーショングラフィックスの活用例としては以下が挙げられます。

  • Web広告・SNS動画
  • プレゼンテーション
  • ミュージックビデオ

それぞれの事例を詳しくみていきましょう。

最初は、Web広告・SNS動画の事例です。

これは、商品やサービスの魅力を短時間で伝え、ユーザーの興味を引くために活用されます。

視覚的に訴えかけることで、ブランドイメージの向上や商品の認知度アップに繋がります。

2つ目は、プレゼンテーションの事例です。

複雑なデータや情報を視覚化し、聴衆の理解を深めるために活用されます。

退屈になりがちなプレゼンテーションに動きを加えることで、より魅力的で記憶に残るものになります。

3つ目は、ミュージックビデオで活用される事例です。

これは、音楽に合わせて視覚的な表現を加え、楽曲の世界観を表現します。

アーティストのイメージを視覚的に表現し、楽曲への没入感を高めます。

インフォグラフィックスとの違い

インフォグラフィックスの違いを分かりやすくするために、モーショングラフィックスと比較した特徴を以下の表で示しました。

名称特徴
インフォグラフィックス・グラフ、図表などを用いて情報を整理し、視覚的にわかりやすく表現
・データや情報を正確にわかりやすく伝えることが目的
・ポスター、パンフレット、Webサイト、書籍など様々な媒体で利用
モーショングラフィックス・静止画に動きや音を加え、視覚的に訴えかける力を高める
・情報伝達に加え見ている人の感情を動かすなどの目的もある
・CM、Web広告、ミュージックビデオなど、主に動画形式で利用

上記のように、インフォグラフィックスは静止画で情報をわかりやすく伝えることを目的としています。

半面、モーショングラフィックスは、動きと音で情報を魅力的に伝えることに重点を置いていると言えます。

アニメーションとの違い

アニメーションとの違いも見ていきましょう。

ここでも、モーショングラフィックスとアニメーションの特徴を以下の表で示しました。

名称特徴
アニメーション・主にキャラクターが登場し、ストーリーが展開される映像表現
・手描き、CG、ストップモーションなど様々な手法での制作
・目的は物語への没入感を促し視聴者に感動や共感を与えること
モーショングラフィックス・静止画に動きや音を加え、視覚的に訴えかける力を高める
・情報伝達に加え見ている人の感情を動かすなどの目的もある
・CM、Web広告、ミュージックビデオなど、主に動画形式で利用

上記の表から、アニメーションは物語を伝えることを主としているのに対して、モーショングラフィックスは情報を伝える点に重点を置いています。

結局上記の二つの手法は目的が異なるため、伝えたい内容などによって、それぞれ使い分けると良いでしょう。

モーショングラフィックスを使った時のメリット

ここからはモーショングラフィックスを使った時のメリットを紹介します。

モーショングラフィックス活用時のメリットは以下の3点です。

  • 視覚的な訴求力と高い記憶に残る
  • 感情や雰囲気を効果的に表現できる
  • 多様なプラットフォームで活用できる

上記のメリットを一つ一つ確認してみましょう。

視覚的な訴求力と高い記憶に残る

1つ目のメリットは、視覚的な訴求力と高い記憶に残る点です。

視覚的な訴求力に関しての主な具体例としては、以下の3つがあります。

  • 動きによる注意喚起:バナー(商品回転など)の動きなどでユーザーの視線を惹きつける
  • 複雑な情報の視覚化:企業の業績推移をグラフで伸びていく様子を示す
  • 感情への訴求:美しい自然の映像と感動的な音楽を組み合わせて、視聴者の環境保護への意識を高める

高い記憶に残る点に関しての主な具体例は以下の3つです。

  • 視覚と聴覚の相乗効果:視覚的な情報と音楽や効果音などの聴覚的な情報も組み合わせて記憶定着の効果が高まる
  • ストーリー性:ストーリー性を持たせることで、視聴者は感情移入しやすくなり、内容を深く理解できる
  • 繰り返し視聴:CMなどのように短時間で繰り返し視聴できるため、情報を定着させる効果がある

上記の例のように、モーショングラフィックスは、視覚的な訴求力と高い記憶に残るので、広告、プロモーションなど様々な場面で活用できます。

感情や雰囲気を効果的に表現できる

2つ目のメリットは、静止画に動きや音を加えることで、感情や雰囲気を効果的に表現できる点です。

具体例としては以下のような事例があります。

  • スポーツイベントのオープニング映像
  • 環境問題啓発動画
  • 企業プロモーション動画
  • SF映画のタイトルシーケンス
  • ファッションブランドのプロモーション動画 など

どれも色や、動きの緩急、音楽や効果音、光の当て方や影の表現などを上手に活用して、視聴者に対して、感情や雰囲気を効果的に表現しています。

モーショングラフィックスは、様々な要素を組み合わせることで、感情や雰囲気を効果的に表現し、視聴者に強い印象を残すことが可能です。

多様なプラットフォームで活用できる

3つ目のメリットは、モーショングラフィックスが多様なプラットフォームで活用できる点です。

モーショングラフィックスは、Webサイトのバナー広告やSNS動画、デジタルサイネージなど、多様なプラットフォームで活用できます。

例えば、以下のような事例があります。

  • Webサイト:商品の魅力を短時間で伝え、クリック率向上に貢献
  • SNS:短い動画でフォロワーのエンゲージメントを高め、広告ではターゲット層に合わせた配信で効果的なプロモーションが実現可能
  • デジタルサイネージ:商業施設や交通機関などで情報を発信し、集客効果や利便性を向上できる
  • テレビCM:商品の魅力や企業理念の訴求、番組の世界観を表現するなど活用可能

上記のように、モーショングラフィックスは、多様なプラットフォームで活用できます。

重要なのは、それぞれのプラットフォームの特性に合わせて、効果的なモーショングラフィックスを制作することです。

それにより、高い宣伝効果や情報伝達効果を得ることができるでしょう。

モーショングラフィックスの作り方

ここからはモーショングラフィックスの作り方(手順)を紹介します。

あくまで一例ではありますので、会社などによっては異なる可能性がありますが、参考にしてください。

紹介する手順は以下の通りです。

  1. コンセプト設計
  2. ソフトウェア選定と環境構築
  3. 素材配置とアニメーション作成
  4. 仕上げと調整
  5. 書き出しと納品

次からは上記の手順を詳しく解説していきます。

コンセプト設計

はじめに行うのは、コンセプト設計です。

まず目的の明確化として、何のためにモーショングラフィックスを作るのか、目的を明確にします。

ターゲット層、伝えたいメッセージ、求める効果などを具体的に定義しましょう。

目的が明確になれば、構成案の作成を行います。

映像の流れや構成を考え、必要なシーンや要素を洗い出しましょう。

ラフスケッチやストーリーボードを作成すると、イメージを共有しやすくなります。

デザインコンセプトを決めておくのも重要です。

色、フォント、グラフィックスタイルなどを決定し、全体的な雰囲気を統一します。

ターゲット層や伝えたいメッセージに合ったデザインを選びましょう。

ここでの注意点は、ターゲット層の好みや、伝えたいメッセージに合ったデザインを選ぶ点です。

デザインがずれていると、視聴者に響かない映像になってしまいます。

ソフトウェア選定と環境構築

2番目のステップは、ソフトウェア選定と環境構築を行います。

モーショングラフィックスを初めて製作する場合、ソフトウェア選定が必要です。

後述しますが、After Effects, Blender, Cinema 4Dなど、目的に合ったソフトウェアを選びましょう。

初心者向けには、操作が簡単な無料ソフトもあります。

ソフトを入手したら、ソフトウェアのインストールや設定を行いましょう。

必要なプラグインがあれば、合わせてインストールします。

ここでの注意点は、使用するソフトウェアの動作環境を満たしているか、公式サイトなどで事前に確認しましょう。

また、必要なプラグインをインストールする際も、手持ちのPCやスマホなどへの互換性があるか確認が必要です。

素材配置とアニメーション作成

3番目のステップは、素材配置とアニメーション作成です。

素材収集は、イラスト、写真、動画、音楽など、必要な素材を集めましょう。

著作権には特に注意し、フリー素材サイトや有料素材サイトを活用してください。

素材集めが終わったら、インストールしたソフトウェアに素材を配置し、構成案に沿ってタイムラインに並べます。

その後、各素材に動きやエフェクトを加え、アニメーションを作成します。

キーフレームを設定し、動きを細かく調整してください。

注意点としては、アニメーションは、動きすぎると見づらくなってしまうので、適切な緩急をつけ、視聴者が情報を受け取りやすいように配慮しましょう。

仕上げと調整

4番目のステップは、仕上げと調整です。

このステップで行うことは以下の点です。

  • シーン間の切り替えにトランジション効果を加え、映像をスムーズにつなげる
  • 色調補正を行い、映像全体の雰囲気を調整する
  • 音楽や効果音を加え、映像に臨場感を与えるため、音量バランスやタイミングを調整する

注意点としては、音楽や効果音は、映像の雰囲気を大きく左右するので、慎重に作業を行ってください。

著作権フリーの音源を使用する際は、映像の内容に合ったものを選ぶ必要があります。

また、できるだけ他の人に視聴してもらい、フィードバックをもらうことで、より動画を質の高いものにブラッシュアップできるでしょう。

書き出しと納品

最後のステップは、書き出しと納品です。

完成したモーショングラフィックスを目的のプラットフォームに合わせたファイル形式(MP4, MOV, GIFなど)で書き出しましょう。

クライアントや上司に納品する必要があれば、完成したモーショングラフィックスを納品します。

クライアントや上司から依頼があれば、必要に応じて、修正や調整を行ってください。

ここでの注意点は、納品前に、必ずファイル形式やサイズ、再生時間などを確認しましょう。

また、クライアントや上司の要望に合わせて修正に対応できるよう、余裕を持ったスケジュールで進めることが大切です。

モーショングラフィックスのテンプレートがあるサイト 5選

ここからはモーショングラフィックスの制作時のテンプレートがあるサイトを紹介します。

モーショングラフィックスのテンプレートがあると、初心者の方は、比較的簡単に制作できるメリットがあるので上手に活用してください。

なお、著作権などには十分注意して、利用するようにしましょう。

本記事で紹介するサイトは以下の5つです。

  • MotionElements
  • Envato Elements
  • Motion Array
  • Adobe Stock
  • FlexClip

それでは各サイトの特徴などを詳しく確認していきましょう。

なお、料金については、変更される場合があるので、詳しくは公式サイトを確認してください。

MotionElements

引用元:MotionElements
特徴アジア最大級、日本語対応、After Effectsテンプレート豊富
メリット日本語で安心して利用可能、高品質なテンプレートが多い
デメリットAfter Effects以外のソフト用テンプレートは少ない
料金1か月:2,375円
1年:28,500円
公式サイトURLhttps://www.motionelements.com/ja/

MotionElementsは、アジア最大級の動画素材マーケットプレイスです。

ロイヤリティフリーの動画、音楽、3Dモデル、After Effectsテンプレートなどを提供しており、特に豊富なAfter Effectsテンプレートが特徴です。

日本語にも対応しており、安心して利用できるのも素晴らしいポイントと言えます。

Envato Elements

引用元:Envato Elements
特徴動画、音楽、グラフィックなど幅広い素材を提供、モーショングラフィックステンプレートも豊富
メリットサブスクリプションで様々な素材を利用可能、コストパフォーマンスが高い
デメリットAfter Effects以外のソフト用テンプレートは少ない、日本語に非対応
料金個人プラン 1か月:$16.50
チームプラン(3名)1か月:$37.25
公式サイトURLhttps://elements.envato.com/

Envato Elementsは、月額または年額制のサブスクリプションサービスです。

写真、動画、音楽、グラフィック、Webテンプレートなど、1,600万点以上のクリエイティブ素材を無制限にダウンロードできます。

商用利用も可能で、幅広いジャンルのクリエイターに利用されています。

Motion Array

引用元:Motion Array
特徴ロイヤリティフリー素材、プレミアプロやダヴィンチリゾルブ向けのテンプレートも豊富
メリット豊富な動画編集ソフトに対応、チュートリアル動画が充実
デメリットAfter Effects用テンプレートは少なめ、日本語に非対応、一部素材に商用利用制限
料金個人プラン 1か月:$29.99
チームプラン(2名)1か月:$37.50
公式サイトURLhttps://motionarray.com/

Motion Arrayは、動画クリエイター向けのサブスクリプションサービスです。

ロイヤリティフリーの動画、音楽、写真、グラフィック、Premiere Proプリセット、After Effectsテンプレートなど、数百万点以上の素材を無制限にダウンロードできます。

Adobe Stock

引用元:Adobe Stock
特徴Adobe製品との連携がスムーズ、高品質なテンプレート
メリットAfter Effectsユーザーにおすすめ、高品質な素材が豊富
デメリット比較的価格が高い
料金通常ライセンス素材3点 1か月:3,828 円
通常ライセンス素材25点またはビデオ3本 1か月:9,328円
通常ライセンス素材40点またはビデオ6本 1か月:13,068円
通常ライセンス素材750点またはビデオ25本 1か月:32,978円
公式サイトURLhttps://stock.adobe.com/jp/

Adobe Stockは、Adobeが提供するロイヤリティフリーの素材マーケットプレイスです。

写真、イラスト、動画、テンプレートなど、数百万点以上の高品質な素材を扱っており、Adobe Creative Cloudとシームレスに連携できます。

FlexClip

引用元:FlexClip
特徴オンラインで簡単に動画編集可能、初心者向け
メリット操作が簡単、無料でも利用可能
デメリットテンプレートの種類が少ない、高度な編集は難しい
料金プラスプラン 1か月:$9.99
ビジネスプラン 1か月:$19.99
※無料プランもあり
公式サイトURLhttps://www.flexclip.com/jp/

FlexClipは、ブラウザ上で簡単に動画編集ができるオンラインツールです。

直感的な操作で、初心者でも手軽に動画を作成できます。

豊富なテンプレートや素材、BGM、効果音などを活用でき、SNS向けの短い動画からプレゼンテーション動画まで幅広く対応しています。

モーショングラフィックスが作れるソフト 3選

ここからはモーショングラフィックスが作れるソフトを紹介します。

今回紹介するソフトは以下の3つです。

  • Adobe After Effects
  • Cinema 4D
  • Blender

各ソフトの特徴などを次から詳しく見ていきます。

なお、料金については、変更される場合があるので、詳しくは公式サイトを確認してください。

Adobe After Effects

引用元:Adobe After Effects
特徴2Dモーショングラフィックスに特化、業界標準ソフト
メリット高い表現力、豊富なプラグイン、チュートリアルや情報が多い
デメリット3D機能は限定的、習得に時間がかかる
料金After Effects 1か月:3,280円
Creative Cloudコンプリートプラン 1か月:7,780円
※7日間の無料体験あり
公式サイトURLhttps://www.adobe.com/jp/products/aftereffects.html

Adobe After Effectsは、映像に特殊効果やモーショングラフィックスを追加するための業界標準のソフトウェアです。

2D合成、アニメーション、キーイング、トラッキングなど、様々な機能を搭載しており、プロの映像制作現場で広く利用されています。

Cinema 4D

引用元:Cinema 4D
特徴3Dモーショングラフィックスに強い、直感的な操作性
メリット3D表現が得意、直感的なUIで初心者でも使いやすい、After Effectsとの連携がスムーズ
デメリット2D機能は限定的、価格が高い
料金1か月:18,700円(Redshiftとのセット)
公式サイトURLhttps://www.maxon.net/ja/cinema-4d

Cinema 4Dは、ドイツのMaxon Computerが開発する3DCGソフトウェアです。

直感的な操作性と豊富な機能で、映画、テレビ、CM、建築、プロダクトデザインなど、幅広い分野で活用されています。

Blender

引用元:Blender
特徴3D制作ソフト、無料ながら高機能
メリット無料で利用可能、2D/3Dモーショングラフィックス両方に対応、活発なコミュニティ
デメリット習得難易度が高い、商用サポートがない
料金無料
公式サイトURLhttps://www.blender.org/

Blenderは、無料ながら高機能なオープンソースの3DCGソフトウェアです。

モデリング、アニメーション、レンダリング、合成、動画編集など、3DCG制作に必要な機能を網羅しており、個人利用からプロの現場まで幅広く活用されています。

モーショングラフィックスを学ぶ方法

ここからはモーショングラフィックスを学ぶ方法について紹介します。

モーショングラフィックスを学ぶ方法は主に以下の3つです。

  • 本を購入して独学で学ぶ
  • YouTubeを見て学ぶ
  • オンラインスクールで学ぶ

それぞれ特徴を交えて詳しく見ていきましょう。

本を購入して独学で学ぶ

1つ目の方法は、本を購入して独学で学ぶことです。

基礎知識から応用技術まで、自分のペースで体系的に学べます。

メリットとデメリットは以下の表の通りです。

メリット・比較的安価で開始できる
・書籍内容の信頼性が高く体系的に整理されている
・自分のペースで繰り返し学習できる
デメリット・疑問点が生じた際に質問できる相手がいない
・モチベーションを維持するのが困難な場合がある
・実践的なスキルを身につけるための練習が必要

安価で始められる一方で、質問がしづらかったり、モチベーションを保ちづらいというデメリットがあります。

本記事で独学でモーショングラフィックスが学べる参考書籍は以下です。

  • After Effects標準入門講座
  • モーショングラフィックスの教科書
  • これからはじめる人のための モーショングラフィックスの基礎

気になった人は、手に取って学習を進めてみてくださいね。

YouTubeを見て学ぶ

1つ目の方法は、YouTubeを見て学ぶことです。

無料で様々なチュートリアル動画を視聴できるので、参考になる点も多々あるでしょう。

メリットとデメリットは以下の表の通りです。

メリット・無料で開始可能
・視覚的にわかりやすい解説で、実践的なスキルを学べる
・多様なジャンルのチュートリアル動画があるため自分の興味に合わせて学べる
デメリット・情報が断片的で体系的に学ぶのが難しい場合がある
・質の低い動画も存在する可能性がある
・質問やフィードバックが得られない

本と違って視聴するので、学びやすい場合もあるかもしれません。

ただ、動画によっては質が低かったり、情報が断片的であったりするリスクもあるので、注意して学習を進めましょう。

参考までに、モーショングラフィックスが学べるおすすめのYouTubeチャンネルは以下です。

  • ECAbrams
  • After Effects Tutorials
  • Evan Abrams

興味があれば、一度視聴してみてくださいね。

オンラインスクールで学ぶ

3つ目の方法は、オンラインスクールで学ぶことです。

プロの講師による指導や、他の受講生との交流を通して、実践的なスキルを習得できます。

メリットとデメリットは以下の表の通りです。

メリット・プロの視点からのアドバイスやフィードバックを受けらる
・同じ目標を持つ仲間と交流し、モチベーションを維持できる
・課題制作やポートフォリオ作成など、実践的な学習ができる
・就職サポートがあるスクールもある
デメリット・学費がかかります。
・スケジュールに合わせて受講する必要がある

学費はかかりますが、プロからのアドバイスを受けられたり、仲間と交流できてモチベーションが保てたりするメリットがあります。

予算に余裕があれば、オンラインスクールで学ぶのが、最終的な効率は高いと言えます。

モーショングラフィックスが学べるオンラインスクールの例は以下の3つです。

  • デジタルハリウッド
  • SHElikes
  • クリエイターズアカデミー

特にクリエイターズアカデミーは、『お絵かきムービー®』というアメリカで生まれた手描きイラストに動画のスキルを身につけ、自分で収入を稼げるようにできるスクールです。

モーショングラフィックスにも近い内容となっているので、興味がある方は公式サイトを確認してみてくださいね。

モーショングラフィックスについてよくある質問

最後にモーショングラフィックスについてよくある質問を紹介します。

モーショングラフィックス初心者向けの内容になっているので、該当する方はしっかり確認していきましょう。

モーショングラフィックスを作るには、どのようなスキルが必要ですか?

モーショングラフィックス制作には、デザインスキル(イラスト、タイポグラフィなど)、アニメーションスキル、動画編集スキル、そしてAfter EffectsやCinema 4Dなどのツールの操作スキルが必要です。

他にも、企画力や表現力、クライアントなどとのコミュニケーション能力も求められます。

モーショングラフィックスを依頼する場合、費用はどのくらいかかりますか?

モーショングラフィックスの制作費用は、内容やクオリティ、制作会社によって大きく異なります。

15秒程度のシンプルなものであれば30万円程度から、1分程度の複雑なものでは50万円以上になることもあります。

また、有名なイラストレーターや声優を起用する場合は、さらに費用が高くなる傾向があります。

事前に複数の制作会社に見積もりを依頼し、比較検討することが大切です。

モーショングラフィックスデザイナーになるにはどうしたら良いですか?

モーショングラフィックスデザイナーになるには、まずAfter EffectsやCinema 4Dなどの専門ソフトを習得し、デザインやアニメーションの基礎を学ぶことが重要です。

独学でも可能ですが、専門学校やオンラインスクールで体系的に学ぶことで、より効率的にスキルアップできるでしょう。

ポートフォリオを作成し、制作会社への就職やフリーランスとして活動する方法があります。

常に新しい技術やトレンドを学び続けることも重要になるでしょう。

まとめ

本記事では、モーショングラフィックスの概要や、作り方、使えるテンプレートサイトなどを紹介しました。

まとめると以下の5点になります。

  • モーショングラフィックスはテキスト、イラスト、写真、図形などの静止画に動きや音を加えた映像表現
  • モーショングラフィックスは、Web広告・SNS動画・プレゼンなどで活用される
  • モーショングラフィックスは、視覚的な訴求力と高い記憶に残る、感情や雰囲気を効果的に表現できるなどのメリットがある
  • モーショングラフィックスのテンプレートサイトがあるので活用すると制作しやすい
  • モーショングラフィックスのソフトは自分に合ったソフトを選んでしっかり使い方を学ぶ必要がある

モーショングラフィックスは上手に活用できれば、自社の商品やサービスを効果的にアピールできるツールにもなります。

本記事を読み、興味が出たら、一度モーショングラフィックスの作品例を見てみることからはじめてみてはいかがでしょうか?


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