アニメーション動画制作の種類や費用や効果的な使い方も解説!

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動画制作 アニメーション

アニメーション動画を活用して、サービス紹介動画や会社紹介・採用関連の動画を制作する企業が増えていますが、依頼する際に何から始めていいか迷ってしまいますよね。

実写動画と比較するとコストを安く抑えることができ、わかりやすい表現ができるのがアニメーション動画の魅力の一つです。

ただし、アニメーション動画を制作や依頼するにあたって以下のような疑問や不安な点を持つ方もいることでしょう。

  • アニメーション動画の種類による違いは何か?
  • 費用はどのくらいかかるのだろうか?
  • アニメーション動画制作のメリットやデメリットはあるの?

そこで今回は、アニメーション動画の種類や費用や効果的な使い方などをご紹介します。

本記事を読み、アニメーション動画制作の依頼や制作にご活用いただけたら幸いです。

目次

アニメーション動画とは?

アニメーション動画とは、イラストやグラフィックのみで動きのないところに動きを加えた動画のことです。

静止した物体や画像を1コマ〜数コマづつ撮影して動きを作っていき、最近では紙や立体を使った手法ではなくコンピュータを使ったCGアニメーションが主流となっています。

ただ、アニメーション動画と言っても、伝えたい内容や活用方法でその動画も変わってくるので、アニメーション動画のメリットや活用方法もしっかりと把握しておきましょう。

アニメーション動画制作のメリットと効果

アニメーション動画制作

アニメーション動画制作には以下のようなメリットや効果があります。

  • 視聴者に伝わりやすく記憶に残りやすい
  • 実写では表現できないものも伝えられる
  • 無形の商材やサービスを訴求できる
  • クリック率が向上する
  • 日本語圏以外の海外にも展開できる
  • コストを抑えやすい
  • キャラクター活用したメディア展開が可能
  • 修正や変更がしやすい

一つずつ解説していきます。

視聴者に伝わりやすく記憶に残りやすい

アニメーション動画は「文字だけ」では伝わりにくい情報も、視覚的に分かりやすく伝えることが可能です。

また静止画に動きを加えることにより、ユーザーの興味・関心を引くことができ、印象にも残りやすくなります。

例えば以下の動画では警視庁が「なりすましウイルス付きメール」の注意喚起でアニメーション動画を活用しています。

「なりすましウイルス付きメール」を知らない人に対して文字だけで伝えると、どのような罠でどんな被害につながるのかが伝わりにくいです。

そもそも文字だけだと読まれすらしないのではないでしょうか。

しかしアニメーション動画を活用することで視聴者は被害のイメージができる為、自分が同じようなメールを受け取ったときに「ウイルスに感染する危険性があるかもしれない」と思い出して、被害を未然に防げるかもしれません。

実写では表現できないものも伝えられる

アニメーション動画は目に見えないものを表現するのに向いています。

例えば手の消毒に使う「ハンドソープ」を訴求したい場合…手についたバイキンがハンドソープで洗うことで落ちていく様子を実写で表現するのは難しいですよね。

同じくソフトウェアやウイルス対策ソフトなどの紹介もアニメーション動画が向いています。

無形の商材やサービスを訴求できる

コンサルティングや占いや鍼灸院などの無形の商材やサービスを訴求する場合、効果を表現したりライバル企業との差別化に苦労する企業が多いです。

例えばこちらはSNSの広告で「起業副業WEBサポート」というサービスを紹介する動画です。

文字だけでは硬くなりがちな内容をイラストと音声で伝えることで、サービス概要がイメージしやすくなっています。

更に、丸みのあるイラストと温かみのある音声の効果によりサービスを身近に感じやすく、申し込みまでのハードルを下げることに成功しています。

クリック率が向上する

伝えたい内容をアニメーション動画にすることで、視聴者は情報を正確に効率的に受け取りやすくなります。

その結果向上するのが、クリック率やコンバージョン率です。

実際に広告にアニメーション動画を使用することで、クリック率が上がったという多くの事例があります。

  • メールマガジンから別のページに誘導する際、ボタンにアニメーション動画で誘導した場合と、静止画で誘導した場合のABテストでは、アニメーション動画を設置した方が1.7倍高くなった
  • 資料請求のボタンにアニメーション動画を設置した場合と、静止画で誘導した場合のABテストを行なった際に、アニメーション動画を採用した方がクリック率が1.35倍高い結果になった

このことからアニメーション動画を活用することで、クリック率を向上させることが可能となり、クリック率が上がるとコンバージョン率(購買率)の向上も期待できます。

日本語圏以外の海外にも展開できる

サービスを海外向けに発信したい場合もアニメーション動画がおすすめです。

実写の動画プロモーションを海外向けに制作する場合、字幕を入れるか役者の口の動きに合わせて吹き替えをしなければいけません。

アニメーション動画の場合はナレーションを変更するだけなので、映像自体はそのまま使用することができます。

コストを抑えやすい

実写で動画制作を行う場合、役者・スタジオ(ロケ地)・撮影機材・制作スタッフ(カメラマンやメイクさんなど)というように様々な準備と費用が必要となります。

しかしアニメーション動画には「撮影場所」や「役者」を用意する必要がない為、大幅なコストカットが可能です。

また制作に携わる人員も削ることができるので、コストを抑える以外にもスケジュール調整がしやすいのもメリットと言えます。

キャラクター活用したメディア展開が可能

オリジナルのキャラクターをアニメーション動画に登場させることで、より親しみやすい動画を制作することができます。

また会社やサービスを知らない人でもキャラクターを使って紹介すると、より印象に残りやすくなります。

例えば楽天グループの公式キャラクター「お買いものパンダ」の認知度は2021年の時点で50%を超えています。(参照元:株式会社日本リサーチセンター)

楽天ブランドを象徴するキャラクターなので、以下のようなメディア展開につながっています。

  • キャラクターによる自社サービスの訴求
  • キャラクターのグッズ販売
  • キャラクターをコンセプトにしたホテル運営
  • 着ぐるみでのイベント出演
  • 公式SNSへの露出
  • 無料のLINEスタンプを活用した広告

このように親しみやすいキャラクターを活用することで、ブランドや企業自体に親近感を与えることができます。

修正や変更がしやすい

実写で撮影した動画を修正・変更する場合、撮影のやり直しが必要となります。

役者・スタッフなどの人員をもう一度集め、スタジオやロケ地などの手配もしないといけないので莫大な手間とコストがかかります。

その点アニメーション動画の場合は、一度制作した動画の修正を柔軟に行うことができます。

場合によってはナレーションのみの変更、背景の差し替え、テキストのデータ修正など部分的な変更なので、すぐに修正が完了するケースもあります。

アニメーション動画の活用方法

アニメーション動画制作 活用方法

アニメーション動画制作は動きのないテキストやイラストでの伝達と比べて、視聴者に分かりやすく効果的に伝えることが可能です。

そのため様々な企業から、様々なシーンで活用されています。

まず、アニメーション動画には以下のような活用方法があります。

  • サービス・商品の紹介
  • プロモーション動画や広告(CM)
  • ブランディング動画
  • 社内研修用の動画

一つ一つの活用方法について、実際の使用例と共にご紹介します。

サービス・商品の紹介

企業が提供しているサービスや商品を紹介する際に、アニメーション動画を活用する方法です。

アニメーション動画を活用することで、サービスの認知度を向上させたり、実際の商品を紹介して訴求・集客したりと、企業の業績アップに直結する使用方法です。

こちらは「Payme」という給与即日払いサービスを紹介した動画です。

「Payme」を知らなかったユーザーにサービスを紹介し、訴求することに成功しています。

無形サービスなので、アニメーション動画を活用することで、よりイメージしやすくなっていますね。

プロモーション動画や広告(CM)

こちらもサービス・商品の紹介と似ていますが、すでに知られているサービスでもアニメーション動画で訴求することで「商品の購入」や「サービス申し込み」などのコンバージョンにつながります。

例えば、クラウドの会計ソフト「弥生会計オンライン」を紹介している動画がこちらです。

会計ソフトを展開している企業は弥生会計以外にもありますが、アニメーション動画でサービス概要や強みをしっかりアピールすることで、他社との差別化に成功しています。

ブランディング動画

アニメーション動画を活用することで、企業やサービスの認識を変えたり、好印象を与えることも可能です。

例えば「競馬」と聞いたときに、苦手意識を持ってしまう方もいるかもしれません。

こちらの動画はJRA日本中央競馬会が公開しているアニメーション動画です。

競馬そのものではなく、獣医師・装蹄師など馬をサポートする人々にフォーカスをあてることで、人々の思いやレースに出場するまでの馬の成長を知ることができます。

また温かみのあるイラストのタッチ、Aimerによる楽曲により、さらに心に響くような動画となっていて、競馬に対する印象をガラッと変えることに成功しています。

社内研修用の動画

アニメーション動画は対社外だけではなく、社内の人に向けても効果的です。

会社説明会や社員研修で「企業の概要説明」「今後のビジョン」を解説する際にとても便利です。

説明や研修は対面やリモートで行うことも可能です。

しかしアニメーション動画を作成することで、その会に参加できなかった人に後日見せることもできますし、参加者側も繰り返し見ることでより深い理解を得ることができます。

実写動画とアニメーション動画の違いを比較

アニメーション動画と実写動画の違い

この章でもいくつか触れましたが、動画制作には大きく分けて「実写動画制作」と「アニメーション動画制作」があります。

「実写動画制作」とは実際の人物・物・景色などを撮影して、それを素材にして制作する手法です。

一方「アニメーション動画制作」とはイラストやテキストに動きを与えることで、制作する方法です。

どちらにもメリット・デメリットがあり、紹介するサービス・商品によって向いている制作方法が異なりますので、比較していきます。

実写動画の強みと向いている商材

実写動画の強みは、やはり実物や現場や当事者を動画に登場させることにより、商材の魅力をダイレクトに伝えることができることです。

<実写動画のメリット>

  • 商材をリアルに紹介できる
  • 生の声を演出することで視聴者の共感を得やすい
  • 役者やロケ地によって好感度が上げられる

例えばイベントの告知や、有形の商品を訴求する場合、実写で紹介することで視聴者は未来のリアルなイメージができ、不安も払拭しやすくなります。

また人材採用のシーンでは、社長のメッセージや実際に働いている人のインタビューを実写で撮影することで「こんな人がこんな思いで働いているんだ」と会社のブランディングにつなげることも可能です。

健康サプリや美容商材などの広告で、ユーザーの声を実写で撮影するのも「私も使ったらこうなれるかもしれない」とイメージしてもらうことで、視聴者の購買意欲が高まりやすくなるからです。

以上のことから、実写動画制作には以下のような商材が適しています。

<実写動画制作におすすめの商材>

  • 有形の商品訴求
  • 旅行や観光地の紹介
  • イベントの告知
  • 求人のプロモーション

アニメーション動画の強みと向いている商材

続いてアニメーション動画制作のメリットです。

実写動画と比較した時のアニメーション動画の強みは以下になります。

<アニメーション動画のメリット>

  • 表現の幅が広い(実写では表現できないものも伝えられる)
  • コストを抑えやすい
  • 修正や変更がしやすい

キャラクターなどを使用することにより、実写では表現できないものや無形のサービスも伝えられるのがアニメーション動画の強みです。

また役者やスタッフなどの人件費が削減でき、撮影場所も選ばないため、コストや制作日数が抑えられるのも大きな魅力です。

<実写動画制作におすすめの商材>

  • コンサルティングなど無形のサービス紹介
  • 有形でも実写で表現しにくいソフトウェア訴求
  • IoT関連の商品やクラウドを使用したサービスのプロモーション
  • 言葉だけでは伝わりにくいデータの伝達

動画制作を通じて何をどのように伝えたいか、紹介したいサービスや商品はどんなものかを精査するだけでなく、制作にかけられる日数やコストもあわせて検討することでより質の高いプロモーションが可能になります。

アニメーション動画の9種類と制作事例

アニメーション動画は、様々な種類があり幅広い表現ができるのが魅力の一つです。

まずはどのような種類があるのか一覧表でご紹介します。

種類費用相場特徴
ホワイトボードアニメーション50〜100万円・ホワイトボードにイラストを手書きしていくアニメーション
・制作期間が比較的短い
イラストアニメーション10〜30万円・2Dイラストを使用したアニメーション
・コストを抑えやすく、制作期間も短い
モーショングラフィックス20〜200万円・写真、テキスト、ロゴ画像に動きを与えるアニメーション
・動画の長さや使用するエフェクトによってコストに開きがある
キャラクターアニメーション50〜150万円・人や動物のキャラクターを動かすアニメーション
・オリジナルのキャラクターを作る場合、コストはさらに上がることも
ピクトグラムアニメーション30〜50万円・絵文字や記号などシンプルなキャラクターを用いたアニメーション
・余計な情報を省くことで伝えたい情報にフォーカスできる
タイポグラフィ・アニメーション30〜40万円・文字やロゴに動きを持たせるアニメーション
・使用する装飾やエフェクトによりコストが変化する
インフォグラフィック動画30〜100万円・グラフ、イラスト、写真などを動かし情報を視覚化するアニメーション
・情報量が多いと長尺になりコストもかさむ
3Dアニメーション300万円〜・3Dで制作したキャラクターや物体を動かして作るアニメーション
・コストも高く、制作期間も長いがリアルなイメージを与えることができる
ストップモーションアニメーション20〜50万円・物体を少しずつ動かして静止画を撮影し、その静止画をつなげて動いているように見せるアニメーション
・手間がかかる分、制作期間が長くなりやすい

様々な種類のアニメーション動画を事前に知っておくことで、今後の制作や依頼に活かせるので確認しておくと良いでしょう。

ここでは、アニメーション動画9種類と制作事例をご紹介していきます!

ホワイトボードアニメーション

ホワイトボードアニメーションは、ホワイトボードにペンでイラストを書き、その書いている過程を映像にしていくアニメーション動画です。

動画の内容が順に出てくるので映像の続きが気になり、視聴者が途中で離脱する割合が低く静止画よりも見やすい点が特徴です。

映像の中で文字やイラストが完成していき、内容が理解しやすいため視聴者も飽きることなく見ることができます。

用途としては、説明と同時に絵が描かれ内容が理解しやすいので研修動画やアート作品として表現したい場合に向いています。

イラストアニメーション

イラストアニメーションは、シンプルで親しみのある見やすい2Dイラストを使用したアニメーション動画です。

アニメーション動画の中では、映像制作コストを抑えやすく制作納期も短めのため人気のアニメーション制作手法です。

複雑な内容でも簡潔にわかりやすく伝えることができるため、無形商材のサービス紹介動画に向いています。

モーショングラフィックス

モーショングラフィックスは、写真や図形、文字、ロゴなどの静止画に動きや音を加えた動画です。

動きを付け足すことで視聴者の目に止まり、静止画よりも「楽しい」「嬉しい」などの感情をのせて様々な見せ方ができるのが特徴です。

音楽と一緒に動かすことで記憶に残りやすく静止画よりアイキャッチが強いです。

企業のロゴマークを自由に動かすことができて表現しやすいので、会社紹介動画やプロモーション動画に向いています。

キャラクターアニメーション

キャラクターアニメーションは、キャラクターが登場するアニメーション動画です。

人や動物など擬人化されたキャラクターが動画に登場することで親しみを抱いてもらいやすく、視聴者の注目や共感を高められるのが特徴です。

キャラクターを通して商品やサービスに興味を持ってもらいやすいため、ブランディングに向いています。

ピクトグラムアニメーション

ピクトグラムアニメーションは、単純化して記号化したキャラクターを使って余計な情報をなくし一目でその意味を理解できるほどのシンプルな動画です。

わかりやすい例が、日常でよく見かける非常口のマークやトイレのマークなどですね。

余計な情報をなくすことにより、視聴者に伝えたい論点だけを伝えられて理解しやすいのが特徴です。

商品やサービスの訴求など様々な用途で活用できるので、企業のマーケティング戦略としての活用に向いています。

タイポグラフィ・アニメーション

タイポグラフィ・アニメーションは、文字に動きを持たせるアニメーション動画です。

参考動画をご覧いただくと分かるように1つずつの文字が音に合わせて動いていき、動画の世界観に視聴者を注目させるのが特徴です。

文字は自由に動かせることができるので、伝えたいメッセージを直接的に伝えられます。

動画内の文字を読みやすく表現できて明確に伝えられるため、短尺の広告やプロモーション動画に向いています。

インフォグラフィック動画

インフォグラフィック動画は、グラフや図表、イラスト、写真などを使って、文字や数値などのデータをわかりやすく視覚的に表現した動画です。

数字やグラフの大きさや動きが加わることで、データの印象が残りやすく視聴者の注目も高まるのが特徴です。

データ情報を活用しながらより理解しやすくなるので、企業紹介動画や採用動画、株主・投資家向けのIR動画などに向いています。

3Dアニメーション

3Dアニメーションは、キャラクターやオブジェクトを立体で表現して作るアニメーション動画です。

立体的な3D映像をコンピューターで作成し自由に動きを表現することができるので、撮影ができないものをリアルな形で映像化できるのが特徴です。

実写のようなリアルな映像なので、実物のようにイメージしやすくリッチな印象を持たせられます。

臨場感を持たせて商品やサービスをアピールできるため、プロモーションや商品紹介動画に向いています。

ストップモーションアニメーション

ストップモーションアニメーションは、静止画を少しずつ動かして撮影し、それが連続して動いているかのように見せる動画です。

CGの最新技術とは真逆でアナログな手法での撮影や制作にかなりの時間を要するため手間がかかるのですが、その分インパクトがあり魅力的で温かみや懐かしさを感じさせるのが特徴です。

有名なアニメーション「ひつじのショーン」も、ストップモーションアニメーションの技法で作られた作品で可愛らしい動きが人気ですよね。

アニメーション動画の制作方法とかかる費用

ここからは、アニメーション動画の制作方法の流れと費用についてご紹介します!

まず動画制作の簡単な流れですが以下の通りです。

  1. 打合せ
  2. 企画
  3. イラスト作成
  4. 編集
  5. MA作業(音入れ・ナレーション)
  6. 納品

依頼してから納品まで、約1〜3ヶ月程度が目安となります。

また、動画制作にかかる費用については制作会社へ外注する場合と内製する場合では相場が異なり、それぞれにメリット・デメリットがありますので簡単に以下にまとめました。

依頼する前に、事前に知っておくと良いでしょう。

外注(企業)外注(フリーランス)内製
費用・高品質のため高い
(相場:10〜70万円)
・比較的安い
(相場:5千円〜50万円)
・外注費がかからないため安い
メリット・制作技術やノウハウがありクオリティが高い
・セキュリティ面で安心
・コストが安い
・柔軟な対応で細かな調整がしやすい
・コストが安い
・社内なので細かな調整など柔軟に対応可
・セキュリティ面で安心
デメリット・コストが高い
・どんな制作会社に依頼すればいいのかわからない
・スケジュールの柔軟性が低くなる
・品質は個人のスキルによる
・情報管理やセキュリティ面が企業ほど整っていない
・品質は、社内の制作技術ノウハウによる

では、具体的に見ていきましょう。

制作会社に依頼する場合

早速ですが制作会社に依頼する場合、どのようにしたら良いか流れや相場など見ていきましょう。

まず一般的な制作会社へ外注する際の流れは以下の通りです。

  1. 動画制作の予算・目的・内容・ターゲットなど明確化
  2. 外注先の選定
  3. 依頼内容(動画の長さ、内容、デザイン、納期など)の詳細決め
  4. 企画・提案
  5. 進捗報告に対してフィードバック
  6. 納品・支払い

このように進めていきますが、制作会社を選ぶ際にはこれまでの制作実績を確認することが重要です。

取引実績数が多い会社であれば、動画制作の経験があり様々な対応をされてきたことが伺えます。

また、実績の中に制作したいイメージと近いものがあれば伝わりやすく調整などスムーズに進みやすくなります。

そして、制作会社へ依頼する際の費用相場は、シンプルなイラストアニメーションであれば10〜70万円程度ですが、クオリティの高い3Dアニメーションだと300万円以上かかることもあります。

アニメーション動画は様々な種類があり、演出や表現方法によって相場の幅が広いです。

実際に制作会社別に費用などを見てみましょう。

Crevo株式会社

東京の企業で国内外に約5,000人以上のクリエイターが在籍、クオリティを重視した動画制作が可能。

楽天や住友不動産などの大手企業の動画を制作した実績もあります。

費用の相場:約50万円〜300万円

<動画制作実績>

上記以外のアニメーション動画も手掛けており、制作実績から確認が可能です。

株式会社プルークス

東京・大阪にオフィスのある企業でプランがわかりやすく予算ごとにどんなクオリティの動画が制作できるかがわかるのが特徴的で、アニメーション動画は日本航空やTSUTAYAの制作実績あり。

費用の相場:約100万円〜300万円

<動画制作実績>

費用相場は、このように作りたい動画によっても様々ですが、希望や予算に合わせて検討すると良いでしょう。

その他の制作実績も確認可能なので、ご依頼前に近いイメージを探しておくと良いでしょう。

フリーランスに依頼する場合

フリーランスに依頼する場合は、費用が安く抑えられるというメリットがありますが実際はどこに依頼したら良いのか気になりますよね。

利用者の多い有名なクラウドソーシングサイトがありますので以下を参考にすると良いでしょう。

クラウドソーシング費用の相場
クラウドワークス・動画編集、制作:5万円〜
・声優、ナレーション:1万円〜
ココナラ・アニメーション制作:5千円〜5万円
ランサーズ・動画作成:5万〜50万
・声優、ナレーション:5千円〜3万円

各クラウドソーシングの特徴と、そこで発注できるアニメーション動画制作の作品例をご紹介していきます。

クラウドワークス

引用元:Crowd Works

国内ユーザー登録数443万人とNo.1を誇り、依頼先を素早く見つけることが可能です。

<費用相場>

  • 動画編集、制作:5万円〜
  • 声優、ナレーション:1万円〜

<制作されたアニメーション動画例>
動画1本あたり1万円から受注している方の作品です。

ココナラ

引用元:ココナラ

オンライン上で「スキル・経験・知識」を気軽に売り買いできるサービスサイトで、動画編集やアニメーション制作などスポット的な出品者が多く、他のサイトより相場が安いのが特徴。

<費用相場>

  • アニメーション制作:5千円〜5万円

<制作されたアニメーション動画例>
動画1本あたり5万円から受注している方の作品です。

ランサーズ

引用元:Lancers

登録後すぐに依頼を投稿することができて、発注から納品までがとてもスムーズにできる機能があります。

また、サポート体制も整っており不安ごとや気になることがあれば、メール・チャット・電話で疑問を投げかけ回答してくれるサービスがあります。

<費用相場>

  • 動画作成:5万〜50万
  • 声優、ナレーション:5千円〜3万円

<制作されたアニメーション動画例>
動画1本あたり約3万円から受注している方の作品です。

それぞれのクラウドソーシングサイトによって、相場や依頼方法が異なるのでご自身に合ったサイトを検討すると良いでしょう。

内製する場合

動画制作を内製化する場合は外注費はかからないため、制作ごとに発生していた分の費用は削減できるメリットがあります。

では、実際に自社で内製するためにはどのような準備が必要で、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

今は、オンラインで勉強ができるサービスがありますので以下で詳しくみていきましょう。

クリエイターズアカデミー

引用元:クリエイターズアカデミー

クリエイターズアカデミーとは、「お絵かきクリエーター」の資格を取得できるイラストオンライン講座です。

フリーランスや独立を目指している人が多く利用していて、ペンとホワイトボード、スマホだけでお手軽に実践することができ、ホワイトボードアニメーションを学ぶことができます!

そして、受講料や費用は以下の通りです。

コース名料金
通常コース350,000円(入学金・教材費)
530,000円(6ヶ月分の学費)
合計:880,000円(税抜)

初期費用は高めではありますが、長期的に動画制作を外注で依頼するのであれば内製する方がコストを安く抑えやすいでしょう。

ちなみに、クリエイターズアカデミーで学んだ生徒さんたちのみのトータル売上実績は2024年時点で4億円を超えています。

このことからも需要が高いことがわかるので、それを内製できると大きな強みになりますね。

Udemy

引用元:Udemy

Udemyは、オンラインでいつでもどこでも学べる動画サービスです。

動画はわかりやすく買い切り型となっているので、購入後は自分の都合に合わせて見たいタイミングで視聴・学習をすることができます。

ここでは以下の講座を例にご紹介していきます!

引用元:Udemy

こちらは、現在は割引されているようですが通常価格は2万円程でアニメーション制作が1日でマスターすることができる講座です。

内容は、Vyondを使ってアニメーションを作る方法や、ホワイトボードアニメーション・2Dアニメーションの制作方法などが3.5時間の受講で取得できるとのことです。

ご自宅にいながらいつでも視聴でき、費用もお値打ちなので使ってみる価値はありそうですね。

アニメーション動画制作に関するよくある質問

ここでは、アニメーション動画制作に関するよくある質問に対して回答していきます。

事前に知っておくことで疑問や不安を解消できると思うので順番に確認していきましょう。

1本のアニメーション動画制作にかかる期間は?

1本のアニメーション動画制作にかかる期間は、作品の長さや内容により異なりますが一般的に1〜2ヶ月程度で編集には約1週間かかります。

例として、30分のアニメで約3ヶ月程の期間が必要になることもあり、1分〜1分半の短いアニメの場合でも内容によっては約2ヶ月かかるケースもあります。

自作するのにおすすめの制作ソフトは?

アニメーション動画を作るには、制作ソフトが必要になりますが種類が多く迷ってしまいますよね。

ここでは、ソフトを使うことで誰でも簡単に制作が可能になる初心者〜上級者向けの制作ソフト5選をご紹介していきます。

シンプルで操作が簡単なソフトを使えば、初めて動画制作をする方でも気軽にアニメーション動画制作を始められるのでしっかりと確認しておきましょう!

1.VYOND

VYOND(ビヨンド)は、未経験の方でも使いやすく高品質なアニメーション動画を手軽に作れるツールです。

既存のテンプレートがあるので簡単にできて初心者の方でも扱いやすい仕様です。

VYONDは、買い切りではなくライセンス契約を結ぶと利用できる仕組みでライセンス料は年間187,000円(税込)です。

金額は少し高額ではありますが、2週間のお試しで無料体験版もあるので気になる方はまずはこちらで試してみると良いでしょう。

2.Animaker

Animaker(アニメーカー)は、1,000種類以上のテンプレートに1億以上の写真や動画が揃っているサブスクリプション型のサービスです。

操作はとても簡単でドラッグ&ドロップでできる上に、テンプレートも種類豊富なので初心者からプロの上級者の方まで満足できます。

複数のプランがあり、無料版も用意があるのでこちらも気になる方はお試しで使ってみてから検討しても良いでしょう。

3.AnimeEffects

AnimeEffects(アニメエフェクツ)は、本格的な2Dアニメーションを作りたい方にオススメのソフトです。

フリーソフトにも関わらず、機能の制限はなく使えるのでクオリティの高いアニメーション動画を作ることが可能です。

2Dアニメーション動画を制作したくて気になる方は、活用してみてはいかがでしょうか。

4.Animation Desk

Animation Desk(アニメーションデスク)は、無料で利用ができて初心者から上級者まで幅広い方が活用しているアプリです。

初めての方でも公式サイト上で、チュートリアル動画が公開されてるため安心して制作することができます。

そして上級者やプロのクリエイターも愛用しており、Windows、iosやAndroidなど様々なデバイスで編集ができるというメリットがあります。

無料で利用できるので一度活用してみる価値はあるかと思います。

5.VideoScribe

VideoScribe(ビデオスクライブ)は、ホワイトボードアニメーションに特化したソフトです。

ビジネスシーンやイベントで使うアニメーション動画を制作するときに活用できます。

素材の数は、約6,000種類と豊富で自分で描いたイラストも使うことができます。

金額は、月額2,366円と低コストで利用できるため使いやすい点が魅力的ですが、迷っている方には7日間の無料トライアルがありますので試してからでも良いでしょう。

このようにたくさんの制作ソフトがありますが、初心者からでも使いやすいものも多く無料体験版もあるので活用しやすいでしょう。

デメリットや注意点はある?

ここまで種類や費用相場、メリットなどを見てきましたが動画制作や依頼する場合のデメリットや注意点はどういったことがあるのか気になりますよね。

後々トラブルになるのを防ぎたいので重要なことかと思います。

そこで、デメリットや注意点として事前に知っておいた方が良い内容をお伝えします。

結論からいうと、アニメーション動画を制作するデメリットは以下の4つです。

  1. 実写動画より抽象的な表現になりやすい

アニメーション動画は、実写映像と違い実際の人間・モノを起用することがほとんどないので抽象的な表現になりやすくリアリティさが欠けてしまいます。

人や商品、景色などの雰囲気や外観を重要視したい場合は、フォルムや景色の美しさを映像で伝えることは難しく事実を伝えることはどうしても難しくなってしまいます。

なのでリアリティさを出したい場合は、アニメーション動画ではなく実写動画の方が適していますね。

  1. オリジナリティに欠ける

アニメーション動画は例えばビジネスで活用する場合、テンプレートを使って効率的に制作しているので、他の企業と内容が似ていたり被ってしまったというケースもゼロではありません。

わかりやすく効率的ではありますが、細かい表現が難しくオリジナリティに欠けてしまうというデメリットがあります。

  1. 使うイラストの著作権に注意

動画を制作する上で、注意したい点がイラストの著作権の確認です!

著作権の所在を事前に確認しないと、知らないうちに著作権を侵害している可能性がありますので事前に意識し理解をしておくことが重要です。

また、著作権フリーのフリー素材を使うことが安心ですが動画の編集アプリ自体が無料の場合でも、素材が全部著作権フリーとは限らないので注意しましょう。

迷う場合はきちんと規約を確認し、著作権の承諾を得て使用料を払うなどして素材を使うようにしましょう。

  1. 外注時の著作権、使用権に注意

動画制作を外注で企業へ依頼する際も著作権に関して注意するポイントが3つあります。

  • 著作権は、制作会社へ帰属する
  • 著作権を制作会社より依頼者側へ移す

まず、動画制作会社は依頼側より報酬をもらい依頼内容に沿った動画を作りますが、その際には著作権は制作会社側にあります。

著作権を持っている者が著作物の公開許可の権利があるので、YouTubeやSNSなどにアップしたい場合は「業務委託契約書」を結ぶ必要があるので事前に確認しておきましょう。

次に、著作権を制作会社より依頼者側へ移すというのは「買い取り」と呼ばれる事が多く、著作権を制作会社から依頼主側へ譲渡する「著作権譲渡契約」を結ぶことです。

口頭で取り交わすだけでは万が一のトラブルを防ぐことができませんので、必ず書面で締結するようにしましょう。

買い取り価格は、動画制作費用の10〜30%程度が平均的です。

制作会社によって、必ずしも買い取りをしているとは限らないので事前に確認をしておきましょう。

アニメーションの動画制作まとめ

本記事では、アニメーション動画の種類や費用や効果的な使い方などについて紹介しました。

主な要点は以下の通りです。

  • アニメーション動画の種類は9種類で様々な活用方法がある
  • アニメーション動画は、コストが抑えやすく海外向けにも内容を的確に伝えやすい
  • 費用は、制作会社への外注は高品質で高いがフリーランスと内製はコストを抑えやすい
  • 内製する場合は、オンライン講座で動画制作に関する勉強ができる
  • アニメーション動画制作のデメリットや注意点はイラストの著作権に注意が必要

あなたもアニメーション動画制作に興味を持ったら、自分に合った動画の種類やコストに合わせて確認してみてはいかがでしょうか?

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