「営業トーク」にならない想いの伝え方で、入学者数が2倍に
トビーそろばん教室
鳶坂佳代子さん
※インタビュー動画と実際のお絵かきムービーはページ下部をご覧ください。
Point
課題
- そろばんの良さや想いを口頭で伝えると営業トークっぽくなってしまう
- 指の動きは地味で、頭の中の素晴らしい処理が見えない
- 保護者との距離を縮めるのに時間がかかる
効果
- 春の入学者数が前年比2倍弱に増加
- 問い合わせが大幅に増えた
- 同業の先生方との距離が縮まった
- 子育てに悩む保護者が涙を流して共感してくれた
お絵かきムービーの良さ
- 営業トークにならず、自然にストーリーで想いが伝わる
- 人間性や弱さも含めた「人となり」が伝わる
- 口下手でも、想いを形にして届けられる
そろばんの良さを伝えたいのに、営業っぽくなってしまう
大阪府吹田市でそろばん教室を営む鳶坂佳代子さん。
そろばん指導を通じて、 子どもたちの育成に情熱を注いでいます。
しかし、こんな悩みを抱えていました。
「そろばんの良さを口で伝えようとすると、
どうしても営業トークっぽくなってしまう。
指の動きは地味だけど、頭の中では素晴らしい処理をしている。
でもその素晴らしさを見せることができない。
『すごいね』と一瞬思ってもらえても、そこで終わってしまう」
また、そろばんを単なる習い事ではなく、
教育的な観点から捉えている鳶坂さんにとって、
保護者との距離を縮めるのにも時間がかかっていました。
SNSで見たお絵かきムービーに直感
ある休日、偶然目にしたお絵かきムービー。
「全然知らない方のストーリーなのに、
ページがめくられるたびに『次は何が起こるの？』と引き込まれた。
これなら自分の想いを形にできるかもしれない」
直感的にそう考え、お絵かきムービーの制作を決意しました。
数字で見る成果
お絵かきムービーを2月に公開後、
春の入学シーズンに大きな変化が現れました。
入学者数が前年比2倍弱に増加
「問い合わせが本当に増えました」
今年は例年と比較して約2倍の入学者を獲得しました。
自身のホームページだけでなく、
所属する石戸珠算学園のホームページにも掲載し、
より多くの方に届く仕組みも構築しました。
人間性が伝わることで生まれた変化
「明るくて強そうに見える」と言われることが多かった鳶坂さん。
お絵かきムービーで
うまくいかなかった経験や弱い部分を表現したことで、
「そんなことがあったんだ。
自分でも教えているけれど、
自分の子がそろばんに通うなら鳶坂先生のところに通わせたい」
そんな嬉しい言葉を何人もの同業の先生からいただいたそうです。
子育てに悩む保護者の心に響いた
最も印象的だったのは、
小学1年生の子どもを持つお母さんからの反応でした。
仕事が忙しく、子どもとゆっくり過ごす時間が取れない。
子どもは学校の玄関で体操座りをして入れない。
そんな悩みを抱えたお母さんが、
お絵かきムービーを見て体験に来てくれました。
「ムービーで鳶坂さんの経験や想いを知って、
『この先生なら話せるかも』と思ったそうです。
体験中、お母さんは涙を流しながら話をしてくださいました」
鳶坂さんにとって、
お絵かきムービーは 単なる集客ツールではなく、
保護者の心に寄り添うきっかけにもなっています。
お絵かきムービーをおすすめしたい人
「ストーリーを売る時代。
大手テレビショッピングの会社も、スティーブ・ジョブズも、
商品ではなくストーリーで人の心を動かしている。
特に、口下手な人や、想いはあるけれど営業トークになってしまう人には
本当におすすめです」
また、独立したばかりで
「どこの誰?」という状態の方にも有効だと語ります。
「大企業の看板があれば信頼されるけれど、
個人で活動していると信用を得るのに時間がかかる。
お絵かきムービーは、自分の想いや人となり、
それに自分では気づかなかった魅力までを形にしてくれるから
信頼を得るための近道になる」
鳶坂さんにとってお絵かきムービーは、
客観的に自分の魅力を引き出して届け続けてくれる、
いわば保護者や同業者との心の距離を縮める架け橋となったようです。
