動画制作費用の内訳は?依頼先に応じた相場目安を紹介します!
動画制作の費用を調べていくと、費用の目安に大きな幅があり、相場がなかなかつかめないという方も多いのではないでしょうか。
今回は以下の悩みを解決するべく、動画制作費用にかかる主な項目の内訳から、動画制作費用の節約方法を紹介していこうと思います。
- そもそも動画制作費用の相場がわからない。
- 動画の制作費用はどうやって決められるの?
- 動画制作を安く依頼できる先が知りたい。
- どうにか動画制作費用を節約したい。
制作依頼する依頼先に応じた相場目安も紹介していきますので、動画制作費用で悩みのある方は是非参考にしてくださいね。
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動画制作費用の内訳
それでは早速、動画制作費用の内訳を詳しく見ていきましょう。
動画制作費用にかかる内訳は、以下の7つに分けられます。
- 企画・構成費
- 撮影費
- 編集費
- 出演料・ナレーション費
- 機材費
- ロケハン費
- その他費用(BGM使用料、テロップ作成費など)
はじめに動画制作費に大幅なばらつきがある理由として、以下が大きく関係してきます。
- 動画の種類や動画の長さ
- 撮影が必要か否か
撮影の有無はもちろん、様々な動画制作条件によって、費用に大きな差が生じるからです。
動画制作費用にはどのような費用が含まれているのか、明確にしていくために上記に紹介した7つの費用について一つ一つ解説していきます。
企画・構成費
動画制作の企画や構成は、どんな動画を作るにも必ず必要な項目です。
企画・構成費には以下の費用が含まれており、費用目安は10万〜50万円となります。
項目 | 概要 | 相場 |
企画・構成費 | クライアントの依頼をもとに動画の骨組みを決めるための費用 | 5万円~20万円 |
進行管理・ディレクション費 | 動画制作を取り仕切るディレクターやプロデューサーが、動画制作全体の予算管理や進行管理を行うための費用 | 5万円~25万円 |
動画の制作の基盤となる重要な費用になり、特にディレクターのスキルや経験値でも費用が大幅に変わってきます。
企画・構成費は製作費の10%〜30%が、ディレクション費用に充てられることも多いです。
撮影費
動画の撮影費は主に、カメラマン、照明、音響等の工数で決まります。
一般的に撮影の相場費用は、5万円〜50万円程度と言われています。
動画制作の撮影は以下の条件によっても、大きく金額が変動する項目です。
- 依頼先
- 撮影担当者のスキルや経験
- 撮影時間
- 動画の種類
依頼先が動画制作会社なのか、それともフリーランスなのか、撮影時間は半日で終わるのか、数日にかけてかかるのかなどで金額が変わってくるでしょう。
また撮影スタッフのスキルや経験が豊富だと、その分一人当たりの単価も高くなります。
編集費
編集のみにかかる費用は、主に5,000円〜15万円です。
編集費は動画の種類によっても、大きく費用変動が起こります。
動画種類別の編集費用の相場を、以下にまとめてみました。
動画種類 | 相場目安 |
商品紹介動画 | 3万円~10万円 |
PR動画 | 5万円~15万円 |
インタビュー動画 | 5万円~10万円 |
SNS向けショート動画 | 5000円~3万円 |
アニメーション動画(3Dなどは含まない) | 10万円~30万円 |
上記動画編集のみの相場を紹介しましたが、動画の種類のみならず動画の長さ、素材の多さなどで費用は変動していきます。
簡単な編集のみであれば、5,000円〜5万円程の費用で依頼を行うことが可能です。
出演料・ナレーション費
出演料や、ナレーション費も動画撮影にかかる費用の一つです。
出演料は出演者の知名度や宣伝影響力が高ければ高いほど、高額になっていきます。
出演料の目安は以下となりますが、それぞれの出演者の特徴や影響力で大幅な変動があるため一概に金額を提示することが難しいです。
出演者 | 出演料目安相場 |
一般モデル | 5万円~50万円 |
知名度 中~上のモデル | 30万円~300万以上 |
一般インフルエンサー | 3万円~30万円 |
有名インフルエンサー | 100万円~500万円 |
女優・タレント | 500万円以上~ |
アスリート | 50万円以上~ |
専門家・文化人 | 50万円以上~ |
また知名度・影響力のほかにも、動画内での使われ方、例えば配信媒体や期間などでも費用の変動が起こりうることを頭に入れておきましょう。
ナレーション費について、ナレーターを依頼する場合の相場は、3万円〜10万円が一般的です。
以下はナレーションを外部に依頼する際の、相場の金額です。
制作会社への依頼(5分) | 5万円~8万円 |
フリーランスへの依頼(5分) | 1万円~3万円 |
また文字数によっても、以下のように違いがでてきます。
文字数(動画の長さ) | 相場金額 |
~200文字(30秒~40秒) | 7,000円~15,000円 |
500文字(1分~2分) | 15,000円~25,000円 |
1000文字(2分~4分) | 2万円~4万円 |
2000文字(4分~8分) | 3万円~5万円 |
3000文字(8分~12分) | 4万~7万円 |
4000文字~それ以上(15分~) | 7万円~別途相談 |
ナレーションを外部に依頼する場合、動画制作の依頼と同様にナレーターの経験や性質によって金額も変動します。
機材費
機材費は、動画制作の中でも多くの費用が必要になる項目です。
動画の種類により変動はしますが、動画制作にかかる機材費の一般的な相場は、5万円〜10万円程度です。
より日数のかかる撮影や高い技術が必要な機材を使う場合は、10〜30万円程度になることもあります。
機材費は制作会社によって人件費に含まれることもありますが、機材の金額が別途かかることもあるので認識しておきましょう。
以下は、撮影で主に使われる機材の一覧です。
撮影で使う主な機材 | カメラレンズ照明機材音声機器モニター |
シチュエーションにより必要になる機材 | ドローンアクションカメラクレーンプロンプタ― |
上記の表でもわかる通り、動画撮影のシチュエーションや目的により、機材の種類が増えることもあります。
機材費の計算は主に、使用時間で計算されます。
そのため、数日にわたる撮影では、より費用がかかってくる項目だと認識しておきましょう。
ロケハン費
ロケハン費とは、ロケーション・ハンティング費用の略で、ロケ地の場所の特定や下見などで使う費用のことを指します。
ロケハン費の相場は、2万円〜10万円です。
撮影場所の下見にでて、必要機材の選定やテスト撮影を行います。
撮影費用やディレクション費用に含まれていることもありますが、地方や海外に出かける撮影が必要な場合は別途費用の追加があることを覚えておきましょう。
ロケハン費用は動画の種類により、発生するか否かが変わります。
例えばインタビュー動画などの、事前の場所の下見などが必要のない室内や社内での撮影にはロケハン費用が必要ないことが多いです。
その他費用(BGM使用料、テロップ作成費など)
その他動画制作に係る費用を、以下にまとめました。
- BGM使用料
- テロップ作成費
- ヘアメイク
- スタイリスト
BGMは無料でダウンロード可能なサイトもありますが、商用利用をする場合は安全面を考慮し有料サイトへのサブスクリプション登録が推奨されています。
ヘアメイク・スタイリストは出演者が多くいる場合や、特別なメイク服装での出演が必要な場合に発生してきます。
依頼先別の費用相場を1分・5分・10分の時間別で紹介
動画制作に必要な項目が理解できたところで、依頼先別の費用相場を動画の長さごとにどれだけの違いがあるか見ていきましょう。
ここでは以下の3つの依頼先について、ついて見ていきます。
- 動画制作会社
- フリーランス
- クラウド・ソーシング
依頼先の特徴やメリットデメリットも含め解説していくので、参考にしてみてください。
動画制作会社
一つ目の依頼先は、動画制作会社です。
動画制作を専門とする企業で、昨今では様々な動画制作会社が存在しています。
動画制作会社に依頼する、動画時間ごとの費用相場は以下です。
動画の長さ | 費用相場 |
1分 | 5万円~20万円 |
5分 | 5万円~50万円 |
10分 | 10万円~100万円以上 |
制作動画の内容や撮影の期間によっても変わってきますが、1分程のシンプルな動画を依頼する場合は安くて1万円〜5万円で依頼できる制作会社もあります。
制作動画の内容によっても大きな変動があるため、費用目安はあくまで目安として認識しておきましょう。
制作会社へ動画制作をするメリット、デメリットについても触れておきます。
メリット・デメリットを以下にまとめました。
メリット | デメリット |
・企画力・提案力がある ・高い技術がある | ・費用が高い ・融通が利きづらい場合がある ・連携に時間がかかる |
動画制作会社の特徴は、複雑な内容の動画制作でも高い技術と経験値で信頼できる動画制作を行ってくれるところです。
専門性の高い内容や、初心者では難しいアニメーションを交えた動画などを依頼する場合には、企画力・提案力があり、経験値の高いという特徴をもつ動画制作会社を検討するのがおすすめです。
デメリットとして、企業ということでルールや規制に縛られることも多いため、融通が利きずらい点や担当者との連携に時間がかかるなど企業ならではの時間ロスも考えられます。
フリーランス
続いては、フリーランスへの動画制作依頼の場合です。
フリーランスへ動画制作を依頼する際の、動画の長さごとの費用相場は以下です。
動画の長さ | 費用相場 |
1分 | 3万円~10万円 |
5分 | 3万円~15万円 |
10分 | 5万円~20万円 |
始めに紹介をした動画制作会社に比べて、スタート費用が少し安めな印象を受けますが、依頼内容によって1分という動画でも10万円前後になることがあります。
特に動画の内容が複雑で専門的になる場合は、費用が高くなる傾向にあります。
フリーランスへ動画制作を依頼するメリットとデメリットを、以下に紹介します。
メリット | デメリット |
・費用の削減ができる ・細かい修正や調整がきく ・一人作業が多く、イメージにより近い成果物になる ・コミュニケーションがスムーズ | ・信用面が不安 ・品質にばらつきがある ・セキュリティ面が心配 |
フリーランスに依頼することで、費用の削減は大きく期待できる点です。
一方で、フリーランスの実績にはばらつきがあるため、動画の品質にばらつきが生まれることや信用面で不安があることがあげられます。
クラウドソーシング
フリーランスと似ている依頼方法で、クラウドソーシングより動画制作を依頼する方法があります。
フリーランスよりも動画制作にかかる費用が大幅に下がるため、安く動画制作を依頼したいという方には一番おすすめの依頼方法になります。
クラウドソーシングで動画依頼をする際の、費用相場は以下です。
動画の長さ | 費用相場 |
1分 | 5000円~5万円 |
5分 | 15000円~10万円 |
10分 | 3万円~15万円 |
フリーランスへの依頼と比べても、かなりの破格金額で依頼ができるのがわかりますよね。
価格帯が低いことで大きなメリットはありますが、もちろんデメリットもあります。
以下に、メリットとデメリットをまとめてみました。
メリット | デメリット |
・費用の削減ができる ・一部の作業だけを依頼することも可能 ・細かな調整ができる ・コミュニケーションがスムーズ | ・技術面に偏りがある ・信用面が不安 ・適任者を探すまでに時間がかかる |
クラウドソーシングからの採用は、技術面のばらつきが大幅にあるため、適任者を見つけるまでに時間を要することが考えられます。
しかしフリーランスと同じく個人の判断で決定ができ、変更点や修正の依頼などのコミュニケーションが、タイムラグなしで行える点は大きなメリットと言えるでしょう。
動画の種類別費用相場例
依頼先の相場についてわかったところで、動画の種類別の費用相場も見ていきたいと思います。
動画制作費用のばらつきの理由として2つ目に挙げられるのが、動画の種類です。
動画を切って貼り付けてという単純なものから、専門的な会話や内容が必要になる動画で費用は大きく変わっていきます。
以下が、よくある動画の種類を5つに分けたものです。
- 商品紹介動画
- PR動画
- インタビュー動画
- SNS向けショート動画
- アニメーション動画
企業で扱うような商品紹介やインタビュー動画、また個人でもよく使うことのあるSNS向けショート動画の制作でどのくらいの費用がかかるか相場を見ていきましょう。
商品紹介動画
商品紹介の動画制作費用の目安は、10万円〜100万円前後です。
商品紹介の動画は主に、実写、もしくはアニメーションが使われることが多いです。
相場費用の10万円〜100万円の中には、撮影費用も含まれています。
撮影が数日にわたり長くなったり、複雑なアニメーション編集技術が必要になったりする場合は、費用目安の100万円を超えてくることも考えられます。
PR動画
PR動画の動画制作費用の相場は、10万円〜80万円前後となります。
PR動画は、企業の商品紹介はもちろん、会社紹介や採用活動に使われることが多いです。
実写ではなくアニメーションや企業が持っている素材に合わせ編集する、という動画も多く撮影なしの動画の場合は、10万円〜30万円程度の相場となります。
社員インタービューや社内風景などを入れる場合は撮影が不可欠になることから、20万円〜80万円程度の相場です。
インタビュー動画
インタビュー動画の動画制作費用相場は、5万円〜50万円です。
インタビュー動画は、採用動画や会社紹介の動画でよく使われるジャンルです。
多くの撮影スタッフや撮影場所が必ずしも必要というジャンルではないため、比較的お手軽な金額で制作を依頼できるでしょう。
インタビューの人数、動画の長さ、機材の多さによって変動はありますが、テロップなしや不要な部分の切り取りだけというシンプルな編集であれば5万円〜10万円で依頼が可能となります。
反対に、撮影でいくつものアングルでカメラを入れるなどカメラの数が増える場合や、多数のインタビューが必要で日数を跨いでの撮影がある場合などは、10万円〜50万円以上の制作費になることもあります。
SNS向けショート動画
SNS向けのショート動画の制作費用相場は、5,000円〜3万円程度です。
仮に企画から担当する場合は、5万円〜10万円の制作費用がかかることもあります。
60秒以内のショート動画で10万円を超えることはほとんどありませんが、特殊な技術を利用する編集やエフェクトを使用する場合は、1本10万円を超えることもあります。
アニメーション動画
アニメーション動画の動画制作費用は、10万円〜300万円前後となります。
アニメーション動画は、他の動画ジャンルよりも費用相場に差が出ることが多いです。
理由として、アニメーションの種類が多様に存在するからです。
スライドショーといったアニメーションの切り抜きで簡単に作られるものから、3Dアニメーションといった立体的なキャラクターを使った高い編集技術が必要な動画もあります。
ジャンルが多く費用が幅広いため、以下にアニメーション動画のジャンル別に相場をまとめました。
アニメーションジャンル | 相場費用 |
スライドショー | 10万円~30万円 |
モーショングラフィック | 30万円~200万円 |
会話劇 | 50万円~80万円 |
ホワイトボードアニメーション | 50万円~100万円 |
パラパラ漫画 | 80万円~150万円 |
3D、フレームバイフレーム | 300万円以上 |
キャラクターアニメーション | 50万円~150万円 |
一般的にはモーショングラフィックが多く使われています。
また会話劇やホワイトボードアニメーションは視聴者に印象を残しやすいアニメーションジャンルで、費用的にも3Dほど高額ではなく、よく使われるジャンルです。
動画制作費用を抑えるためのポイント
「動画制作依頼をするのって意外と費用がかさむな」と感じた方もいるのではないでしょうか。
実は、動画制作費用を抑えるポイントがいくつかあります。
発注依頼を行う前に知っておくことで、費用削減ができる箇所の認識や事前準備をしておくことで無駄な費用の発生を防ぐ判断ができるようになります。
以下の節約できる項目を事前に理解しておき、動画制作の発注時に判断できるよう準備していきましょう。
- 企画・構成を明確にする
- 必要な要素を絞り込む
- 撮影場所や機材を工夫する
- テンプレートを活用する
- BGMや素材をフリーサイトから探す
- ラウドソーシングを活用する
- ナレーションを自分で行う
それでは項目ごとに、制作費用を抑えるコツをお伝えしていきます。
企画・構成を明確にする
企画・構成を明確にすることを心がけましょう。
台本や詳しい資料を用意しておくとより伝わりやすく、口頭で説明する手間も省けるため、時間が節約できます。
また作りたいコンテンツの参考動画を事前に準備しておくと、作成者へイメージが伝わりやすいです。
イメージが明確に伝えられることで、企画構成の時間の短縮に繋がり、企画費の削減に繋がります。
制作物の企画を丸投げするのではなく、可能な限り動画制作の要望をまとめておくことで、企画・構成に関する費用を削減できます。
必要な要素を絞り込む
制作費用を抑えるために、動画内に入れたい要素の絞り込みを行いましょう。
動画は長くなれば長くなるほど、費用が嵩んでいきます。
動画で伝えるべきメッセージを絞り込むことで、動画の尺を短くし費用の削減が実現できます。
伝えたいメッセージは多くあるかもしれませんが、最重要部分に絞り込み、なるべく短い動画に収めるのが費用を抑える上で大切にしたいポイントです。
撮影場所や機材を工夫する
撮影場所や機材準備などを工夫することで、動画制作費用の削減を叶えることができます。
まず撮影場所についてですが、社外の場所を借りる選択もありますが一度社内の会議室など撮影に使用できる場所がないか確認をしてみましょう。
屋外の撮影を考えることも視野に入れることで、撮影場所にかかる費用の削減になります。
そして機材を工夫することも、費用を抑える面で重要です。
一番の節約方法は自社で機材を準備することですが、扱いが難しい機材、特にカメラや音声器具などは貸出を利用し、その他自社でも取り扱える機材は自社で揃えるなど工夫を行います。
機材の種類により、10万円〜30万円程の撮影費用の違いが出ることもあるため、機材準備の工夫は制作費用を抑える上で重要な項目になるでしょう。
テンプレートを活用する
テンプレートを使用することで、動画編集依頼の費用を大幅に抑えることができます。
テンプレートは初心者でも簡単に扱えるように準備がされているもので、動画制作の専門知識がなくとも扱えます。
こちらの記事の上部でも解説しました編集費用は、外注をすると5,000円〜15万円かかることが一般的です。
プロに依頼せざるを得ない編集作業をテンプレートに落とし込むことにより、作業と人員の工数を一気に下げることもできます。
品質が落ちるかもという心配がありますが、テンプレートの多くはレベルの高いものが非常に多く、初心者でもプロが作ったような動画制作をすることが可能になっています。
BGMや素材をフリーサイトから探す
動画内で使用する写真やイラスト、BGMなどの素材をフリーサイトから探して準備しておくことで素材代の節約だけでなく、依頼先で探してもらう作業時間も短縮できます。
また企画・構成に沿ってどの個所にどの素材を入れたいという要望をまとめておくことで、修正回数も減らすことができ修正回数の節約、また修正にかかる費用削減にも繋がります。
自社でBGMや素材を選ぶ他のメリットとして、費用削減だけでなく動画イメージに合ったBGMや素材をイメージ通りに選ぶことができることです。
選んでもらったBGMや素材が「どこかイメージと違う」という、イメージの齟齬をなくすこともできるので、自社で素材を準備するメリットは費用削減に限らず大きいと言えます。
クラウドソーシングを活用する
動画制作の依頼先でも紹介した、クラウドソーシングを使う方法です。
動画の長さの費用相場でもわかっていただけると思いますが、動画制作会社やフリーランスへ依頼する費用よりもかなりの安さで依頼が可能ですよね。
再度、クラウドソーシングを使う際のメリットとデメリットを以下に挙げています。
メリット | デメリット |
・費用の削減ができる ・一部の作業だけを依頼することも可能 ・細かな調整がきく ・コミュニケーションがスムーズ | ・技術面に偏りがある ・信用面が不安 ・適任を探すまでに時間がかかる |
個人との契約になることで、コミュニケーションがスムーズでテンポよく制作作業が進むメリットがあります。
一個人への依頼のため、技術面のばらつきや信用面で不安が残ることも考えられますが、人選をしっかり行うことで不安は減り大幅な費用削減が可能となります。
ナレーションを自分で行う
ナレーションなど普段は外部にお願いする部分を、社員などの内部の人員で担当をすることで、外部発注に伴う費用を削減できます。
ナレーションを外部に依頼する場合、動画制作の依頼と同様にナレーターの経験や性質によって金額も変動します。
ナレーターを依頼する場合の相場は、3万円〜10万円が一般的です。
以下はナレーションを外部に依頼する際の、相場の金額となります。
制作会社への依頼(5分) | 5万円~8万円 |
フリーランスへの依頼(5分) | 1万円~3万円 |
また文字数によっても、以下のように違いがでてきます。
文字数(動画の長さ) | 相場金額 |
~200文字(30秒~40秒) | 7,000円~15,000円 |
500文字(1分~2分) | 15,000円~25,000円 |
1000文字(2分~4分) | 2万円~4万円 |
2000文字(4分~8分) | 3万円~5万円 |
3000文字(8分~12分) | 4万~7万円 |
4000文字~それ以上(15分~) | 7万円~別途相談 |
金額をみると、そこまで大きな金額とは言えませんが、動画制作費用の全体から引かれると考えると大きいですよね。
ナレーション内容が専門的すぎるものがでない限りは、外部のナレータから社員へ入れ替えることで制作費用を少しでも安くすることができます。
動画制作費用に関してよくある質問
最後に動画制作費用に関してのよくある質問を解説します。
動画の長さによって費用は変わりますか?
一般的に動画の尺が長い程、動画制作費用が高くなることが多いです。
動画の長さが長くなるほど、必然的に撮影の時間や編集の手間がかかるため費用が高くなる傾向にあります。
人件費も尺によって必要工数が多くなるため、費用が高くなる要因の一つと言えます。
動画制作の相場はなぜ幅広いのですか?
動画制作の相場がここまで幅広いのは、動画によって動画の種類や動画の長さ、撮影の有無が異なるからです。
今回紹介した商品紹介動画やSNS向けショート動画などだけでなく、世の中にはたくさんの種類の動画が出回っていますよね。
動画の種類や内容も異なり、動画の長さも様々、また動画に必要な素材や人材工数も動画によって異なります。
そういった理由で、動画制作費用の相場が幅広くなっているのです。
修正回数に制限はありますか?
動画制作先により、さまざまです。
動画制作の過程で、修正要望は必ずある程度出てきますよね。
まず大切なことは、依頼する制作会社やフリーランスの動画クリエイターへ「修正は何回までか」を事前に確認しておくことです。
多くの場合、企画段階での修正は可能ですが、実際の映像になると修正回数に限りがある場合がほとんどです。
格安の制作会社への発注は、修正ごとに追加費用が発生することもあり、最終的に高額になるリスクも考えられます。
修正回数に上限を設けていない制作会社が望ましいですが、目安として2〜3回程度を認めてくれる制作会社を選ぶのが無難でしょう。
まとめ
本記事では、動画制作費用の内訳を紹介しました。
まとめると以下の4点になります。
- 動画制作費用の相場は、動画の長さ、動画の種類、撮影の有無により変動するため幅広い。
- 制作依頼先、主に依頼会社、フリーランス、九ラウンドソーシングの利用でも費用の違いがでる。
- 動画制作を依頼する場合は、費用削減できるポイントを抑えておく。
- 自社で準備できるものは事前準備することで、費用削減が可能になる。
この記事を読んでいただき、動画制作費用の内訳が詳しく理解できたかと思います。
動画の長さ、内容、編集方法、人員、様々な理由で制作費用の変動があることがわかりました。
動画制作費用に含まれる内訳を一つ一つ理解することで、費用削減にも取り組むことができます。
内訳を確認し、制作依頼前の事前準備をしっかり行いましょう。
お絵かきムービーではホワイトボード上で書いたり消えたりする動作を組み込むことで、視聴者を釘付けにする効果をもたらします。
その中で商品紹介や企業PRを行えば、より多くのユーザーにリーチできるため、短い動画でもインパクトを与えられます。
さらに、通常の動画制作よりもコストを抑えて制作依頼ができるのでおすすめです!
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