動画制作の料金表を大公開！依頼先や分数による違いも紹介！

「動画制作を依頼したいけれど、相場が分からなくて依頼しづらい」という方はいらっしゃいませんか？

依頼先や動画の種類によって、動画制作の料金は大きく異なります。

そのため、一概に「○○円」とは言えません。

逆を言えば、金額に合わせて依頼先や動画の種類を決められるということです。

そこで、本記事では動画制作の料金相場を以下のパターンに分けてご紹介します。

• 動画の長さ（分数）別の料金相場
• 動画の種類別の料金相場

ほかにも、動画制作料金を安く抑えるコツなどもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください！

動画制作の料金相場

まずは動画制作の料金相場について、下記の3つに分けてご紹介します。

• 動画制作にかかる費用の内訳とは？
• 動画の長さ（分数）別の料金相場
• 動画の種類別の料金相場

それでは、1つずつ見ていきましょう。

動画制作にかかる費用の内訳とは？

動画・映像制作費用の内訳は大きく分けると、以下の3つになります。

費用の内訳	詳細
人件費	・キャスト ・カメラマン ・ディレクター ・プロデューサー
企画費	・動画の台本作成費 ・進行管理費
諸経費	・機材費 ・スタジオのレンタル費 ・小道具費 ・車両費 ・スタイリスト費

企画費や諸経費は、依頼する内容や依頼先によって費用の変動が起こりやすいです。

どのような内容の動画を制作するか具体的に考えて、制作会社に事前に見積もりを出してもらうことで、費用を把握するとよいでしょう。

動画の長さ（分数）別の料金相場

動画の長さ（分数）別の料金相場は以下の通りです。

動画の長さ	費用相場
15～30秒	1万円～50万円
1~3分	1万円～200万円
3~5分	10万円～150万円
5~10分	10万円～200万円

動画の尺が長いほど、費用も高くなる傾向にあります。

しかし、音声が入ったり編集にこだわったりすると、動画の長さに関係なく費用が高くなることも。

上記の表は、あくまでもシンプルな動画を制作した場合の費用相場として捉えましょう。

動画の種類別の料金相場

動画の種類別の料金相場は以下の通りです。

動画の種類	費用相場
YouTube動画	5万〜30万円
商品・サービス紹介動画	20万～200万円
採用動画	10万～200万円
会社紹介動画	10万～200万円
セミナーの撮影・動画編集	10万～50万円
SNS動画	1万〜70万円

上記の金額はあくまで目安で、依頼先によって金額は変動するので、必ず各業者で見積もりを出してもらいましょう。

なお、企画や構成を自分たちで考えると、もう少し費用を抑えられる可能性があります。

依頼先と料金の相談をして、どこまでご自身で手を加えるか決めましょう。

依頼先別の料金相場と特徴

依頼先によって料金相場が異なると上述しましたので、ここからは、依頼先別の料金相場と特徴（以下3つ）をご紹介します。

• 動画制作会社に依頼する
• フリーランスに依頼する
• クラウドソーシングサイトで依頼する

それでは、1つずつ見ていきましょう。

動画制作会社に依頼する

・企業や個人向けに、動画の編集や制作を行う ・専門的なスキルやノウハウを持った専門家が在籍 ・機材やロケ地の手配、出演者のキャスティングなど幅広いサービスに対応

基本的に、動画制作に関するすべての工程を担ってくれるのが、動画制作会社の特徴といえます。

そんな動画制作会社に依頼した際の平均相場は以下の通りです。

動画の種類	平均相場
セミナー・イベント動画	15万円～80万円
YouTubeチャンネル用の動画	10万円～100万円
インタビュー動画	10万円～200万円

動画の種類によって金額に幅が出ますが、基本的には高額な傾向にあります。

つづいて、メリットとデメリットは以下の通りです。

メリット	デメリット
・クオリティの高い動画が期待できる ・納期に影響が出にくい	・費用が高い ・契約までに時間がかかる

動画制作会社の料金相場は比較的高いことが多いですが、その分技術も高いです。

料金よりも質を重視する場合は、動画制作会社に依頼するとよいでしょう。

フリーランスに依頼する

フリーランスの特徴は以下の通りです。

・組織に属さずに企業や個人と契約を結び、動画制作を行う ・雇用契約ではなく、業務委託契約を結ぶ ・動画制作の全工程を1人で担当する

個人で制作を行う点がフリーランスの特徴といえます。

フリーランスに依頼した際の平均相場は以下の通りです。

動画の種類	平均相場
セミナー・イベント動画	10万円～50万円
YouTubeチャンネル用の動画	1万円～30万円
インタビュー動画	3万円～

フリーランスに依頼する場合、人件費や手数料などが取られないので、動画制作会社に依頼するよりも費用を抑えられることが多いでしょう。

つづいて、メリットとデメリットは以下の通りです。

メリット	デメリット
・費用が安い・契約までの流れがスムーズ	・初めての場合は信頼性が低い

フリーランスの場合は役員や上司の承認が必要ないので、契約までの流れがスムーズです。

その一方で、契約後に連絡を絶たれたり納期を曖昧にされたりする可能性も。

はじめて依頼するときは、信頼できるかどうかの見極めも大切になります。

また、どこかの制作会社から独立しているパターンも多く、機材が揃っていない可能性も高いです。

フリーランスの場合は、どんな機材で対応してくれるか確認しておくとよいでしょう。

クラウドソーシングサイトで依頼する

クラウドソーシングサイトの特徴は以下の通りです。

・企業や個人事業主がWEB上で不特定多数の人に業務を発注するサイトのこと ・幅広い性別や年齢層が利用している

主なクラウドソーシングサイトとしては、以下が挙げられます。

サイト画像
サイト名	CrowdWorks（クラウドワークス）	Lancers（ランサーズ）	ココナラ
案件数	約300万件	約210万件	50万件以上
登録者数	約410万人	約110万人以上	約300万人
公式サイト	URL	URL	URL

有名なクラウドソーシングサイトであれば、登録者数が多く、優秀なワーカー（動画制作者）も見つけやすいでしょう。

クラウドソーシングサイトに依頼した際の平均相場は以下の通りです。

動画の種類	平均相場
セミナー・イベント動画	15万円～60万円
YouTubeチャンネル用の動画	5万円～40万円
インタビュー動画	5万円～

動画制作会社に比べて、費用を抑えることができます。

ただし、クラウドソーシングサイトには初心者や経験の浅い方も登録しているので、納品された動画の完成度が低い可能性も。

ポートフォリオ（作品集）などを提示してもらい、ワーカーのクオリティを確かめてから依頼することをおすすめします。

つづいて、メリットとデメリットは以下の通りです。

メリット	デメリット
・契約時の手続きを省略できる ・多くのワーカーの中から探せる	・ワーカーのクオリティが低い場合がある

クラウドソーシングサイトであれば、面接・採用などの流れを省いて、サイト上で契約することができます。

そのため、動画制作会社に依頼するよりも効率的に作業を進められるでしょう。

動画制作料金を左右する要素

上述したとおり料金相場の幅が広いのが、動画制作の特徴です。

では、なぜ動画制作の料金には差があるのでしょうか？

ここからは、動画制作料金を左右する要素について、以下の5つに分けてご紹介します。

• 動画のクオリティ
• 動画の内容の複雑さ
• 依頼先の規模や実績
• 納期
• 動画制作者の質

それでは、1つずつ見ていきましょう。

動画のクオリティ

動画のクオリティによって、以下のような料金の違いが生まれます。

・商品の魅力を伝えるシンプルな動画広告…5万円〜30万円程度 ・手順説明などのマニュアル型動画…5万円〜15万円程度 ・ドラマ仕立ての動画制作…80万円～200万円程度

ドラマ仕立ての動画は、キャストやロケ地がたくさん必要となるので、当然費用は高くなります。

その分、人の心に刺さるインパクトのある動画を作れるでしょう。

ドラマ仕立ての動画の例としては、以下を参考にしてみてください！

・早稲田アカデミー　「虫好きの少女」篇

この動画は、虫好きの女の子が研究を頑張った結果、生物学賞を受賞するというストーリーで、「勉強の大切さ」を説いています。

動画で訴えているのは、「好きで成功しよう→勉強をしよう→そのために塾に通おう」という単純なメッセージです。

しかし、ただ早稲田アカデミー（塾）の良いところを伝えるよりも、ストーリー仕立てのほうが共感しやすく、インパクトがありますよね。

このように、動画のクオリティが上がるほど効果も出やすいですが、費用も高くなります。

何を重視するか、じっくり検討しましょう。

動画の内容の複雑さ

動画の内容の複雑さによっても、動画制作にかかる費用はかなり変動します。

たとえば、以下のような動画は内容が複雑とされます。

・ナレーションを入れる ・インタビューを交える ・動画の尺が長い ・BGMや効果音の入り方にこだわる

動画の内容が複雑になるほど、必要な機材や人材が増え、修正回数も多くなるでしょう。

その結果、費用も高くなる可能性があります。

依頼先の規模や実績

依頼先の規模や実績によっても、動画制作の料金は変動します。

一般的には、以下のように考えられることが多いです。

依頼先	・フリーランス ・クラウドソーシングサイト	動画制作会社
制作費	約3万円~60万円	約10万円～200万円程度
安さ	★★★★★	★★★☆☆

フリーランスの場合は、自分で制作を進め、料金設定も決められます。

実績が豊富なフリーランスの方に依頼すると料金が高くなることもありますが、仲介手数料などが取られないので、一般的には手ごろな価格で対応してくれることが多いです。

一方、動画制作会社には、専門的な機材があり経験のあるスタッフがいるので、動画の質が担保されています。

ただし、その分費用は高くなるので、注意が必要です。

なお、小さな会社であれば、比較的リーズナブルに対応してくれることもあるでしょう。

納期

納期が早ければ早いほど、動画制作側はタイトなスケジュールで作業をすることになります。

そのため、納期が早いと費用が高くなることが多いです。

動画制作は、基本的に2ヶ月から3ヶ月程度かかるということを念頭に置いて、余裕を持って依頼するようにしましょう。

修正を繰り返すと、納期に間に合わない可能性もあります。

ご自身と動画制作者のイメージが一致していないと、修正回数が増えてしまうので、コミュニケーションを密に取ることも大切です。

動画制作者の質

動画制作者の質が高い場合は、費用も高くなる傾向にあります。

では、そもそも「動画制作者の質」とは、どこで判断するのでしょうか？

具体的には、以下のような例が挙げられます。

・コミュニケーション能力 ・スケジュール管理能力 ・技術力 ・アイデア力

コミュニケーションがまともに取れない場合、依頼者の動画制作のコンセプトをしっかり把握できないまま、作業に取り掛かってしまう可能性があります。

疑問を曖昧にしたまま動画制作を進めて、満足度の低い動画が完成してしまうパターンも考えられますよね。

逆にコミュニケーション能力が高いと、意見の擦り合わせをしっかり行ってから、作業を進めてくれるでしょう。

また、スケジュール管理ができている場合、納期に合わせてスムーズに対応してくれます。

技術力やアイデア力があると、動画のなかにもユーモアやインパクトが生まれて、より質の高い動画になるでしょう。

このように、「動画制作者の質」が高いと、自ずと動画のクオリティは高くなります。

そのため実績もつきやすく、必然的に制作料金も高くなるでしょう。

動画制作料金を安く抑えるコツ

ここからは、動画制作料金を安く抑えるコツについて、以下の5つに分けてご紹介します。

• 企画・構成を明確にする
• 必要な素材を自分で用意する
• 複数の依頼先から見積もりを取る
• オフシーズンに依頼する
• クラウドソーシングサイトを活用する

それでは、1つずつ見ていきましょう。

企画・構成を明確にする

動画制作を依頼する際に企画・構成が定まっていると、先方との打ち合わせが少なくなるので、費用を抑えることができます。

企画・構成では、以下のようなことを決めておきましょう。

• 配信媒体
• 目的
• ターゲット層
• コンセプト
• メッセージ

配信媒体が何かによって、動画のサイズや尺が変わるので、まずは媒体を決めることが大切です。

また、動画制作の目的とターゲット層を絞ることで、自ずとコンセプトも定まってきます。

たとえば、ネイルサロンの宣伝動画だった場合の目的とターゲット層を考えてみましょう。

・目的…店舗の知名度を広げて、集客をしたい ・ターゲット層…20代女性

集客が目的なら、まずは店舗の魅力を伝える必要があります。

また20代の女性をターゲットとしているので、以下のようなことを伝えてみると、良い効果があるでしょう。

・ネイリストが同世代（20代）であること ・最新デザインが多いこと ・料金が比較的リーズナブルであること

このように、目的とターゲット層を絞ると、明確なコンセプトが浮かんできます。

メッセージは、コンセプトに付随した「若い女性にもおすすめのリーズナブルなネイルサロン」などと打ち出してみるとよいでしょう。

必要な素材を自分で用意する

必要な素材はご自身で用意しておくと、制作依頼をしたときの費用を抑えることができます。

動画制作に必要な素材としては、以下のようなものが挙げられます。

• 背景素材
• 商品や店舗の動画
• 挿絵写真

素材サイトからダウンロードすることもできるので、背景素材や挿絵などはご自身で用意しておくことをおすすめします。

ただし、商用利用可能な素材であるかどうか、各素材サイトの規約を確認するようにしましょう。

素材サイトの例は以下の通りです。

• Unsplash
• Pixabay
• Pexels

また、自社製品や店舗のPRをしたい場合は、事前に製品使用時の様子や店舗の内装を撮影しておくと、費用削減に繋げることができます。

複数の依頼先から見積もりを取る

複数の依頼先から見積もりを取ることで、動画制作の相場が見えてきます。

相場が分かると、安く制作をしてくれる業者も瞬時に判断できるようになるでしょう。

また、相見積もりを出すとプランの充実度や特典なども比較できるので、より条件の良いところに依頼できる可能性が高まります。

複数の依頼先から見積もりを取るのは少し手間ですが、メリットは多いといえます。

ただし、見積もりが有料の場合もあるので、無料であるかの確認も忘れないようにしましょう。

オフシーズンに依頼する

動画制作には繁忙期と閑散期がありますが、基本的には一般的な世の中の動向と似ています。

繁忙期は、以下の通りです。

・2月…4月に向けたCM、リクルートPV制作など ・3月…4月に向けたCM、リクルートPV制作など ・4月…GW明けの展示会、式典など ・8月…9月の改編期のテレビCM、番組制作など ・10月…年末商戦向け動画、年末年始特番の準備など ・11月…年末商戦向け動画、年末年始特番の準備など

逆に1月・7月・9月は、目先のイベントが少ないので、閑散期といえます。

閑散期に依頼をすると、比較的安く対応してもらえるうえに、納期の融通も利きやすいのでおすすめです。

クラウドソーシングサイトを活用する

クラウドソーシングサイトは、料金を設定して検索できるので、ご自身の希望に合った予算の業者を見つけられるでしょう。

ただし、ワーカーの動画制作の実力を見抜けないと、クオリティの低い動画を納品される可能性もあります。

さまざまなワーカーとで出会えるメリットがある一方、レベルの低いワーカーに当たってしまうリスクもあることを念頭に置いておきましょう。

※主なクラウドソーシングサイトは上述しているので、ぜひ参考にしてみてください！

動画制作における注意点

ここからは、動画制作における注意点を、以下の5つに分けてご紹介します。

• 著作権・肖像権侵害に注意
• 契約内容をしっかり確認
• コミュニケーション不足によるトラブルを防ぐ
• 修正回数や納期について事前に確認
• 予算とクオリティのバランスを考える

注意点を把握して、正しく動画制作を依頼しましょう。

著作権・肖像権侵害に注意

1つ目の注意点として挙げられるのは、著作権・肖像権侵害です。

著作権は制作会社に帰属することが多く、ご自身のお店や商品の動画であっても、2次利用を禁じられていることがあります。

その規約を知らずに2次利用をすると、不正利用扱いになってしまうので、注意が必要です。

制作された動画の利用方法について、制作会社としっかり確認するようにしましょう。

また、モデルやタレントを起用すると肖像権が発生します。

そのため、各事務所に使用許可を得てから動画制作を行う必要があります。

モデルやタレントを起用した動画は、使用期間が制限されていることも。

使用可能な期間を過ぎても動画を公開しつづけていると、肖像権侵害になるので注意しましょう。

契約内容をしっかり確認

契約内容の確認を怠ると、後々トラブルになる可能性があります。

そのため契約をする際は、以下の内容をしっかり確認することが大切です。

• 著作権や使用権
• 機密情報
• 納期
• 納品形式
• 損害賠償

その場で契約することになった場合でも、上記ひとつずつに丁寧に目を通して、内容を理解してから契約するようにしましょう。

コミュニケーション不足によるトラブルを防ぐ

動画制作中に意識すべきことは、こまめなコミュニケーションです。

コミュニケーションを怠ると、制作途中でだんだん動画のイメージがずれてしまう可能性があります。

完成した動画のクオリティに満足できずに、何度も修正をかけると、納期に間に合わなくなったり、追加費用が発生したりする可能性も。

トラブルになるリスクを避けるためにも、コミュニケーションをしっかり取るようにしましょう。

修正回数や納期について事前に確認

修正回数や納期を事前に確認しておくことで、双方が誤解なく動画制作を進められます。

トラブルさえ起きなければ、損害賠償や機密情報は意識しなくても良いですが、納期や修正は動画制作で欠かせない工程です。

そのため、必ず細かく確認を取るようにしましょう。

修正回数に制限があるか否かの確認も大切ですが、何回目の修正から有料になるかの確認をしてくこともおすすめします。

特に短期間で納品してほしい場合は、先方に納期を明確に提示して、延長できない旨を伝えておきましょう。

万が一納期に遅れた場合の対処方法も、事前に先方と決めておくことをおすすめします。

予算とクオリティのバランスを考える

予算によって、動画制作のクオリティはかなり変わります。

そのため、予算とクオリティのバランスを考えることが大切です。

低価格で動画制作をしている会社に依頼をすると、スタッフの技術が低くて、満足できない可能性もあります。

そのため、予算内でクオリティの高い動画を制作をしてくれるかどうかを見極めなければなりません。

そのためにも、口コミや制作実績を参考にすることをおすすめします。

動画制作料金に関するよくある質問

せっかく動画制作を依頼するなら、満足できる動画を制作してほしいですよね！

そこで、ここからは動画制作料金に関するよくある質問（以下の5つ）にお答えします。

• 動画制作の相場を教えてください
• 動画制作会社とフリーランス、どちらに依頼すべきですか？
• クラウドソーシングサイトでの依頼は安全ですか？
• 見積もりを取る際に注意すべき点はありますか？
• 契約前に確認すべきことはありますか？

それでは、さっそく見ていきましょう。

動画制作の相場を教えてください

動画制作を依頼した場合の費用相場は、1万円〜200万円程度です。

ただし、依頼先によって平均相場は以下のように異なります。

依頼先	平均相場
動画制作会社	10万円～200万円程度
クラウドソーシングサイト	5万円〜60万円程度
フリーランス	3万円〜30万円程度

また、動画の種類によっても平均相場は異なります。

動画の種類	平均相場
セミナー・イベント動画	10万円～80万円
YouTubeチャンネル用の動画	1万円～100万円
インタビュー動画	3万円～200万円

このように予算に幅があるのが、動画制作の特徴です。

依頼前に、動画制作のイメージを明確にして、ある程度相場を予測してから依頼するようにしましょう。

動画制作会社とフリーランス、どちらに依頼すべきですか？

上述した通り、動画制作会社とフリーランスによって予算が変わります。

そのため、料金を抑えたい場合はフリーランスに依頼することをおすすめします。

一方、動画制作会社のほうが動画のクオリティが担保されているので、“確実なクオリティ”を求める場合は、動画制作会社に依頼をしたほうがよいでしょう。

クラウドソーシングサイトでの依頼は安全ですか？

クラウドソーシングサイトでの依頼は、一般的に安全とされています。

しかし、悪質なワーカーがいる場合もあるので、以下のような点を確認しましょう。

• クラウドソーシングサイト上の口コミ
• 途中で契約解除しているクライアントが多くないか
• 入金システムが後払い制か否か

「支払いが遅かった」「返信がなかなか来なかった」など、トラブルの要因になりそうな口コミがないか確認することが大切です。

また、途中で契約解除しているクライアントが多い場合は、何かしらのトラブルをひき起こしがちなワーカーの可能性があるので、依頼は避けたほうがよいでしょう。

また、後払い制のクラウドソーシングサイトであれば、入金トラブルが起きづらいです。

サイトに登録する前に、後払い制を導入しているか否かを確認しましょう。

なお、有名なクラウドソーシングサイト（下記3つ）は後払い制です。

• CrowdWorks
• Lancers
• ココナラ

クラウドソーシングサイト選びに迷った方は、上記3つのサイトを覗いてみてくださいね！

見積もりを取る際に注意すべき点はありますか？

動画制作の見積もりを取る際に注意すべき点として、以下のようなことが挙げられます。

• キャストの契約期間
• 完成した動画の利用可能な範囲
• 費用の詳細

キャストの出演がある場合は、契約期間を確認して、いつまでその動画を使用して良いか把握しておきましょう。

また、完成した動画は制作者側の著作物になるので、利用可能な媒体などを確認して、不正利用にならないよう気をつけることが大切です。

また、費用の詳細を確認することも欠かせません。

移動費やロケ地費などが見積りに含まれているかを確認して、追加請求が発生しそうな場合は、先方に内訳の内容をより詳しく尋ねるようにしましょう。

契約前に確認すべきことはありますか？

動画制作を依頼する前に確認すべきことは、以下の通りです。

• 制作期間
• 制作費用
• 制作実績

動画制作を依頼する際、「この日までに仕上げてほしい」という納期の目安があると思いますが、制作期間が曖昧なまま契約すると、納品が間に合わなくなる可能性が出てきます。

不誠実な制作会社の場合は、提案時と契約時に納品日を変えてしまうこともあるので、契約書面をしっかり見て、内容に相違がないか確認しましょう。

なお、制作実績が希望している動画に近いかどうかを確認してから依頼すると、満足度の高いものを納品してもらえる可能性が高いです。

公式サイトやポートフォリオ（作品集）で、先方の制作実績を確認しましょう

まとめ

本記事では、動画制作を依頼するときの料金相場などをご紹介しました。

本記事をまとめると以下の4点になります。

• 動画制作の費用相場は、1万円〜200万円程度
• 依頼先・動画の内容によって相場は大きく変動する
• 動画制作者会社は動画の質も料金も高い傾向にある
• フリーランス・クラウドソーシングサイトは、料金と動画の質に個人差がある

動画制作の料金には幅があるので、動画のコンセプトや構成を明確にすることで、正確な見積もりが出るよう準備しておきましょう。

依頼先については、作業実績などを確認して、じっくり検討することをおすすめします。